かなり前にベストセラーになった(と思った)本。読みたいなと思ってたけど、ずーっと忘れてて、先日ブックオフにて発見。やっと思い出し購入。
食糧事情に乏しい地域に出掛け、現地の人と同じものを食べる、そのレポート。
残飯の様なものだったり、異様に旨いコーヒーだったり。
中でも、チェルノブイリに行った話は心に残りました。事故から10年くらいたった後。もう結構な数の人が、すぐそばまで戻ってきていて生活している。
でもって、食べるものがないから、山で採れたキノコや川で採れた魚を平気に食べている。そして消毒と称してウォッカをグビグビ呑む。
10数年前の話だから、今はどうなってしまってるんでしょう。
たまにはノンフィクションものを読むのも趣向が変わって良かったです。
「中の人」なんていない。がメインの話。
従業員はキャスト。お客はゲスト。
「中の人」なんていないはずのランドで「中の人」たちの着替え等を手伝うという矛盾でいっぱいの仕事。
ミッキーの「着ぐるみ」は数個存在するんだけど、そのうち一つが行方不明になってしまう。
それを巡っての、正社員とアルバイトの攻防と、主人公の精神的成長。主人公はたった二日でかなり精神的に成長してしまって、あんまりにも早すぎだよなぁといった感想。
現実に存在している浦安の「東京ディズニーランド」とは無関係の世界の物語だと、作者は巻末で断っているけど、まぁ実際、似通った部分もあると思います。いくら夢の国とはいえ、大人の経営する会社なわけですから。
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか--理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。
ちょっと前にNHKがドラマ化してました。壇れい が主演で。今思えば観とけば良かったかな。
そして今度は永作博美と井上真央で映画化ですか。
2部構成で書かれていて、最初は誘拐犯(?)が誘拐した子供を連れて逃げる話。その後に、その子供が成長してから、なぜ自分は誘拐されたのか、犯人はどんな人だったのか、などを探求していく話。僕は男だから、母性愛とかその辺のところはいまひとつ判り切れませんでしたが、なんだかとっても悲しい気分になってしまいました。
もっと元気なときにもう一度読みたい作品です。
八日目の蝉は、誰も居なくなって寂しいけれど、誰も見られなかったものを見ることができるのだそうです。
なんとか読み切った。
ちょっとBOOK2の途中で、なんだか読むのが辛くなってきて、それでもせっかくここまできたのだからと、amazon に注文して、BOOK3を読み始め、あれ、なんだか面白いんじゃない?って思い始めたころに、あの大地震と大津波。もう読書をするなんて雰囲気でも気分でもなくって。
でも今こうして本を読んでいられる自分の環境に感謝するべきでしょう。きっと読みたかった本も読みかけの本もみんな無くしてしまった人がたくさんいると思うし。もう本を読むこともできなくなった人もたくさんいるし。
しばらくしたらもう一度読み返してみようかと思います。
でも思い出すんだろうな。