幼児は10月末、乳児は11月初めに運動会を行い、日々の成長ぶりを保護者の方にも見ていただきました。
子どもたちは運動会の喜びをバネにして、また大きく成長しているようです。その様子をご覧ください。
たんぽぽ組(1歳児)
お天気が良く暖かい日が多かった11月。外に出てたくさん遊びました。
歩ける距離が少しずつ伸び、交替で保育者と手を繋いで歩くのをとても楽しみにしています
足取りもしっかりしてきたなと日々感じています。散歩の道のりで、木の葉が黄色や赤に色づいたり、柿やミカンなどの果物が実っていることに気付くなど、季節の変化を肌で感じています公園では、落ち葉を集めてお料理ごっこやお店屋さんごっこをするなど、遊びにも広がりが出てきています。
お部屋では、好きな遊びを自分で選び、繰り返しじっくり遊ぶ姿が増えてきました。その中で、お友達に興味を示したり、同じ遊びをして一緒に笑い合ったりする微笑ましい場面も見られました。同じおもちゃが欲しくて取り合う姿も見られますが、それも経験のひとつ。お互いの気持ちを保育者が言葉にして伝えながら、相手にも思いがあることに気付けるように関わっていますよ

すみれ組(2歳児)
11月は、乳児ニコニコ運動会がありました。今年度も幼児は小学校の体育館で開催し、乳児は、園内で運動会を行いました。プログラムは体操・さくらんぼリズム・サーキットと昨年と同様ですが
2歳児クラスになると身体機能の成長と共に運動面で出来る事がぐっと増えてきます。
サーキットも「巧技台」「トランポリン」「鉄棒」など初めての事に挑戦しました。
物怖じせずに一人一人が堂々と頑張る姿に感動しました。
お友達が頑張っている時に応援席から励ましの言葉を贈るなど思いやりの気持ちが育っている事も嬉しく感じました。
体力がついてきて今まで以上に外遊びも充実してきました。
秋・冬の季節の自然物を使った遊びや雨上がりの水たまりでの泥んこ遊び。
ワールドカップに刺激を受けてサッカー遊びやかくれんぼや鬼ごっこなどなど・・・
保育者が提案しなくても子ども達が遊びを選んで考えて工夫して遊ぶ姿に成長を感じます。
これからも寒さに負けず元気に冬遊びなどを楽しんでいきたいと思います。

ひまわり組(3歳児)
3歳児クラスの後半に突入し、運動会も終えて、ずいぶんと成長したなぁと感じる日々が続いています。
一人ひとり力強くなりました。夏前には「できないから」と尻込みしていた遊具にチャレンジして、「見て!できたよ!」と喜ぶ姿がたくさん見られました。
お友だちと同じ目的に向かって遊びを発展させていく協同遊びをする姿も良く見られます。 その分、お友だちと意見が合わずにトラブルになることもありますが、話し合って解決したり、別の方法を見つけ出したり、どうしても気持ちの折り合いがつかまないときは一緒に遊ぶことをやめて、一人遊びの世界に入ることもあります。でも、一人遊びの中で満足すると、不思議とまたお友だち同士近づいて、穏やかに遊び始める姿も見られます。友だちと関わっていたい、という気持ちが自然と湧き出てくるようです。
自分の世界を大切にしながら、友だち同士で作り上げる空間で、いろんな刺激を与え、受けとりながら育っている様子がよくわかります。一緒に育ちあうって、ステキですね。

🍁ゆり組(4歳児)🍁
今月は秋の自然物に目を向け、公園の色づいた木々の葉の変化を言葉にしたり、その美しさに魅了され、それを使って絵本の世界やごっこ遊びに発展させていました。
とある公園で、枯れ葉に乗っている🐞てんとう虫を水溜り付近でみつけると…「葉っぱが沈みかけてる〜」とみんなで助けよう作戦!を考えはじめました。
「ツルツルの葉っぱは滑っちゃうよ」「大きい枯葉なら安心じゃない?」「ドングリ帽子も良いんじゃない?一寸法師みたいだね💛」と子どもたちの中で浮力について考えあう姿をみて、遊びの中で自然と科学的な脳が育っているなーと感心しました
室内でもドングリ転がし遊びをすると、友だちや年長児と力を合わせてコースに使う素材や角度を考えたり、テーブルの傾斜に対してどんな素材の入れ物が滑りやすいか試行する姿がみられ、自然と摩擦力の楽しさを感じており、物理的思考が芽生えていました。
また、製作の大好きなクラス。自由時間には、オリジナルモンスターボールや鬼滅の刃の登場人物になりきり、リボンやハートといった形を自分で描いて切り抜いたり、子どもは「既存の玩具ではなく、遊びに必要な物を自分で作る」天才だな✨とあらためて感じました。
他にも「静の遊び」だけでなく「動」の遊びに関心のある子は、公園でもレベルアップした技の鉄棒や縄跳びにも関心を示し、挑戦しています。
これから寒い冬を迎えます。全身を動かす縄跳びやボールを使った遊びを取り入れて身体が温かくなる感覚を味わいながら、楽しく戸外活動をしたいと思います。

さくら組(5歳児)
秋が深まり戸外の暖かさが心地よい11月は、戸外で紅葉している葉っぱを見つけたり、木の実を見つけて持って帰るなど、子どもたちなりに季節の変化を感じ取っているようでした。「寒いね」「日向は暖かいけど、日陰は寒いね」など会話の中にも季節の変化を感じているのであろう言葉がたくさん出てきました。
ブランコの立ち漕ぎが出来る様になったり、少し難しい遊具が補助なしでできるようになったり、今まで怖いと思っていた高さのところに登れるようになったり、様々な自然物を発見したりと1ヶ月という短い期間の中でもたくさんの成長を見せる子どもたち。
「先生見てー!」と1日何十回も声を掛けてくれますが、一つ一つを見逃さないようにしなくてはと改めて思いました。
日頃から子どもたちの声を大切にし、どうしたいのか、どう考えているのか、どうすれば良いのか、毎日のように問いかけ子どもたちに判断を委ねながら保育をしていますが、子どもたちの口からも「◯◯ちゃんはどう思うの?」「◯◯くんはどうしたいの?」など、相手の話しを聞こうとする言葉が出るようになってきました。
自分の思いや考えを伝えられることはとっても大事ですが、相手の話を聞けるようになるとさらに世界が広がりますね。
就学まであと4ヶ月。
カウントダウンが始まり寂しくもありますが、たくさん話をしていっぱい笑って、楽しかった思い出が作れるように見守っていきます。
