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ばら色の人生を生きよう!

人生をたのしんで生きたい。La vie en rose.

重力ピエロ

2011-01-19 22:41:35 | 映画レビュー
このところ、意識なく伊坂幸太郎作品を借りていて、続けて見てました。
(ゴールデンスランバー、鴨とアヒルのコインロッカー、重力ピエロ)
原作は、実はひとつも読んだことがないのです。

監督はひとつは違う方でも、全部場所は仙台で、そして原作者が同じせいか、独特の似た雰囲気があります。
そして3作とも、主人公が見る者を納得させるだけの理由を持って犯罪を犯し、そして最後は逃げる。

ラストが辛い映画はイヤですが、この終わり方ばかりだと如何なものかと思います。
やはり罪は償いそうな方向で終わってもらわないと、訳のわからない変な人がこういう映画をみて、悪いヤツはどうなってもいいと考えたら困ります。
悪いヤツと決めた本人が悪いヤツの場合もあるし。
ま、警察が正しいばかりではなさそうな世の中だから、難しいのですが。
取りあえず警察や国家が正しいという展開にしてもらわないと、生きているのも辛くなる。(特に、リアル社会、おねがいしますよ。)

だいぶ脱線してますが、この映画はそこのところはともかく、おもしろかったです。
小日向さんも加瀬さんも、岡田くんもいい演技してました。
岡田くん、『悪人』の金持ちの息子役とは別人で、こんな演技ができるんだと感心し、『雷桜』も見てみようかと思いました。

「いつも楽しそうにしていると幸せになれるんだよ。」という言葉、私がいつも思っていることと同じです。

内容はかなり重いのですが、「重要なことは明るく言う」という映画でした。
淡々と、心に沁みます。

お勧めです。

鴨とアヒルのコインロッカー

2011-01-14 22:35:36 | 映画レビュー
借りてみました。

先日見た『ゴールデンスランバー』の濱田岳くんが印象的だったので。

初めは想像の世界が入ったり、何だかよくわからないようでいながら最後はまとまる、という私の好みの辻褄が合うストーリーでした。
おもしろかったです。
瑛太くんも良かったし、やっぱり松田龍平くんは存在感ありますね。
ケータイのコマーシャルに出ている弟くん(翔太くん)も、襖開けて顔出した途端、あらためて「やられた」と思ったんですが、お兄さんも無表情なようでいながらすごくいい。
やっぱり優作パパの血筋です。あ、美由紀ママのもね。

って、脱線してますが、濱田岳くんのキャラがいい。
やっぱりいい演技をする人は光ります。

ストーリーはペット絡みのお話で、ちょっと辛いシーンもあるのですが、冒頭に「この撮影で動物の虐待はしていません。」て注意書きが出るし、あからさまな場面ではないので、良かったです。安心しました。

鴨とアヒルの意味は映画を見ればわかりますが、このタイトルでこういう映画とは何となく想像しなかったなぁ。

おもしろかったですよ。
おすすめです。


ツィゴイネルワイゼン

2011-01-12 23:26:50 | 映画レビュー
鈴木清順監督、荒戸源次郎プロデュースのツィゴイネルワイゼン、再チャレンジしました。
むかしむかし見た時は何だか意味がわからずチンプンカンプンだった記憶がありますが、今回見て、意味なんか考えなくていいんだということがわかりました。
この世界感なんでしょうね。

荒戸監督の『赤目四十八瀧心中未遂』も見ましたが、やはり世界観が同じだと思いました。

何か此岸と彼岸の境目に彷徨っているような。。。
やりきれないもどかしさ切なさみたいなものが漂っています。

大楠道代さんは好きな女優さんの一人ですが、いつも独特の存在感があってすばらしいです。
ツィゴイネルワイゼンでは、何度も食べるシーンがありましたが、食べ方が妖艶というか、凄みがある。
モリモリ普通に食事していても何となく怖い。
微妙に不気味さを醸し出しています。
この映画の世界を完全に理解していらしたんでしょうね。


