もうこの映画は最初っから人喰い
そうカニバリズムの映画って最初っから謳っておりますのでレイティングがR -18
ホラー並みの人喰いシーンを期待してみたんですが
カニバリズムっていう全体的なテーマありきで日本ではR -18っていう先入観で映倫さんもつけてしまったんではなかろうかっていうくらいグロくもエロくもない作品
ある意味若いマイノリティ(この場合は人喰い人種)カップルの純愛映画だったって言っても過言ではないし
こんだけ毎日クズ映画っていうかゴミ映画ばっか見てるとそこに行くまでの過程が違うだけで
究極の愛の結実は見えてしまうのが・・・
ヒロインは18歳の少女、クラスメイト2お泊まり会に誘われて
うるさい謹厳な父親の目を盗んで彼女の家に行って、いい雰囲気になった時に目の前に出された彼女の指を食いちぎってしまい
慌てて家に逃げ帰ったら父親がさぁ警察が来る前に逃げるぞ・・・
って行方を晦まして他地区に逃げた翌朝
って行方を晦まして他地区に逃げた翌朝
なんと父親が出生証明書と今までのヒロインの過去のカニバリズムは、母親の血筋で自分はもう疲れたって消えてしまう
今まで母を知らずにいたヒロインは自分のことのこの人喰いルーツを探るべく母親探しの旅に出るというロードムービー
そんな旅の中で最初に出会ったサリーっていう中年のおっさんはカニバリズムの人種を匂いで嗅ぎ分ける能力を持ったおっさんだったが
ヒロインは気味悪く感じてサリーの元をサリーって母親探しに
今度は若いイケメンのリーというこれまたカニバリズムの青年と知り合い
なんとなく互いにマイノリティの信頼って言う絆で結ばれて母親探しの旅の同行してくれる
一応人喰いのカニバリズムは現実的ありえねぇ設定であるってことで
これはLGBTQの寓意であろうとは思える設定って見てもいいのかなぁ
ただでさえ世間に居場所がない中で、同じく人喰いのイケメン君に出会い、同じような境遇からこころが惹かれていく様子をじっくりと描いていく様が実に美しい映像で綴られていくんですね
母のおぞましい現実を目の当たりにしたヒロインは急速にリーに惹かれていくんですが
二人が深い絆で結ばれて行こうって時になんとサリーが再び現れて
彼はずーっとヒロインをつけてきていたようで
同類は同類で生きていこうとヒロインヲ犯そうと・・・
結局このサリーがヒロインの幸せを奪っていく敵役になって
ヒロインを襲ったとこにリーが現れてなんとサリー統一引き換えに命を落としてしまう
瀕死のリーはヒロインに自分を食って愛を貫徹をすることを依頼するんですね
こっちが読んだ通りカニバリズムの究極の愛は、愛した相手を自分のモノにして愛は完遂されるっていうような終わり方でしたねぇ
ここのサリーとリーの殺し合いのシーンだけ血糊たくさん使われただけ
2022年製作、アメリカ映画
ルカ・グァダニーノ監督作品
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス、アンドレ・ホランド、クロエ・セヴィニー、ジェシカ・ハーパー、デヴィッド・ゴードン・グリーン、マイケル・スタールバーグ、ジェイク・ホロヴィッツ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます