ハナちゃん脱走事件

以前にもブログに書きましたが、ハナは立ち退きになった家に住んでいた人が飼っていた子で、引越す時に連れて行けず置き去りにされていたのです。
保健所に連れて行くしかないと言うその家の管理会社の人から、レスキューして来た子でした。
うちにまだ慣れていない頃1～2回脱走して、1回などは私が予想もしない、車がたくさん通る大通りを渡って少し先の工場の敷地内に入り込み、首に付けていた電話番号の札から知らせていただき、引き取りに行ったのです。

名護では義母の家に滞在し、そこには犬が2匹いるため、周りをネットとフェンスで囲み、一応出られないようになっていました。
でも自由に放していたわけではなく普段は繋いでいたのですが、帰る日に散歩代わりにちょっと綱を外し、片付けなどで目を離したほんの2,3分の間にネットの隙間を多分くぐっていなくなってしまったのです
さあ大変
義母の家を少し出るとすぐに国道でトラックがビュンビュン走っています。
それに林と言うか、山に囲まれ、その中に入って行ったら探しようがありません。
歩道を歩いているかもと、車2台でグルグル探し回り、私も歩いて「ハナー！！」と呼びながら、探しました。
帰る前に緑の服を着せていたのですぐ目立つはずと、あちこち行ってみましたがいません。
1時間ほどして、もう1度車で山側の道へ行き、一つ道を通り越してふと、そっちは見てなかったとバックして戻って曲がって行くと、茶色い犬がトボトボ歩いています。沖縄はわりと野良犬を見かけるので、服は着ていないし、あれじゃないよねと、取りあえず「ハナ！」と呼んで見ると、こちらを振り向き、ハナではありませんか！！！
車のドアを開けると飛び乗ってきました。
どこでお洋服脱いできたの！
首輪や背中にドロを付けて、ブッシュの中にも入った様子。
大冒険をして来たようです。

もう少ししたら空港に行かなくてはならないし、見つからなかったら沖縄のノラになるところでした。
国道で車にでもはねられていたら、とぞっとします。
まだまだ見つからず、その後もし義母の家に戻ったとしたら、また迎えに来るようでした。
あーーーよかった

1時間くらい探し回りました。
まったく鼻があかむけなので鼻が利かないのかな。
本人（本犬？）も、とっても不安そうに歩いていましたよ。
おばかさん。

とにかくめでたしめでたしでした。