以前に音楽業界の本としてご紹介した2冊のうちの『音楽業界ウラわざ』と同じ著者によるもので、1997年をピークに売り上げが半減しているCDに象徴される、バブル崩壊後の音楽業界の状況を時系列に詳しく分析しています。
もちろんその間に大きな環境変化として音楽配信の興隆があります。WEB音楽情報などが簡単に行き渡り多様化に拍車を掛けたことで、対応できずCDが売り上げ不振となったこともあると想われますが、レコード会社など制作側の「良い音楽」を提供する意識や努力が低下したことが懸念されています。
逆にそれを補うかのように、コンサートやライブなど生の音楽と触れ合うイベントは活況を呈しています。またYouTubeなどやアニメ文化などグローバル化していく展開も見られるなど、新しい活動の形も確実に起こりつつあります。
『音楽業界ウラわざ』では2002年までの音楽業界が俯瞰されていましたが、この『音楽業界で起こっていること』ではその後の2008年までを詳しく振り返り、ヒット曲やレコード業界の試行錯誤など時代の流れがよく分かる興味深い記録ともなっています。この本が書かれた時代から既に4年経過した現在はどんな姿になっているのか続きが読みたいものです。
![]() | 音楽業界で起こっていること |
落合真司 | |
青弓社 |
☆ 東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!
![]() | 音 -Standing Day- |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!
![]() | デフレンジャーBJ |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |