暇なざれごと

ごくごく日常の話とか色々ありのノージャンルの戯言(?)日記です。

漫画家・末次由紀盗作問題。その1

2005年10月19日 17時37分45秒 | Weblog
再び著作権の話です。
(カテゴリー作った方がいいかなぁ・・・・・。)

昨日のあたりから、yahooのニューストピックスから取り上げられたり
して、色々と取り上げられたりしているので、私もっていう感じに
なってしまいましたが、元々書こうかと思っていたのですよね。
いよいよ、マスコミのご登場ですかっていう感じではありました。
実際の話。今回の騒ぎ前から、この方の盗作問題の事は知って
いました。
検証サイトも見たことあります。

末次由紀さんですが、そこそこ売れている少女漫画家です。
その雑誌では主力に入るはず。
コミックもかなり売れていましたし、作品の一つが韓国のドラマになる
とかっていう話も上がっていたそうです。

それが今回の件ですべて無くなったって言ってもいいでしょう。

雑誌社の対応は、ほとんどの方は知っての通り、既刊しているコミッ
クの回収・廃刊、さらに今後出る予定だったコミックも中止、さらに
今連載しているのも中止っていう漫画家にとっては、ほぼ廃業を
余儀なくされるような処分です。
一部の意見では、「この処分は、厳しいのでは?」っていう声も聞き
ますが、当然っていえば当然の話だったりもするのです。
検証サイトを見た私からすれば、十分なっても仕方ないかなって思う
のです。

彼女がやったのは、「トレース」だからなのです。

私も絵を描く人間なので、写真とかを参考にして絵を描くこともあり
ます。(花を描く時は、ないと綺麗に描けない・・・・・・。)
でも、彼女がやったのは「元の絵や写真を紙等にあててなぞった
もの」なのです。
よく子供のころにやっていたりするアレです。
私も昔は良くやっていました。人のこと言えないかもしれません。


「それなりに職業として食っている人がやっている」って言うことが、
問題かと思うのです。


しかもさっきも言いましたが、雑誌の主力と呼べるような人がやった
のです。
雑誌会社のチェックの甘さも露呈した感じはあります。
もっとも、この雑誌社。前にも同じようなことやっています。
この場合は新人でしたが。

「絵だけの問題だから、話つくりとか他は問題ないのでしょ?」って
いう人もいるかもしれません。
しかし、この方の場合、絵だけではなかったりするのですよね。
「電車男」って知っていますよね。ドラマにもなったヤツ。
私もドラマは好きだった・・・・・・。
それは置いて。
その話に出てくるエピソードを、まんま作品に使っているのです。
「電車男」見た人なら、「これって・・・」って思うほどの。
雑誌に載った当時ファンからの指摘を受けたのですが、本人は「話は
パクっていない」と自信もって言っていたのですが。


コミックに載った時は、その話はまんますり変わっていました。


コミックスで書き直す場合、雑誌に載った当初の画が気に入らなくて
書きなおすっていう事例はあるのですが、書きなおす作業自体
かなりの大変です。
コミックスに書き加えるのだって大変だっていう話を聞くのに。
ましてや連載持っている身でやるとなると、それなりに気に入らなけ
ればしないでしょうしねぇ・・・・・・・。
明らかに、「ヤバイ」って思って書き直したとしか思えないのですが。
あと、今回のトレースで自分のサイトの掲示板に色々と指摘書かれ
た時に、自分を擁護な返信を他人の振りして書いたりとかもあった
みたいですし。

これだけのことをやっていて、今まで何も処分されなかったのが
不思議だったのかもしれません。
今回、トレース元の絵が今同じ雑誌社のお抱えの大御所の有名な
作品だったから、その大御所の機嫌をそこない為に切ったっていう
説も流れていますけど。

復帰に関して言うと、難しいのではないかなって思うのです。
今回のでレッテルも貼られましたしね。
他の雑誌でも扱ってくれるかどうか・・・・。

確かに漫画家書くっていうことは、すごく大変な作業です。
私も経験っていうか、やっていますし。
でも、それは売れていなくても売れていても、同じようにみんなこな
しているのです。
それを忘れてしまったことに、問題があったのではないかなって思い
ました。
たとえ、見て描いても多少は仕方ないと思いますし、服とかは雑誌
とかの参考は結構されていたりするものです。
ただ、何も考えずにひたすら書き写すような作業っていうのは、心が
こもらないと思うのです。
心がこもらない絵は、ただ雑になるだけです。何も考えない話はただ
薄っぺらくなるだけです。
それを忘れてはいけないと思うのですがね。



参考サイト
漫画家・末次由紀氏 盗用(盗作)検証
(こちらのリンク先に検証ブログもあります。)

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