横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

防空壕なの?!

2013-10-24 | 日常茶話
ちょっと、リアルな土地のお話です。

市内某所である造成が始まりました。

当初ここには一戸建の木造家屋がありました。ちょうど、ドラエモンののび太君家のようなお家でした。
色々事情があって持ち主が手放し、建物は撤去。更地になり、夏頃から造成が始まりました。

「握り一盛り500円(2キリ土、1盛り土、500平米)」と、憶えた宅建業法では
宅地を造るために崖地などの傾斜地を平らにする際、
2m以上の切り土、あるいは1m以上の盛り土、あるいは盛り土や切り土をする土地の面積が500㎡を越える場合は、だれであっても勝手に造成できません。都道府県知事の許可が必要になります。

で、もちろん許可が下りて始まった造成工事なんですが、
免震工事のためでもあるのでしょうが、地中深く掘り下げてくい打ちでもしようとしているのかもしれませんが、
近隣の人が心配するほどの掘り崩しよう。

背面と脇を支えている擁壁の下まで掘った結果、水が…。
大急ぎで少し埋め戻していますが…


実はこのあたり一帯、今でこそ住宅地ですが、旧い地名(今は別の区割り地名になっています)が示すように川が流れていたところらしく
町のお年寄りの中にはここが半世紀前には沼地だったことを知っている人もまだ残っています。

ところがここを買い取った業者はおそらく土地のひとではないようで、いわゆるセオリー通りの造成がはじまったのです。

来春の消費税増税を前に、駆け込み需要かアベノミクス効果か、
ここ最近にわかに宅地の造成があちこちで始まっています。
しかし、土地は生き物でして、その地区ならではの成り立ちを無視して造作造成をする事はできないし、
もし、それが必要であるなら、とても丁寧なリサーチとアプローチが必要だと、個人的には考えています。

そうでなくては本当の意味で土地は活きない、のではないかなあ。

おまけに見つかったのは防空壕。





さらに、ここは一時、墓地だったこともあるそうです。
今さら開発計画を変更する予定はないようですが、せめて大事に造成して欲しいものです。はい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