暇なざれごと

ごくごく日常の話とか色々ありのノージャンルの戯言(?)日記です。

上々颱風:上々颱風12~土民の歌~

2009年03月17日 23時52分23秒 | 上々颱風
おなじみのフライング買いです。
気になる方は、スルーしてください。

久しぶりのアルバムです。
もう凄く楽しみでした。

実は今回のアルバムのジャケット画像が、ネットに出てきた時に
「ああ、これはあのCDの」となかなかその人の名前が出ず、
モヤモヤとしていたのですが、このCDを聞いて「ディック・リー」の
名前を思い出しました。

そう、このCDのジャケットデザインはディック・リーの
「マッド・チャイナマン」を思い出したのです。
実際、ジャケットを確認したので違うものだったけど、なんか
そう思ったのです。

何でだろうと思いつつ、聞いてみました。
(実際はライヴでいくつか聞き済みですけどねー。)


最初は、「夜明け」という曲から。
ジプシー系の曲調です。
静かな曲でスタートというクッションを置いてでしょうか?
風が突き抜けるようなさわやかな曲であります。
朝とか、さわやかになりたい時に聞きたい曲です。

さて問題の「土民の唄Part1」。
・・・・・「Part1」?

「Part2」もあるのかいぃぃぃぃ!!Σ( ̄□ ̄;;;
(・・・・それ以降も?)

それは片隅に置いて。
元々「土民」の言葉ですが差別用語という話ですが、調べたら
チト違うぽい。


土民
土地の住民。土地の民。

参考:狼魔人日記「「土民」と「土人」 【追記】あり」から

しかし、アルバムには多分「プロ市民」対策だと思われる下記の
注意書きも有りました。

『「土民の唄Part1」の中の語句は、全編通じて、人種・民族・階級・
国や地域・文化などを超えた表現として使用しており、差別等を
意図したものではありません。』


・・・・・うーん。「ここまでする必要はあるのかな?」って思うけど、
確かに一部の人間の為に好きな上々のCDや曲を発禁されたく
ない・・・・・。

曲自体は明るくて、ノリノリのいい曲です。
ライヴで踊りたいです。曲のノリ的には「スチャラカ」に通じます。

「恋で地球は回ってる~原爆を許すまじ 」
すみません。「原爆を許すまじ」とう曲自体を知らないです。
なので、どこから「原爆を許すまじ」に変わっているか判らないです。
シャンソン風な曲です。映美さんの歌い方が良くあいます。

「Jumpin’ Jack Flash」はローリング・ストーンのカヴァーです。
これは、曲はいつものコブシが効いた感じにしているのですが、
なんだろう?他のカヴァーと比べるとやや強引にやっている感じが
したのですが、私の気のせいなのでしょうか?
しかし、上々の恐いところは、こんなにコブシ効かしても元の曲を
壊さないところ。
ちゃんと元曲聞けばわかりますからね。

「歌うは夢」
こちらはバラード。
上々らしいバラードの曲です。最初の「夜明け」は『風』だとすると
こちらは『雨』ですね、静かに滴り落ちる雨。
音もなく優しく降る雨・・・または流れる水のイメージです。

「酔いどれ天国」はライヴでも割とやっている曲で、明るく飲み会
向きの曲。
『今ハヤリのラップぽく(?)を上々颱風風味にしてみました』という
感じですかねぇ?
踊りたくなる曲です。

「ハレ・ハレルヤ」・・・これはライヴで結構おなじみな曲ですね。
ようやくアルバムにのりましたよ。
歌詞的にファンタジーぽい情景が出てきますね。
私的なイメージは、やはり「ソードワールド」かなぁ。
(判る人だけ判って下さい。くぐらないでー。)

「パレオロガス・ルンバ」。
これは別の意味で大問題曲。
・・・・・つーか、暴走しすぎです紅龍さん。(^^;;;
ライヴが初聴きしていますが、聞いた後しばらく頭かかえました。

