ばら色の人生を生きよう!

人生をたのしんで生きたい。La vie en rose.

瀬川監督/したまちコメディ映画祭in台東

2011-09-20 11:29:05 | 映画レビュー
昨日はしたまちコメディ映画祭in台東の瀬川監督特集の「喜劇 逆転旅行」を見てきました。
すっごくおもしろかった!



なつかしい昭和歌謡とドリフも顔負け?のギャグで久しぶりにお腹を抱えて笑いました。
最近こういうシンプルな誰も傷付けないコメディがありませんよね。
いつも誰かを突っついて笑いを取るような毒を含んだ笑いばかりで。

フランキー堺さんの芸が絶妙!!
伴淳さんやみやこ蝶々さん他の脇を固める役者さんの表情や台詞のおもしろいこと!!
生き生きとしてそれぞれの人間性があって、そして誰にでもあるような出来事を共感させつつ笑わせる、エンターテインメントでした。
倍賞千恵子さんも役名はまた、さくら、でしたが、あのさくらとはまったく違うキャラの積極的な女性で、それがまた嫌味なくかわいいのです。
瀬川監督の映画が上映されていた頃はまだ子供だったので、映画館で見ることはなかったのですが、あの時代の雰囲気や流行っていた歌は知っているので、とてもなつかしく幸せな気持ちになりました。
またいろいろDVDを借りて、見てみたいです。
若い人にも見てほしいなぁ。


瀬川昌治監督と、お隣は女優の秋川百合さん。


浅草中映劇場前で井坂聡監督。

上映前に瀬川監督と井坂監督のトークショーがありました。
当時の様子やいろいろ裏話も聞けて楽しかったです。
瀬川監督は現在、次回作に向けて制作進行中だそうですので、また新しい瀬川作品が見られそうで楽しみです。
その時また、助監督は井坂さんがされるのかな。。。
すごい。
っていうか井坂監督の次回作も待たれるところです。

私もどこかにちょこっとでも出させていただきたいな。

終了後は監督を囲んで瀬川塾の面々と打ち上げ、そしてその後井坂監督と残ったメンバーでもんじゃを食べに(もう少し飲みに!)行きました。
井坂さんが以前、浅草寺の裏の昔からあるもんじゃ焼きのお店で、土手を作ったら怒られた?とかいうので、土手を作らないもんじゃ焼を作って下さいましたが、それがおいしいの!!
チーズ入りだったせいもありますが、クリスピー部が多くなって香ばしくておいしい。
私もこれから土手なし派になります。

なかなか楽しい一日でした。




パーフェクトブルー

2011-09-18 23:50:13 | 映画レビュー
今夜は加藤ローサさん主演の、宮部みゆきさん原作、「パーフェクトブルー」を見ました。
今週は勝手にミステリーウィークで、もう一作、「蛇のひと」を借りているんだ。
パーフェクトブルー、普通におもしろかったけど、映画というよりはテレビドラマっぽかったかな。
ローサさん、可愛すぎるから、何か探偵という役柄と合わない気がしました。
いくら犬を連れていても、夜中の繁華街の捜査は危ないと思ってしまいました。
宮部作品は好きなんだけど、あっさりミステリーな感じで、もう少し原作は深いのかな、読んでないのでわからないけど、犯人の心理がいまいち伝わって来なかったような。
一つずつ章を分けて構成され、バラバラなそれぞれのストーリーが最後にぴったりまとまるんだろうと楽しみだったのですが、まとまったのですが、何となくだんだんあまりハラハラ感が無くなって行ったのが、私としては少し残念でした。
ものすごく良かったとは言えないけれど普通に楽しめる映画です。
加藤ローサさんが可愛いのが印象に残る映画でした。
ま、それもいいのかもしれませんね。

ところで今夜は劇団はちおうじの稽古がありました。
脚本を勉強しているという方が見学にいらして、最後にわたしの所へみえて、「はながある」とおっしゃって下さいました。
ありがとうございます。
自分が見えなくて悩んでいる時に言っていただくそんな言葉がとても励みになります。
もう少し頑張ってみたいと思っています。




男って!

2011-09-14 23:43:59 | 映画レビュー
TSUTAYAさんでDVDを借りて見ました。

「ラヴアクチュアリー」と「スモーク」
両方ともたまたまクリスマス絡みのお話でした。
クリスマスは欧米人にとって本当に特別の日なんですね。

「ラヴアクチュアリー」はイギリス映画で、たくさんの有名な役者さんが出てくるお祭り的な映画ですが、クリスマスの日、様々な人のそれぞれの人生が切り取られて表現されて、暖かかったり切なかったり楽しめました。
私が印象に残ったところは、クリスマスプレゼントに夫からネックレスを貰えると期待してすごく嬉しかったのに、それは会社の若い女の子に買ったもので、夫はその子にあげてしまった、その社長さんの妻が、子供の前ではショックを隠して一人で涙するところが切なかったです。もう男って!!

