まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

アメリカーナマグナム(ユニバーサル、3号機)

2012-03-01 00:42:02 | パチスロ3号機

1990年(平成2年)登場の3-1号機「アメリカーナマグナム」(ユニバーサル)

 

(ボーナス確率)
※追記(2016.11.30)
現在、ネット上には本機のボーナス確率について2種類の
解析データが存在。4年前の本記事作成当時は(B)の値が
正しいものと思っていたが、基板解析を行う複数のサイトが
(A)の解析データを掲載している。当ブログは一般ファンの
懐古ブログなので、根拠もなく解析サイトに異を唱えるのは、
失礼に当たるだろう。以後は(A)の解析値を採用させて頂く。
(比較用に、A、B両方の数値を併記)


(A)
     Big     Reg  Sin    BRS合成
設定1 1/546  1/136  1/57  1/37.41 
設定2 1/436  1/136  1/57  1/36.78
設定3 1/356  1/136  1/57  1/36.09
設定4 1/298  1/136  1/57  1/35.40
設定5 1/252  1/136  1/57  1/34.64
設定6 1/230  1/136  1/57  1/34.19


(B)

     Big     Reg  Sin    BRS合成
設定1 1/468  1/157  1/52  1/49.88 
設定2 1/409  1/146  1/50  1/34.14
設定3 1/364  1/132  1/49  1/32.54
設定4 1/327  1/120  1/48  1/31.03
設定5 1/297  1/110  1/46  1/29.14
設定6 1/256  1/93    1/46  1/27.47

 

ビッグボーナスは「鉄砲」

本機のメインボーナスは、やはりビッグではなくレギュラーだろう。設定1~6共通で「1/136」。ビッグの約2~3倍の出現率を誇った。

ゲーム性が単調にならぬよう、絶妙なタイミングでリーチ目が出るが、大抵は「BAR」揃いのシングルだった。払い出しは7枚+JACゲーム15枚。集中役もない為、ほぼ小役扱いといっても良い。


ビッグ、レギュラー、シングルの3種ボーナスが織りなす出玉の波は、ハッキリ言って「マイルド」の一言である。ただ、懐に余裕のない時に、低投資でボーナスを引きたい、リーチ目を拝みたい、などといった時には、大変重宝する台だった。

レギュラーボーナスが全設定で高確率の一方、ビッグボーナス確率は大幅に抑えられていた。レギュラー中心のマッタリとしたゲーム性は、激荒3号機の流行に反していたが、個人的には一日打っても飽きる事はなかった。

なかなか出て来ないビッグボーナスだけに、運良く引いた時のお得感は、他の機種より当然大きかった。あの軽快なファンファーレも、そんなビッグのプレミア感を高めていた。

コンチでお馴染みの「中段単チェリー」「角単チェリー」「平行連チェリー」や、センチュリーやリバティベルシリーズの「7テンパイ形」など、ユニバフリークには堪らないリーチ目も多く用意されていた。制御上、通常は15枚役のベルやプラムを優先テンパイさせるが、この制御が崩れた時もチャンスとなる。

BARテンパイのリーチ目が出現した場合、右リールでBARを蹴ればビッグ・レギュラーが確定する…この瞬間が堪らなかった。また、低確率のビッグボーナスも、時にはクレジットでポンポンと連チャンする事だってあった。その一方で、鉄板の中段単チェリーや7テンパイ目が入ったのに、狙ってみるとあっさりシングル、なんてパターンが連続して泣かされる事も…。

 

1991年当時、東京・町田のパチスロ専門店「TAC5」(閉店)に、本機が4シマ・40台程設置されていた。町田に出向いた時は、必ずこの店に顔を出していたが、店に向かう途中、いつも「レギュラーボーナス連打⇒ビッグボーナス」という黄金パターンをイメトレしていた。

ただ、調子の悪い日は、何度リーチ目が出てもシングルボーナスばかりで、ビッグはおろかレギュラーさえ引けず店を後にすることもあった。7枚交換店とはいえ、決して設定状況は甘くなかった。ただ、大好きなアメマグに触りたい一心で通い続けた。

1991年後半辺りから、「マッタリ」とは無縁のビッグ連チャンVerが登場し始めた。夕方6時からの新装開店なんかだと、この裏アメマグの瞬発力は非常に有難かった。当然、ハマる台は穏やかな波とは無縁のハマリを繰り返し、閉店までにン万円逝かれる事も…。