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千里山ブラウズ

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零戦

2013-12-19 19:28:01 | 作詞・作曲

 昨夜のNHK『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~』(前編)を視ました。一人の20才の飛行士の日記を中心に、ドラマと取材・資料で構成され、時代的な共感を感じやすく工夫された内容でした。
 アメリカの敵機グラマンとの死闘も、当時の零戦の飛行兵の証言から状況がリアルに浮かび上がってきます。
 今年は宮崎駿さんの最後の長編アニメーション『風立ちぬ』が、零戦の天才設計エンジニアの堀越二郎さんをモデルにした作品で話題となり、アカデミー賞の外国語映画部門の候補にも挙げられています。
 昨日のブログに続きますが、今ちょうど評伝を読んでいる作曲家中田喜直さんも、上野音楽学校の繰り上げ卒業後の終戦までの約一年間を少尉として飛行機乗りとなりました。南方の戦場も転々とするのですが、幸運が重なり生き延びることができました。特攻兵としての覚悟をされたり、戦後の責任追及も予想される極限状況の中で、生きていることの大切さを実感されたことが、その後の作品作りの基調になったことは想像されます。
 今夜も10時から後編があるので、多分重い内容になると想われますが、忘れずに視ようと想っています。