「スモーク」はこれはほとんど男性ばかりの映画ですが、みんな人間らしい、失敗ばかりだけど愛すべき男たち。
折角戻ってきた自分の5000ドルを昔の女に、それもかなり問題ある女に、ポンとあげてしまうのだけど、あのお金はあれで生きるのでしょうか。
彼はそんなことはどうでもいいのだろうけれど。。。もう男って!!!

蒸発した父親を見つけて近づいていた超生意気な男の子が、自分の名前を父親に告げる場面は、ちょっと泣けました。
あの父親はどうしてあんなに怒ったんだろう。。。。


特に何か解決してどうなるというストーリーではないけれど、でもクリスマスなんだから全てをリセットしてまた新たに生きて行こうという力が、どちらの映画にも感じられました。
クリスマスとはきっとそういう日なんですね。



今日はまだまだ夏でしたねー。


暑い暑い、なーんて思っているうちにあっと言う間にクリスマスが来ちゃうのかなぁ。














麻生久美子さん

2011-09-01 23:42:55 | 映画レビュー
昨日、インスタント沼見た。
ばかばかしいといえば言えるけどおもしろかったよ。
途中で、えー、どうしようかなーと思った時もあったけど、頑張って最後まで見たら、おもしろかった。
これって、麻生久美子さんの力だと思う。

脇をかためる役者さんも良かったせいもある。

映画って複雑。

で、最近やっとノルウェイの森を読んだんだけど、映画は見てないんだけど、緑役は麻生さんみたいな感じがいいと思った。(年齢は別として。)

見てないから言えないけど、直子役は凛子さんじゃ強すぎない?
イメージとして。
もっとこわれやすい純粋な感じの人。。。。は誰かな?
(凛子さんは強くてもっと精神がたくましい感じがする。)

見てないから何とも言えないけど、でも松山ケンイチさんは見た目としてイメージピッタリと思った。

やっぱり映画を見てからコメントしよう。(もうしてるけど。)
乞うご期待。(え?)

マナマナ!

2011-06-30 22:36:33 | 映画レビュー
昨日は3カ月通った瀬川塾の最終日でした。
最終日は井坂監督でした。


完璧に覚えたつもりだったし、もし台詞がドンピシャじゃなくても何とかして芝居を止めずに出来るはずだったのに、なんで向こう行くと白くなってつまるんだ!!!
それは台詞が入ってないと同じだと言われるけれど、こんなんじゃ、私の頭にはいつ入って来るんだ、自分に自信がなくなってこっちに戻ってから私にはやっぱり出来ない、ダメダダメダと繰り返してた。

キャメラを廻してからは完璧ではもちろんないけれど、監督に「何とか逃げ切りましたねー。」と言われたけれど(2度芝居を止めたら罰金とチェンジ!だったので)後で私の演技の場面を映像を見せていただいた時、自分に甘いかもしれないけれど、思ってたよりは出来ていたので、少しほっとして、やっぱりもう少し頑張ってみたいと思いました。
今の私の課題は何とも初歩的ですが、ドキドキして冷静で無くなることがないように、緊張は勿論だとしても、向こうでちゃんと生きられること。
緊張しつつ冷静でいられること。

最近、特に怖くなってきた。
なんでだろう。
やればやるほど怖い。
怖がることないのに、と思いながら怖い。

この時期を通り越せるのかわからないけど、でも結局、私はまだやり続けたいのです。



全て終了してからいつもの白○屋へ行き、打ち上げをしました。


いらして下さった俳優の野村信次さんと。

打ち上げでは野村さんのお隣りに座らせていただき、また、瀬川監督が正面にいらして、いろいろお話を聞けました。
瀬川監督からは勉強するようにと熟女の塾生達にDVDを貸していただき、私がまず一番に見せていただくことになりました。
瀬川監督からは、「初めはどうなることかと思ったけど、良くなったよ。またおいで。」と言っていただきました。

楽しかったです。


井坂監督と。
テーブルはご一緒出来なかったのですが、最後に写真を撮らせていただきました。

それからちゃんと覚えていて下さって、『マナに抱かれて』のDVDを貸してくださいました!
今日すぐ、見ました。
マナはハワイの言葉でスピリットとかいう意味なのですが、今の私に偶然ですが、ピッタリ来る言葉ではないでしょうか!?
マナに抱かれたいー。