本にしても映画にしても名作と言われる作品は、何年か経って自分も年を重ねてまた読みなおしたり見なおしたりすると、違った印象や受け取り方をするものです。
音楽もそうですね。

先日BSで黒沢明監督の映画特集をやっていましたが、『乱』も、以前とはまた違った印象でとてもおもしろかったです。

やっと大人になれたのかな、なんちゃって。


ばかもの

2011-01-11 23:30:45 | 映画レビュー
昨日ようやく、金子監督の『ばかもの』を見てきました。

内田有紀さんが、ずいぶん成長されたんだなぁと感じました。
成宮くんも初めはおバカな若者が、いろいろあって成長して、大人の顔になって行く演技が良かったです。
内容はわかりやすく、後半はじーんとして、終わり方はさわやかでした。
おもしろかったです。

浅田美代子さんのお母さんがいい味出してました。

最後の場面の川が素敵。
あれは渡良瀬川?(というか、群馬県と言えば渡良瀬川しか思い浮かばなかった

途中、何度か時代の移り変わりと共に題字が入るのですが、すごーく金子監督の言葉っぽく、ほのぼのしました。

年末年始と少し忙しかったり風邪ひいたりで、公開されてもなかなか見に行かれなかったのですが、まだやっていて良かったー!!
最近は昭島のムービックスで、『お先にネット』でチケットを購入してから映画をみるのがほとんどだったので、新宿まで映画を見にいくのは本当に久しぶりでした。
割とちっちゃい画面とお部屋で、ちょっとびっくり。

何の疑いもなく、「シニア2枚!」と言ってチケット買ったけど、よく考えたらシニアって60才以上じゃない!? 何も咎められなくてショックじゃない!!
でも、50才以上のカップルでも一人1000円で見られるはずだから、ま、いいか。

そうそう、50才になって良かったことは、映画を気軽に見られるってこと。
1000円なら、いろいろどんどん見に行きたいですよね

レンタルDVDも1泊100円(旧作)だし、映画がたくさん見られて楽しいです。
今夜は若いころ見たけど、さぱーーーり意味不明だった『ツィゴイネルワイゼン』のDVDを見ました。
そのお話はまた後日。


リチャード・ギアが好き。

2010-12-23 00:18:52 | 映画レビュー
先週は久しぶりにハリウッド映画のDVDを借りてきました。

まず見たのは『ジャガーノート』。豪華客船に爆弾を仕掛けられたというイギリス映画。あれ?ハリウッド映画じゃないじゃん!ま、それはそれとして。。。?
地味だけどおもしろかったですよ。

今夜見たのは『真実の行方』。

私、実はリチャード・ギアのファンでして、昔々の『愛と青春の旅立ち』(ていう邦題だったかな?確か、Officer and Gentleman)とか『ブレスレス』、『アメリカンジゴロ』を見て大好きになったんだけど、その後の何作かを見た後、何故だかわからないけど好き過ぎて彼の出る映画を見たくなくなっちゃったんだ。
(だから『シャルウイダンス』も『ハチ』も見ていません。)
この『真実の行方』もそういう訳?で見ていなかったんだけど、久しぶりに見て、やっぱりなかなかカッコ良かった!

でもリチャード・ギアはさておき、エドワード・ノートン君の演技がすごい。
眼つきが一瞬にして変わるところに、思わずぞっとしました。こわかった。
終わり方は、いったいこの先どうなるんだ~!!と思いましたが、でもノートン君の演技を見ただけでかなり満足できました。

いい演技を見ると納得しますね。

エドワード・ノートンのファンには、今のところ特にならないけど、また彼の出演している作品を見てみようと思います。

ファンの心理は結構、複雑なのです。
でもリチャード・ギアさんにしてみれば、こんなファンじゃ、いらないかもね。






うなぎと破線のマリス

2010-12-16 01:34:07 | 映画レビュー
昨日『うなぎ』見ました。
また柄本さん、おもしろかった! 何か悔しくて付きまとっていちゃもんつけたい、自分こそ幼稚園のガキ大将みたいな雰囲気が、いやなヤツなんだけど憎めない感じが、さすがです。
もちろん役所さんの真面目で不器用な主人公も良かったです。
でもね、どうだろう、女性としてはいくら自分の子でも、大嫌いな男との間に出来た子を、別の男と一緒に育てる気になるものか。。。どうか。。。
それをウナギも誰が父親かわからなくてもたくましく生きて行くとかに繋げてもなぁ、と思いましたが、それは私の感想だから。カンヌの賞をとっているんですものね。

