■本気と書いて『マジ』と読み、足の袋と書いて『タビ』と読む。

~ 時間と書いて『トキ』と読み、理由と書いて『ワケ』と読み、強敵と書いて『トモ』と読む。~

【八日目の蝉】 角田光代 著 の読了。

2011年04月12日 | Books

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか--理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。

ちょっと前にNHKがドラマ化してました。壇れい が主演で。今思えば観とけば良かったかな。
そして今度は永作博美と井上真央で映画化ですか。
2部構成で書かれていて、最初は誘拐犯(?)が誘拐した子供を連れて逃げる話。その後に、その子供が成長してから、なぜ自分は誘拐されたのか、犯人はどんな人だったのか、などを探求していく話。僕は男だから、母性愛とかその辺のところはいまひとつ判り切れませんでしたが、なんだかとっても悲しい気分になってしまいました。
もっと元気なときにもう一度読みたい作品です。
八日目の蝉は、誰も居なくなって寂しいけれど、誰も見られなかったものを見ることができるのだそうです。



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