暇なざれごと

ごくごく日常の話とか色々ありのノージャンルの戯言(?)日記です。

微妙なライン。

2007年05月31日 20時58分06秒 | Weblog
ネットのニュースで載っていたのですが、マンガ版ドラえもんの最終回
書いた人が著作権を持つ藤子プロに対して謝罪し売上の一部を
払ったみたいですね。
私も前にこの作品に関しましては、ネットで読んだことがあるのです。
元々ネットで流れていた都市伝説の一つを漫画化しただけのもの
ですが、絵が本当にホンモノに近い形で書いてあって、
マンガの形・・・・というよりも癖までも似ていて驚いた記憶があります。
話も前向きで私は好きなのですが、やはりここまで来ると著作権は
逃れなかったのでしょうね。

二次創作・・・いわゆる同人誌とか言われる類に手を出しているもの
としては、この話題はキチンとかかないといけないと思うのです。

というのも、オリジナルなど自分で創作する場合は除き、何らかの
形でその人が作った世界を捻じ曲げてしまう可能性のあるからです。
だからっていう訳ではないでしょうが、同人誌に対してかなり嫌悪感
を抱く作家さんも少なくありません。


でも、そこから生まれる「何か」もあると思うのです。


今、よく雑誌等に載っていったり出版されている、いわゆる第一線を
走っている人たちだって、そいう二次創作から来た人たちだって
いますしね。
そいう意味では、悪くは無いでしょうですが、その人たちの作品が
けがされるって言う意味では著作権を侵害しているわけですよね。

同人って本当にオリジナルを除くと、こいう問題はなんらかの形で
著作権をしないと、ずっと付きまとっていくわけです。
難しい問題なのです。

今回の場合、よりによって「ドラえもん」っていう媒介でホンモノを
凌いでしまう恐れもあったから、こんな風になってしまったの
でしょうけど。
(昔聞いた話だと、「ドラえもん」とか一部の小学館の作品は、
ディズニー並に著作権が厳しいとか。)

でも、同人がホンモノを凌ぐっていうのは、ある話なのです。

マレだったりもしますが、その作品に愛情が原作者よりも勝って
しまう故というのでしょうか?
そいうので、いい話がかけてしまうと言うパターンなのですけどね。

やはり「売ろう」ではなく、「好き」っていう気持ちが勝るワザなのかも
しれません。
そいう意味で同人は、微妙なラインをずっと走り続けるのかもしれない
ですけどね。

私は、そいう同人が好きですね。
「できないこと」ができる場ですし、色々と問題はありますが続いて
欲しい文化ではあります。



余談。

「できないこと」ができる場の例として、やはり原作者同士のコラボ
とかがあります。
「スケバン刑事」と「砂漠の薔薇」のコラボは凄かった・・・・・。
(もちろん両方とも原作の人が書いているから、凄い。)

こいうの拝めるんだから、やはり同人って楽しいですね。


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