今夜は『破線のマリス』見ました。
おもしろかった。
黒木さん、すごくいい。人を殺してしまって興奮して声が変わってしまった様子や、そのあと息子に電話に出てもらえなくて、絶望した時の泣き声、そして次の日には素知らぬふうを装っている感じがとてもよく表れていました。演技に感動。
また陣内さんのただただ被害者なのに、何だか疑われてしまう怪しい人物の描き方がうまい!
結局、陣内さんの演じた人はとってもお気の毒。

本当にこういうことってあるんでしょうね。
実際TVを見ていて、インタビューもところどころ切ってつないであると、これでいいのかなぁと不安に思ったり、また逆に、あまりダラダラ話しているのを聞かされると何かイライラしている自分がいたり、TVにある意味毒されていると感じます。
この映画は痛烈なマスコミ批判ですね。
井坂監督の『FORCUS』もマスコミ批判でしたね。

マスコミは、もちろん表現の自由はとても大切なことですが、自分達内部で倫理委員会みたいなものを作ってもっともっと正しい報道をして行ってほしいです。
時には警察よりも頼りになりそうに感じることさえあるマスコミですから、自主的に浄化して行ってくれたらいいと思うのですが、でも視聴率が低ければ、結果として何も出来ないということになる。。。。資本主義だから。
結局、正しく進めるかどうかの全てが、私達見ている人間(マジョリティ)にかかっているということなんでしょうね。

『破線のマリス』でいろいろなことを考えてしまいました。
お勧めです。
見て、考えてみませんか?


理由

2010-12-14 00:29:36 | 映画レビュー
また借りて来た!今回は『破線のマリス』戻って来てた。それから『うなぎ』と『理由』。
オジサンが『理由』にしようというから今夜一緒に見てたのに、途中で寝ちゃったよ。
頑張って見ればおもしろかったのに。

107人(だっけ?)のたくさんのキャストがインタビューされてる形式でカメラ目線で話しながらストーリーを作って行くという、当時かなり話題になった新しい作り方の作品で、2時間以上の長い作品なのですが、そんなに長さを感じずに見ることができましたよ。
今夜は缶ビ-ル2本飲んじゃったので、途中2度ほどウトウトしかけましたが持ちこたえました!!そこで寝なかったんだから、かなり見せる作品です。

宮部さんの小説は何年か前に読んでいて、でも内容を忘れていましたが、蘇ってきました。確か、読んでいる間あちこちに話が広がって、何が何やらわからなくなりながらも読み進んで行くと、最後には全てのつじつまをちゃんと拾って合わせているのに感心した覚えがありますが、この作品もそんな感じに出来あがっています。

後半で、この事件が小説になり映画化されたという設定で、ちらっと監督さんやスタッフさんの後ろからのショットが入るのが、おちゃめでした。

以前いた事務所の先輩も出演されていたと聞いていたのですが、ちょっと気付けませんでした。ウトウトの時かな??
タイトルロールにはしっかりお名前があったので、もう一度見てみないと。。。

南田洋子さんが良かった。
これからもっともっとおばあちゃまを演じていただきたかったなぁ。
惜しい役者さんを亡くしました。

峰岸徹さんも山田辰夫さんも亡くなったんですねー。
ついこの間の映画みたいなのに、あっと言う間に時は過ぎて行きますね。

そしてあっという間にもう今年もあと少し。
来年は飛躍の年にしたいなあ

さまよう刃を見ました。

2010-12-02 23:23:58 | 映画レビュー
辛そうなのであまり見たくなかったのですが、やっぱり借りて来ました。

思ったより入り込めなかったです。。。。

現実にもっとひどいひどい事件が多くて、ニュースで報道される、被害者の(小さな少女である時もあり)、怖かっただろう辛かったであろう気持ちを推し量ると暗い重いやりきれない気持ちになっていたのですが、この映画はやはり映画なんだなとどこかで醒めてしまう部分がありました。

