美瑛遠征4日目、5日目

2015-09-22 | 撮影地メモ
<<4日目>>
■北西の丘(早朝、1回目)
朝もや、というか霧。
時間がたてば、霧が晴れてくれるかも、と期待し、朝焼けを狙って行ってみた。残念ながらダメ。
周辺を車で回ってみているうち、一部、青空が見えるところもあったが、撮影できるほどではなかった。

ホテルに戻って朝食をとり、その後東の空を見てみると、ほとんど雲がない。「行くしかない」と感じ、旭岳に行くことに決めた。

■忠別湖越しの旭岳
忠別湖とは、美瑛から旭岳に向かう途中にあるダム湖。この湖の南の端付近に忠別大橋という橋があり、そこからの旭岳の眺めがなかなか良い。すぐそばに駐車場もあるので、そこに車を置いてから、端に戻り撮影することもできる(駐車場からは木が邪魔で撮影しづらい)。


■旭岳(2回目)
ロープウェイの駐車場にたどり着くと、「満車」。幸い、少し出入りがあったため、15分程度の待ちですぐには入れた。
11時15分の便で上に向かった。姿見の池とは逆のルートから周回。帰りの便は13時30分だったので、滞在時間はおおよそ2時間。
整備されてはいるものの、やはり山道なので、誤って転倒した時のことを考慮し、撮影してはバッグにしまい、撮影してはバッグにしまい、を繰り返した。面倒ではあったが、これはこれでよかったと思っている。
主な撮影対象は、、、
・旭岳の山容を含めた風景
・紅葉
・運が良ければ動物(リスなど)
紅葉に関しては、山道から外れて近寄って撮影、などということはルール上(そして、安全上)できないため、正直なところ旭岳の公式ブログ?に載っている写真と少し切り取り方が違う程度の写真が中心になる。


今回は2日目と違い、天候にはかなり恵まれた。帰りのロープウェイの中で、近くにいた人が話していたが、これほどスカッと晴れることは本当に珍しいらしい。

旭岳から美瑛市街地に戻り、少し思案して、セブンスターの木の駐車場に向かった。

■セブンスターの木の駐車場で夕景撮影
ここでは日没の風景を撮影したが、雲が少なく、焼けもしなかったので、その点については今一つ。
しかし旭岳を見ると絶景というほどではないが、少しだけオレンジに色づいて見え、まずまずきれいだった。実はロープウェイから降りた直後辺りは頂上付近は一時完全に雲の中に入ってしまった。しかし、ここにきて再び雲はほとんど消え、きれいな山容を見せてくれた。


ここでセブンスターの木の方向を見ていてふと気づいたのが、旭川空港から離陸する飛行機が見えるということ。
今日も夜間の撮影は実施することにしていたが、場所は機能と同じくケンとメリーの木の駐車場にするつもりだった。
しかし、それは一つ難点が発覚していた。
着陸の飛行機が南から進入する場合、離陸の飛行機は北に向かって離陸する。着陸が北からなら離陸は南へ、となる。
後者の場合、ケンとメリーの木の付近からだと面白い航跡を描くのだが、前者の場合は絵的には今一つ。今日の状況を見ているとどうも前者になりそうだった。ならば、今日は少し趣向を変えて、ここから撮影してみるのはどうかと思い立った。ケンとメリーの木からだと離陸の瞬間は見えないが、ここからだと見える。
19時35分の便まで少し時間があるので、いったん美瑛市街地に戻って食事をとり、離陸に間に合うよう戻ってくることにした。

■セブンスターの木(夜間)
撮影対象となるのは19時35分の便と20時15分の便。
19時35分の便が来るまで試し撮りをして露出のチェック。
撮影しようとしている画角で、離陸からフレームの外に消えるまでの時間を考慮してテストをしていたが、少しミスをしてしまい、19時35分までほとんど時間が無くなってしまった。ただ、テストはしておきたかったし、強制的に中断は可能であること、過去二日の経験からこの便の離陸の時間は19時50分ごろになることを踏まえ、テストは続行した。
結果的にこの便は20時01分ごろに離陸した。
露光時間的にはおおむね問題ない、と判断し、次の便も同様に撮影を実施した。


<<5日目>>
天気予報では、この日は終日くもり。しかし、もしかしたらわずかな撮影のチャンスがあるかも?と考え、4時半に目覚ましをセットして就寝した(日の出は5時過ぎ)。

■北西の丘(早朝、2回目)
起床して窓の外を見ると(幸い窓が旭岳、十勝岳が見える側)赤く染まった雲が見えた。急いで準備し、車を飛ばして北西の丘の展望台に向かった。
カメラのセットアップが終わった時には残念ながらピークの時間帯は過ぎていたが、それでもまだ赤かったので、フレーミングを少しずつ変えながらシャッターボタンを押し続けた。
その後、赤からオレンジに変わってしまった時点でいったん撮影をやめ、太陽が出てくるのを待った。しかし太陽は少し厚めの雲の向こう側だった。丸いシルエットもなかった。

ホテルに帰着後、朝食。
朝食後、荷物をまとめてからチェックアウト。
その後、30分程度時間があったので、駐車場からほど近い範囲で美瑛の市街地の撮影を行った。

■美瑛市街地
美瑛市街地の建物をよく見ていると、多くの建物の上の方に西暦が書かれている。店などに関しては、書かれている西暦の年から営業している、ということらしい。最も古いものでは1897というものがあった。


これにてすべての撮影は終了。
美瑛の町を後にして帰路に就いた。