夜と霧

迷える子羊
ーこの場を借りて自分の考え方を確立したいと思っていますー

大いなる野合を望む。或いは大義ある野合を望む。 その二

2016-06-22 20:11:17 | Weblog
安倍首相は安保法と称するもので解釈改憲ということをやってのけた。
安倍憲法の成立である。
と私は書いてしまった。これは誤りである。
改憲が成立しているわけではない。
閣議決定があり、それを前提に多数決で法律を何本か通した、それだけである。
憲法の趣旨に照らして無効なものは無効である。しかしこの無効は少し厄介である。私たちの国ではその実際の運用を離れて個々の法律が一般論として違憲かどうか判断する制度がない。つまり、それは憲法に反するよという機会がない。無効は無効のままにそのまま有効に機能する。
つまりは、自民、公明の野合に対抗する野合に今度の選挙、次の選挙と勝ってもらっておかしな法律を廃止してもらうしかない。

さて、野合の続きである。
私は安倍首相がおかしなことを言い出した時に公明党に期待した。
立憲の趣旨をこの党は守ってくれると思った。
政権にあって影響力を行使することで立憲の趣旨を守ってくれる。
しかし、期待は裏切られた。
政権の蜜は甘い。
政権の蜜を吸うためにできた野合は所詮はそれ以上でもそれ以下でもない。蜜を吸うための大義なき野合であった。
たまたま、政権についている期間が長いから、野合の期間が長いから私たちも、創価学会をバックに持つ公党と自由と民主主義を標榜する人たちの野合に気が付かない。

まずは政権にすり寄る野合に立憲の本旨を実現する野合が対抗することを望む。