でも逆にそこまで辛くなくて良かったのかもしれません。。。
無難にまとめてしまったというか、犯人の若者達の描写も薄いというか、映像的に難しいのかもしれませんが、ストーリーを追って行っただけのような気がしました。
が、見終わって気が滅入るほど苦しくなくて良かった。。。。
犯人の残虐さをリアルにやられたらいたたまれなくなるものね。

ラストは賛否両論があるかと思いますが、あの父親はもう生きていたくはなかったのかもしれません。

どうせ映画なら、あり得なくても、私は昔のアメリカ映画の『リップスティック』(マーゴ・ヘミングウエイ主演)のラストの方が好き。
でも何十年か前に見たのだから、今見たらどう思うかな、わかりませんね。

『さまよう刃』、まだ原作読んでいません。
買って持ってはいますが、前述の理由で読もうという気持ちになりませんでした。
でも、そろそろ読み始めてみようかな。

DVD借りた。

2010-12-01 23:27:38 | 映画レビュー
昨日は昔見そびれていた『ウホッホ探検隊』を見ました。
いろいろ考えた。
男が情けないな。
まぁ、おもしろかったです。
十朱さん、最近お見かけしないけど、なかなか良い女優さんだったなぁと懐かしかったです。

今夜は100円じゃなかったけど見たかったので、堺雅人さんの『ゴールデンスランバー』。
見ている間はハラハラしたけど、ハラハラしてると、ちょこっとギャグをはさんで来る。
ハリウッド映画風に感じたけど、日本の国だと町中で機関銃打っちゃうのはあり得ない感じがする。あり得たら怖いな。
永嶋敏幸さんの役がアメリカ映画で見たようなキャラに思えました。

最近こういう最後に全てを解決しない(ハッピーエンドでなくてもいいから)映画が多くなった気がする。
この終わり方では主人公のこれからの人生はどうなるの?とちょっと心配。
パ-ト2を作るとか。

見ている間はすごくおもしろかったけど、終わってみると主人公の将来が心配。


それにしても香川さん、柄本さん、でんでんさん、またお会いしましたね、って感じです。
素晴らしいバイプレーヤーですね。

最後の晩餐・ダヴィンチコード

2010-11-24 23:13:53 | 映画レビュー
何年前だったかな、イタリーに行った時に修復されて公開された『最後の晩餐』を見たのですが、普通の知識しかなかったので(大してなかったってこと)「へぇ、これがそうなのー。」くらいの印象しかありませんでした。

今日、例の『ダヴィンチコード』を見て影響されたせいか、キリストの向かって左隣りはどう見ても女性にしか見えない!!
おまけに「キリストに最も愛された弟子」とあるなら女性でしょ!!
何でヨハネと言われていたんだ??
そして位置を右に変えると、ホントだ、寄りそう形になってる!!

と、すごくこの絵に興味を持ちましたが、もう一度チャンスがあればじっくり見に行きたいですが、この映画はいろいろなレヴューにもあるように、私にもよく理解出来ませんでした。

でもね、見ている間はハラハラするし、それなりに分かっている気になっておもしろいんだけど、最後にはいったいどういうことだかはっきり理解できていない感じです。

特に最後にトムハンクスがルーブルに真剣な顔で戻って行くのはなぜ??

よーく考えるとあの人、何でそんなことする必要があったんだ??とか、腑に落ちない箇所がてんこ盛り。
でも見ている間は、それはそれでミステリーチックでおもしろい。
そんな映画でした。

映画で何か得ようとか感動しようとか思わないで、取りあえずハラハラを楽しみたい人にはお勧めです。ジェットコースタームービーかな。
何作目かのダイハードs(複数のs)とかもそんな感じでした。

今回借りたのはこれでおしまい。
今度は何を借りようかな♪