アメリカ軍と大日本帝国陸軍とのサイパン島での熾烈な戦いを描いた戦争映画だと思っていたんですが
完全なるB級以下の作品だった
サイパン島は米軍にとっては日本への空襲の基地としてどうしても手に入れたい島であったわけで
そんなことがもっともらしくオープニングのスーパーで語られるものの
映画自体はポーター少佐率いる1分隊が哨戒に出た時に日本軍と出会して少佐のみ無傷で後一人ポン刀に刺されてムシの息の兵士を除いて殲滅されてしまい
傷ついた兵士をだかえて少佐は近くの野戦病院にたどり着く
そこはもう物資も医薬品も限りあるところで
なんとなく米軍からも置き去りにされてるようなところ
そこの守備隊の大将はアル中でものの役に立たない状態だし、本部との無線は壊れてて役に立たない
軍医が二人看護婦が7人いるものの少佐以外戦闘員として役立つ者も物もない中
この野戦病院をターゲットにして日本軍が大挙して押しかけてきて・・・
その小さな野戦病院の攻防戦を描いただけの作品
アメリカとタイの合作映画なので日本兵はタイ人をつかってるようですが
ただただ突進してきて玉砕していくだけ
さらに弾もなくなりナイフ一本で戦う少佐にこれまた面白いように刺され斬られて死んでいく様を延々と見せられる作品でした
傷病兵数人と看護師三人と軍医と少佐のみが生き残るって言う映画
なんの為にこのちっさな野戦病院が日本軍のターゲットになったのか
ほとんど意味はないような気がしますがあれだけの日本兵が死屍累々と死体を晒したのでしょうか
日本軍の参謀指揮官能力ミスでしかないような気がする
って事で戦争に虚しさをとってつけたように最後に見せるような作品
やっぱ作りものでもこんだけ日本兵がなす術なく殺られていく様を見せつけられるのは日本人としてはねぇ・・・
2023年製作、アメリカ・タイ合作映画
ブランドン・スレイグル脚本・監督作品
出演:キャスパー・ヴァン・ディーンルイス・マンディロア、ジェフ・フェイヒー、オーエン・オブライエン、ジェニファー・ウェンガー
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