大きく息を吸って、落ち着いて、マナを感じて、向こうで生きられるように。





昭和な一日

2011-03-27 14:10:01 | 映画レビュー
昨日は、神保町シアターでやっている「女優とモード 美の競演」の中の
「あした来る人」を観てきました。

1955年の映画いうことで、月丘夢路さん、新珠三千代さん、三国連太郎さん、三橋達也さん等が若者で、いろいろ複雑に絡んだ人間関係の中で葛藤し生きている。しかし皆、若さゆえのこうした苦しみを乗り越えて「あした」またやってくる立派な人間となるだろう。。。というようなストーリーです。

月丘夢路さんも新珠三千代さんも若くて美しく、月丘さんの和服が特に素敵でした。
何度か締めていた(着物は変えても)モダンな柄の帯が、とても好きでした。
(あんな感じの帯が欲しい

三国さんもきれい!佐藤浩一さんも大好きですが、お父様の方が繊細な感じですね。
おもしろい。
三橋さんは今ならジャニーズ系な感じ。
みんな若かったんですねーーーーー。(当然!)

日本語も美しく、やはり時代を感じましたが、その時代のトレンディドラマだったのでしょうね。
これがきっとすごくかっこよかったんだろうなと思う部分がたくさんあり、とても興味深かったです。
スピッツがかわいかった。


その後夕方5時から瀬川塾だったのですが、一時間くらい時間があったので、神保町駅近くにある「さぼうる」という古い喫茶店で腹ごしらえをしました。

 

ここも確か1955年くらいの創業だとかの、山小屋風の昔の喫茶店で、なにやらとてもなつかしい優しい場所でした。
オープンサンドとコーヒーをオーダーして、一人でじっくり良い時を過ごせました。

冤罪

2011-03-10 23:06:28 | 映画レビュー
今夜は『日本の黒い夏』をじっくり見ました。

オウム真理教の恐るべきテロを、かつてないとてつもなく邪悪な事件だったため、警察もマスコミもひたすら早く犯人を特定したくて、第一通報者のKさんを被害者であるにもかかわらず、犯人に仕立て上げて行こうとする恐ろしさを、とても真面目に描いた映画でした。
真面目すぎて、少し迫力というか緊迫感が薄れた感もありましたが、でもいい映画でした。
この事件を改めて忘れてはいけないと感じました。
寺尾さんの演じた神部は本当にKさんのようでした。
というか、以前から思っていましたが、Kさんは冷静で思慮深い本当に立派な方と思います。

オウムがサリンを発生させた駐車場の脇のKさん宅に、何故、さまざまな薬品があるという偶然が重なったのでしょう。(オウムはそこまで調べた??)
また、どこの博士だ、バケツでもサリンが作れるなんて言ったのは!!

警察もマスコミもこんなにあやふやなことで動いているのなら、冤罪だらけになってしまいます。
事実に基づいているだけに恐ろしさでいっぱいです。
もしKさんでなかったら、もし地下鉄でオウムがもう一度サリンを撒かなかったら、辛さを逃れるために自白して、まだ捕まったままだったかもしれない。
または、もし始めから事実を踏まえた捜査をしていれば、もっと早く、地下鉄の事件を防いで、彼らを捕まえられたかもしれない。
確か、河口湖のあの近所の住民も、何度も訴えていたのだから。

この映画はあの事件をもう一度考え直すきっかけになりますが、やはりあの事実を超える映画にはなっていないように思います。
でもまだまだホットな事件で遺族の方もいらっしゃるので、そう激しい内容にはできないですよね。

映画としておもしろかったですが、少しあっさり作られてる感じもしてしまいました。
ただ本当に二度と起きてほしくない恐ろしくばかげた事件でした。




姑獲鳥の夏

2011-03-09 16:16:39 | 映画レビュー
借りていたDVD、まずは京極夏彦の『姑獲鳥の夏』を見ました。
この原作読んだときはおもしろくて、ぶ厚い1冊をすぐに読み終わったのですが、このストーリーがどうやって映画になったのか興味があり、また最近堤真一さんがなかなかいい味なので、借りてみました。

結論としては(私の)やっぱり映画にするのは難しいということです。
それに、これ、原作を読んでいない方に内容がつかめたのかな。
私もわかりにくかったし、なんかすごく怖がらせようとする感じが見えて、かえって怖くなくなる気がしました。

それと役者さんの感じがあの時代じゃなく見える。
人間の顔も時代と共に変化していってるのでしょうか。
昭和の始めの感じがしない。

ちょっと違うかもしれないけど、ツィゴイネルワイゼンはそういう雰囲気、むんむん醸し出してたから、やればできるのかな。
でもツィゴイネルワイゼンはもう一時代前だものね、やっぱり人間が変わってきているんだ。
そうそう、時代劇とかも、そういう意味で違和感あるときありますよね。



もう少し、もう少しでおどろおどろしい世界に行けそうだったのに、ちょっと残念。

堤さんは、でもその時代の感じではありました。




余命、そしてみんなに挨拶は大事。

2011-02-07 22:11:43 | 映画レビュー
昨日はBSでやっていた松雪泰子さん主演の『余命』を見ました。

考えちゃいますねー。

でもやはり主人公のあのやり方はある意味自分勝手だと思うなあ。
夫婦二人の子供なのだから、夫も一緒に考える権利があると思う。
そして、夫に「自分はもう死んでしまうんだからやりたいようにやらせて!後はお願い!!」(結局そういうことだよね、彼女がやったことは)と必死に説得して、しぶしぶでもわかってもらって、一緒に苦しんで出産した方が『夫婦』じゃないのかなあ。
でも結局は言っても言わなくても同じなのかもしれませんね。
夫婦にはその夫婦それぞれのわかり合うことがあるのだろうし。

いろいろ考えさせられますが、松雪さんはいかにも、かよわくて、はかなくて、いいよいいよ、頑張ったものね。。。と言ってあげたくなる素晴らしい演技でした。

エンドロールのラップでちょっと、「あれ!?」と思ったのですが、現代的な終わり方にしたかったんでしょうね。

子供って、未来につないで行くものなんだと、改めて考えさせられる映画です。




子供と言えば、

今日仕事で、あるお宅のお庭で道路に背を向けて業者さんの説明を聞いていたのですが、後ろの歩道で「こんにちはー!!」と元気な子供の声が。

私の住んでいる近所でもないので知り合いもいない地域だし、もちろん私にではないと振り向きもしなかったのですが、

また大きな声で「こんにちはー!!こんにちはーーー!!!」

思わず振り向くと、黄色い帽子をかぶった小学1年生らしい(もうすぐ2年生だよね)もちろん知らない女の子2人と男の子1人がこっちを向いてもう一度「こんにちはーーー!!」

その子達3~4メートル離れていたから私、目が悪いので、こちらを見ているのかわからず、でもキョロキョロ周りを見回しても他にいないので、え?私達に??と思い、一応
「こんにちは。」と返したら、
ようやく安心して帰って行きました。
あ、私達に言ってたんだ。。。ごめん。。。。ん?

下校途中で会った人みんなにご挨拶しなさいと教えられているのかな。
素直で可愛かったけど、
わざわざ振り向かせてまで知らない人を呼んで挨拶っていうのも、何かちょっと違和感ありますね。

ま、元気に育ってくれたまえ。





歩いても大停電?

2011-01-31 23:49:50 | 映画レビュー
明日の10時の開店までに返さなきゃならないから、急いで見ました。
『歩いても歩いても』と『大停電の夜に』

先週はサッカーもあったし、飲み会もあったりで夜忙しかった!

で、2作品ともあまり起伏のない、何だか淡々と人生がある、みたいな映画でした。

歩いても。。。は結構好き。
ある日のある家族のある一日を、ひょこっと覗き見したような、何でもないような映画ですが、どこにでもありそうなちょっとした毒と暖かさをうまーく表してくれておもしろかったです。
役者さんがみんなそれぞれいい仕事しています。
特にYOUさん、見直しました!(失礼!!)
本当に一人一人の役者さんが自然で素晴らしく、あーさすがだなーと感動します。
お勧めです。

大停電。。。はロマンチックな映像でした。
いろんなエピソードが絡まりあって、登場人物も交叉して、シーンの距離感がわからなくなりましたが。
個人的にはそれぞれのペアが何となくマッチしてないように感じました。
なぜかな?
田畑智子さんがいい味出してました。
全体的にはほんわかといいムードの映画でした。


話はガラッと変わって、サッカーですが、
興奮しましたねー。
本当にいいチームになりましたね。
大事な1点を入れた李選手が言っていました、毎日毎日努力していれば必ず神様が見ていて力をくれる。。。みたいなことを。
いい言葉だね。
(何故か頭の中では『トイレの神様』がリフレイン♪)
がんばろー