千里山ブラウズ

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木陰で読書

2009-08-16 00:01:36 | Weblog

 このところ何日かは大陸性高気圧に覆われて、秋かと想うほどにサラッとした日射しが続きそうです。明け方の涼しさで寝冷えをしないようにという注意も天気予報でされていました。子供の時のように夏でも薄い腹巻きをした方がこれからには良いのかも知れません。
 そのような夏空の下、木陰で蝉の声を聞きながら読書するのも気持ちの良いものです。現在、政権選択の選挙戦が行われていますが、2007年のサブプライム・ローンの行き詰まりから昨年9月のリーマン・ブラザーズの破綻、そして世界金融崩壊から実体経済への大打撃へと、大きなパラダイム転換が起こっているのを実感する毎日です。このような先行き不透明な混乱の中で、やはり明るい話題や思想・考え方や指針を誰もが求めていると思います。僕もそういう想いでご紹介する2冊のタイトルを手に取りました。
 『ジパング再来』は以前にも何度もご紹介している、ネット発信から始まり“ベストセラー連発の”三橋貴明さんの最新刊です。中小企業診断士でもある著者独自の国家モデル・アプローチに基づき、国の経済の有り様が冷徹に分析され、これから予想される世界の多様な動きと、日本の明るい未来への採るべき政策・戦略が提言されています。
 『「経済戦勝国」日本の底力』の方は、著者長谷川慶太郎さんの持論である「平和とデフレの21世紀」をベースとして、いかに日本の製造業が優位に立っているかという構造を指し示し、この世界不況下で進められる大規模公共事業への日本の技術力と役割を、以前にも増して確信的に力強く強調されています。

ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本
三橋 貴明
講談社
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「経済戦勝国」日本の底力
長谷川 慶太郎
出版文化社
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