夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

年金記録4割特定困難

2007-11-02 00:03:41 | Weblog
安部前首相が来年3月までにきれいにすると言っていた年金記録5000万件。年金記録問題検証委員会は4割は誰のものかはっきりさせるのは難しいと答申した。
手書き時代の記録を最初コンピューター入力する時、私たちはカタカナを使った。16ビットか8ビットか、悩んだ。コンピュータの技術が幼く、ディスクが極めて貴重な時代、私たちは当然の選択として半角カタカナに飛びついた。
そして、コンピューターに余裕ができて全角時代がやってきた。都度私たちは、切り替えの困難に直面した。名寄せである。機械は私たちと違い物事をファジーに理解しない。
名寄せできなかった5000万件、一件は一人の1ヶ月分の納付記録と思う。これを頑張れば名寄せできるように言ってのけた安部前首相の責任は重い。できもしないことを頑張ればできるように言ってのけた政治家、精神力でアメリカに勝てるように言ってのけた昔の政治家に、そして軍人にどこか似ている。
そして、委員会は何らの解決策も指摘できず抽象的な責任論議に終始している。これも問題解決策を提供せず、非難で騒いで何らかの仕事をしたかに振る舞う、この態度も如何なものかと思う。責任ある大人のすることとは思えない。