とりあえず「曲」ではあります・・・たぶん。

・・・いや、昔の歌謡曲にこいうのあったような・・・たぶん。

うーんうーん。

ちなみに「パレオロガス」ですが、ライヴで初めて知ったのですが
夏目漱石の「吾輩は猫である」にでてくる言葉で「オタンチン・
パレオロガス」という「東ローマ帝国最後の皇帝コンスタンチン・
パレオロガスにかけたしゃれ」だそうです。
ライヴ@名古屋では判る人はおらず(いたかも知れないけど)、
東京でも少ししかいなかったそうです。

つーか、上々のファンやるとなんか色々知識が増えるというか
・・・把握が必要ですね。

歌詞的には現代の社会批判だけど、バイオエネルギーによる
原料高騰とか・・・・古くなっている?録っている時は確かに
まだあったけど・・・・。
こんな曲は映美さんのソロ曲でした。


「虹」は、郷子さんのソロ曲ですけど、これ凄くヤバイです。
初聴きで、ボロボロ泣いてしまいました。
こいうのはあまりないのですが、本当にいい曲です。

元々泣き虫もありますが、なんていうのだろう胸をガッツって
つかまれる様な凄く泣きたくなって、ボロボロと泣いてしまいました。
スチールドラムがさらに、ぐっと来ます。

最初聞いた場所が車でよかった・・・・。
さすがに人がいるところでは、ヤバイでしょうからねぇ。


「今日はあんちゃのめでで日」はタイトルから見て、映美さんが
作詞したのがわかりました。(^^;;
(映美さんは山形県酒田出身で、タイトルが庄内弁なのです。)
マントさんが歌っています。
歌詞も庄内弁全開です。ゆえに歌詞カードには、訳が載っています。
曲調がアフリカンぽい感じです。


最後は「つちんちゅRock」ですが、これは「土民の唄Part1」の絡み
の曲だと思いました。
いつものチャンチキロック調ですが、歌詞的には「土を離れていても
自分達は土に生きている」・・・・みたいな感じでしょうか?
そいう意味ではこの曲も今回のアルバムのテーマの曲のひとつかも
しれませんね。

今回は「土民」をメインとして、いつもよりも社会に訴えるテイストが
強い感じがしました。
気合がいつも以上に別の意味で入っている、ちょっと珍しい
アルバムかもしれません。

そいう意味では、ディック・リーの「マッド・チャイナマン」に対する
上々颱風風の返歌となるアルバムなのでしょうか?




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3 コメント

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ライブの禁断症状が~! (いおりん)
2009-03-18 11:08:00
聴いてるうちに、ライブ行きたくて、ワクワクドキドキでした☆

ハレ・ハレルヤは私がライブに行っていた頃から歌われていて、その時はもう少しゆったりとしたイメージでしたので、随分アレンジされて明るく感じました♪

つちんちゅRockの1番の歌詞は泣けました(T^T)
私の祖父が畑を作り、祖母がそれを行商していたので、懐かしくなりました。
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花園神社ライブ (星海風太)
2009-07-05 08:38:20
はじめまして!はじめてコメント投稿致します。昨日、上々颱風の本拠地?、花園神社七夕ライブを堪能してきました。“虹”を郷子ちゃんが歌っていた時、涙が自然にこぼれてしまいました。人を感動させられる、最期の劇場型歌謡バンドですね。花園ライブは、19年続いています。本牧ジャズ祭での衝撃的ライブや新宿コマ劇場、ウッディランドと、彼ら彼女らの演奏を楽しんできました。私は初めて、花園神社で上々颱風のステージを観ましたが、ベスト・パフォーマンスのステージでした。たぶん、バンドの面々は、ここが一番リラックスできるのでしょう。映美ちゃんも、郷子ちゃんも、おばあちゃんになっても、このバンドで歌い続けて欲しいですねw。初夏の快晴に恵まれた、新宿のオアシスは、素晴らしい一夜になりました。
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はじめまして (上々娘)
2009-07-15 22:38:02
コメントありがとうございます。

ライヴレポありがとうございます。

七夕はいきたのですが、仕事と夏の暑さがダメなので1回ぐらいしかないです。
また行きたいですね。
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