風景写真は引き算、は本当か?

2012-12-29 | 撮影のこと
風景写真は引き算、という言葉がある。広々とした風景をそのまま撮るだけだと、撮り手が何を撮りたかったのかよくわからなかったりするので、不要な部分をどんどんそぎ落としていく、そのことを引き算という言葉で表現している。
けれどもこれは、やりすぎると構図がシンプルになりすぎることもある。風景の一部に寄り過ぎて、何に注目していたのかはわかるが、それだけしか写っていないという、、、。

風景写真は引き算、という言葉を初めて聞いたころから(?)、この意識は頭の片隅にはいつもなんとなくあって、気づいたときには何とかしようと試み、それなりに撮影しているつもりではある。しかし、なかなかよい結果を得ることはできず、そもそもこのアプローチは私には合っていないのではないか?と感じている。
まず何かを発見したら、思い切り寄って撮ってみる。そこに「足し算」をしていくアプローチ。むしろこの方がよいのではないか。

写真の撮り方にはとても大雑把に言って、パンフォーカスで撮る場合と、主要な被写体のみにピントを合わせ、それ以外はぼかすという二種類の撮り方がある。
ここまで書いてきて思ったが、風景写真は一般に前者=パンフォーカス、「思い切り寄って撮る」撮り方は後者、である。もちろん、実際にはその場その場で違ってくるが。

、、、まとまらない。もう少し試行錯誤が必要らしい。
とりあえず、、パンフォーカス時の足し算と引き算、ボケ表現時の足し算と引き算、この良し悪し、メリットデメリットを実感していく経験を必要としている状況かも知れない。

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