
TOP単板のスプルースはさておき、BACKとSIDEのアカシアは珍しい素材ではないでしょうか(サイトのトピックスによりますと、アカシア材の入手困難のため仕様変更が近々あるようです)。また通常ナットだけの部分(0フレット)にフレット・パーツを埋め込み、開放弦もバレーコードも同じ響きの条件になるように作られています。これらは非常に繊細な演奏を意識したものと受け取れます。
K.ヤイリは、沖縄三線から着想された4弦楽器『一期一会』の開発物語でも有名ですが、国産手作りギターにこだわり、創業70年の歴史と志のあるメーカーです。NHKETV特集第50回にも採りあげられ、以来再び大ブームを起こしていますが、僕にとっては若かりし頃の憧れのギターでした。その頃のものは恐らくマーチンモデルだったと思いますが、マンション住まいの現在の身にとっては、この『Nocturne』を深夜こころ置きなく“奏でる”という方が似合っているのでは‥‥。
※ ところで、K.ヤイリとS.ヤイリとの関係や方向性については、「2つの『ヤイリ』に関する情報」が比較的詳しいです。
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