平成残侠伝 ぶった斬れ！

東映チャンネルでのOAを録画視聴です
1970年に日活で永原秀一脚本で、澤田幸弘が監督デビューした日活ニューアクション映画「斬り込み」を
澤田幸弘が永原脚本を原案として、東映Vシネマの一本としてセルフリメイクと言うか
セルフリブートした作品となっており
1996年ですので4:3比のビデオサイズでしたねぇ

「斬り込み」自体主役の渡哲也がある意味脇に回ってクライマックスだけのフューチャーでしたが
この作品も永原原案ということで山本陽一とか山口祥行たちの若者たちに焦点を当ててるんですね
山口祥行さんも実にお若いですし、オカリナをなんと哀愁深く吹くんですが
ドンドンパンパドンパッパっていうのがなんだろうな
組長山西道広にのせられてダチを殴り殺すシーンとか
クライマックスでの殴り込みでの散る姿が実にカッコいい

ってことで基本は関東の巨大組織が鉄砲玉の葬式外交でシマを拡げていくだけのお話に
竹内力さんの組長である山西道広の日和見演技が
さらになんと大杉漣さんが巨大組織の冷徹な幹部芝居がやっぱいいけども
竹内力さんをなんだろうなこれ程生かしきれてないのは
清水宏次朗の役柄って無くても成立してる作品とも思えるんですが
ここいらは大人の事情なのかなぁ

女優さんですが大竹一重さんが実に良かった、一人脱がれているんですが
最後に恋人の山本陽一を送り出すシーンが実にいい
この東映Vシネマの「平成残侠伝」は5、6本シリーズ化されてるんですね
あとの作品も機会に恵まれれば見てみたい、各作品どうしは繋がってないようなので・・・


1996年製作、日本Vシネマ、東映Vシネマ作品澤田幸弘
永原秀一原案、澤田幸弘脚本・監督作品、加藤正人脚本
出演：竹内力、清水宏次朗、山本陽一、大竹一重、大杉漣、山西道広、岡本愛、山口祥行