美瑛遠征1日目、2日目

2015-09-20 | 撮影地メモ
美瑛に4泊5日で遠征した。まずはその1日毎の記録をまとめる。
<<1日目>>。
旭川着16:15。
ホテルの駐車場を経由して、新栄の丘に移動。ナビの操作でよくわからない部分があって時間を食い、夕焼けには間に合わず。
雲が多く、星撮りはムリと判断し、ホテルにチェックインし、夜の行動は行わず。

<<2日目>>
早朝の行動は、土地勘の無い状況ではあまり意味がないだろうということで、元々行わない予定であり、実際にも行わず。
朝食後、青い池へ向かう。

■青い池、十勝岳展望台へと向かう道
 原生林の中に無理やり通したような道。直線がしばらく続くと少し曲がり、また直線が続いて少し曲がり、というのを繰り返す。実はそのそれぞれの直線の正面に、十勝岳連峰のピークが順々に現れるという構造になっていて面白い。意図的にやっているようで、「今正面に見えるのはXX岳」という標識もある。
■青い池
 Macの壁紙や、宣伝用のポスターに使われている写真は冬、雪のある時期に撮影されたもの。雪が無く、かつ、太陽光が入り込んでいる明るいときであったせいか、「確かに青いね」という程度の感想。夏場のスポットとしてはいまいちかも。

青い池を出発、同じ道をさらに奥へ進み、十勝岳の展望台、望岳台へ。
■望岳台
 十勝岳のピークは曇っていて見えず。振り返るとはるか遠くに富良野?美瑛、旭川?辺りの平野が見える。正直遠すぎてよくわからないが。パノラマとしては素晴らしいとは思うものの、被写体としては面白くない。
 登山者がけっこう多い。拠点となっているみたい。
 ここにいてもあまり意味がないと感じて、美瑛市街地に戻る。

■マイルドセブンの丘
丘の一番高いところに20~30本くらいの木が並木道を作っている場所。かつてマイルドセブン(たばこのブランド)のCMに使われたことから、この名がある。この後登場する、ケンとメリーの木、セブンスターの木も同様。
まあ、絵になるといえば絵になるが、正直、なぜこの木々がCMに登場する羽目になったのかはいまいちよくわからない。
木々は畑(当然私有地)の中にあって近づくことはできない。駐車場は特に用意されていないので、畑の脇を走る道路に止めるか、少し離れたところにバス停があり、その付近に少し空き地があるので、そこに止めるくらい。
撮影の自由度は高いとは言えない。


■ケンとメリーの木(昼間)
道路脇に立つ一本の大きなポプラの木。すぐそばにこじゃれた小さなレストランがあり、うまく使えば絵になる感じ。すぐそばに観光バスも止められる駐車場があり、撮影環境はまずまず。
しかし昼間は、太陽を絡めて撮影したくらいで、今一つパッとしない感じだった。


■北西の丘
いくつか回った中では唯一展望台がある。また美瑛に居を構える写真家二人、菊地晴夫、阿部俊一の写真館(?プレハブ的な建物なので、常設かどうかはわからない)があり、2016年のカレンダーを販売していた。

ここで時刻は14時半ごろ。一応の予定の行動として、旭岳に向かうことにした。

■旭岳(1回目)
到着は3時半過ぎ。駐車場は比較的空いていた。実は駐車場は2か所。ロープウェイ乗り場へ向かう道路でまっすぐ突き当りまで行ってしまうとそこは500円取られる有料駐車場。実は少し手前右に、公営の無料駐車場がある。
ロープウェイの往復を前提とすると、駐車料金プラスロープウェイ往復料金で合計3400円。
駐車場付近の標高はおおよそ1100メートルらしい。日が陰った状態で少し肌寒い感じ。
昨年の気象状況を調べた時、夜、冷え込むときには9月中旬でも5度くらいまで下がるようだったので、それに備えて、防寒の服は一応準備していた。旭岳のことは考慮できていなかったが、それがここでは役に立つこととなった。
ロープウェイで上に上がった時点で午後4時。最終のロープウェイは5時半。散策の周回コースは、スタッフの説明によると1時間から1時間半とのこと。ただ、姿見の池まで行って帰るだけなら、往復で40分前後とのこと。撮影の時間を考えると、周回はできないと考え、姿見の池まで行った。
私が実際に歩くと片道は10~15分程度で、少し余裕があった。
が、晴れ間はあるものの山頂付近はずっと雲がかかったままであった。時間を追うごとに雲に覆われている部分が広がっていったので、これ以上は無理、と判断し、下山することにした。

美瑛市街地への帰り道、山道、下り、夜間、雨(土砂降りに近い)という、車の運転には最悪の環境に見舞われた。ただ、雨は帰り道だけだったようで、美瑛市街地に戻ると空に雲はなかった、、、。

■ケンとメリーの木(夜間)
夜間、星の撮影をするにはどこがよいか?行ったことのある2か所の内、駐車場のあるケンとメリーの木を選択した。
ここで、あることに気づいた。
駐車場側からケンとメリーの木に向かって撮影すると、その背後(と言っても数km離れているが)がちょうど旭川空港で、飛行機の離着陸の航跡をとらえることができる。
完璧とはいかなかったが、面白い撮影をすることができた。
注意点として、ケンとメリーの木のすぐそばを通る道路をそのまままっすぐ走ると国道237号線に出る関係からか、夜間は真っ暗になってしまうような場所にもかかわらず、時折車が通る(感覚的には30分に2、3台という程度だが)。長時間露光中に煌々と明かりをつけた車が走ってくることは起こり得る。