ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2021>にて上映された一本
<未体験ゾーン>の映画は本来DVDスルーの作品の箔付のために企画興行として、劇場でのコンテンツ確保と、未公開作品のリリースの箔付という配給会社との思惑が合致して開催されているので
当たり外れの差が歴然としてるものの、映画は見てみないとわからないし
そこに個人の好みが加わるからねぇ
私的にはその当たり外れっていうのも楽しみの一つとして、リリースされたらきちんと見られる作品は欠かさず見て行こうって思っているけど
そういう意味とあの衝撃の作品「ドント・ブリーズ 」で盲目の爺さんを演じてたスティーヴン・ラングが元軍人のジジイを好演していたVETERAN ヴェテラン」を監督した暴力描写抜群のジョー・ベゴスがホンとメガフォンをとってるっていうこともあってみたのですが、これはある意味狂った映画だったかな
70年代から映画でクスリにラリった人間の脳内を映像として具現化しようとした作品が作られてきたけど
この映画ほどの凄まじさは稀有と言っていいだろう
ヒロインはいろんな意味で八方塞がりのは絵描き
絵はスランプで全然完成しないし、エージェントには愛想尽かされて契約切られる
ヒロインはいろんな意味で八方塞がりのは絵描き
絵はスランプで全然完成しないし、エージェントには愛想尽かされて契約切られる
大家からは3日までに滞納家賃を払わなければ出て行けと言われる
そうそんな現実逃避にはクスリしかないわけで
ヤク友からさらに強いクスリを分けてもらいトリップの沼にハマっていく
映画の前半はそんなヒロインラリパッパを映像化して見せてくれるものの
そうそんな現実逃避にはクスリしかないわけで
ヤク友からさらに強いクスリを分けてもらいトリップの沼にハマっていく
映画の前半はそんなヒロインラリパッパを映像化して見せてくれるものの
映画での表現では全くラリ感はわからないのでベゴス監督のイメージでしょうか
それともリアルに彼が感じたトリップの世界観の具現化だったのですかねぇ?
クスリでトリップ中ヒロインには何かありえない血みどろの映像が描かれるようになる後半からの展開がもうグロ一色
それともリアルに彼が感じたトリップの世界観の具現化だったのですかねぇ?
クスリでトリップ中ヒロインには何かありえない血みどろの映像が描かれるようになる後半からの展開がもうグロ一色
というか赤一色の映像・・・
そして目覚めると、いつの間にか未完成の作品がはかどっている
絵自体血で描いたのか絵の具で書いたのかもわからぬまま
そして目覚めると、いつの間にか未完成の作品がはかどっている
絵自体血で描いたのか絵の具で書いたのかもわからぬまま
クスリの切れ目に自分の失っていた前日の記憶探しに出るものの
さらに禁断症状からクスリにのめり込んでは、血塗れのバイオレンスに彩られた狂気の世界に溺れていきながら
絵を完成させていく主人公の姿は、まさにエクスタシーの姿を見せてくれる・・・
絵を完成させていく主人公の姿は、まさにエクスタシーの姿を見せてくれる・・・
この作品個人的には楽しめたけど、映画としては見る人を選ぶ作品だよね
2019年製作、アメリカ映画
ジョー・ベゴス脚本・監督作品
出演:ドーラ・マディソン、トゥルー・コリンズ、リース・ウェイクフィールド、ジェレミー・ガードナー、グラハム・スキッパー
ジョー・ベゴス監督らしい内容、といった感じでしたが、ちょっと自分的には合わなかったですかね。
嫌いではないんですけど、なんか観ててしんどかったんです。
ドラッグ絡みでしかもそれが主な映画は相性悪いのかも。
絵を描いたのが血なのか絵の具だったのかをハッキリさせて欲しかったなぁ
私自身は血で描いたって思って見てましたがねぇ
昔からクスリでのラリパッパ映像を描くのに皆さん色々苦労されてるようですね