
写真はその男子寮の隣に位置する「千秀館」という関西大学体育部空手道場です。夕刻には学生達の力強い掛け声が草原の虫の音に混じって聞こえてきます。夏の間は道場の窓が開けられ、中の練習風景も垣間見られましたが、今はその掛け声も籠もったように小さく微かに風に運ばれてくるという感じです。
千里山は従来から関西大学の学生達とはとても縁の深い街でした。「Suita市民しんぶん .pdf」(Vo.1-12p)の阪神タイガース:西村幸生投手の記事を読むと、当時の千里山と学生寮の様子が活写されています。下宿屋がマンションやテナントビルに姿を変え、大学生も特別な存在としてリスペクトされることも少なくなった頃から、互いに希薄な関係になって来ているのも事実です。
しかし、このように学生達の掛け声や息遣いを間近に聞くことで、やはりその存在を再認識できるのも確かです。最近は街の方でも商学連携的な動きもあり、又大学サイドも地域密着という言葉を使って相互交流を掲げています。それらの具体化がそろそろ見られても良いものだと思います。
※千里山.NETの「NET放送局」×「千里山の音」に、空手道場の掛け声をUPしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます