まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

根津甚八さん、逝く

2016-12-29 19:11:03 | 雑記

年の瀬になって、こんな訃報をお伝えしなければならないとは…
(少し前、某缶コーヒーのCMでパチ絡みの記事を書いたばかり)

元・俳優の根津甚八さんが、本日昼過ぎに亡くなられたとの事。
(ソースはYAHOOニュースのデイリースポーツ)
2016年12月29日逝去。享年69歳。

根津さんは1970年代から2000年代初頭にかけて、精力的に
俳優活動を行われていた名優の一人。だが、その後は体調を
崩されるなどして、芸能界を引退していた。

代表作は数々あれど、個人的には90年代に多くのパチンコファンを
虜にした映画、Vシネの名作「ゴト師株式会社」シリーズの主人公、
君島一明役を演じていたのが印象的だ。同作は、下田一仁氏原作で
佐原充敏氏が作画の漫画(白夜書房)を、映画化したものである。
原作者の下田さん自身も、チョイ役で何度も作品に出ていた。

(根津さんがシリーズ主演を務めた各作)
・ゴト師株式会社 悪徳ホールをぶっ潰せ!(1993、鶴田法男監督)
・ゴト師株式会社II(1994、鶴田法男監督)
・ゴト師株式会社III(1994、後藤大輔監督)
・ゴト師株式会社SP 警察庁防犯課第5104号事件(1995、後藤大輔監督)


知的にクールにスマートに、そして時にエネルギッシュに…。
まさに、主演を根津さんに抜擢したキャスティングの妙であろう。
一般ファンを食い物にする、悪徳ホールの不正に敢然と立ち向かう、
義侠心溢れる(異色の)ゴト師グループ総帥として、ホールに裏ROM
工作などのトラップを仕掛ける。工事屋、情報屋、博士、ユミ、マサル
といった他のメンバーも、君島の男気に惚れて行動を共にする。なお、
共演は工事屋が松田勝、情報屋がでんでん、博士が伊藤克(IIからは
荒谷公之)、ユミが高田万由子(IIIから中嶋美智代)、マサルが
加藤永二(SPは井原崇)と個性派ぞろいであった。

※続編「ルーキーズ THE MOVIE」(1999)と
「ルーキーズ2」(2000)は、川岡大次郎が主演。
(監督はビデオ版「パチプロ日記」の中田信一郎)



(C)ビデオチャンプ テレビ東京 パル企画 1993
(C)ゴト師株式会社製作委員会 1993

第一作(監督:鶴田法男)より。本作は、私腹を肥やす為に
君島を利用してライバル店を潰させた悪徳ホールのオーナー、
戸張喜和子(名取裕子)とのリベンジ対決が見ものだった。
喜和子のバックには、ゴロツキ刑事(藤岡弘、)や実力者の
代議士(荒谷公之※二作目から博士役で出演)などが付いて
いたが、それを物ともせず、喜和子のホール「インター」に
裏ROMを仕掛けて勝負を挑む君島。シマ中のブルーハワイが
大当りして店内が大混乱するシーンは、本作を知る方なら
脳裏に焼き付いているハズ。ベンハーの基板封印が喜和子の
知らぬ間にゴト師メンバーに切られており、警察の検査で
バレて、彼女が泡を食う場面も印象深い。なお、第一作の
ロケ地ホールは「厚木インター」(出演者、スタッフ勢揃いで
制作発表会が行われたのもこの店だった)、「厚木シャトル」
「町田インター」など。なお、エンディングでは、歌舞伎町の
パチ屋「モナミ」「747」などの看板も、一瞬映っている。


端正な顔立ちは勿論、台詞回しや立ち振る舞い等、全てが
「カッコイイ」と思えるような、実力派で二枚目の貴重な
俳優だったと思う。あらためて、根津甚八さんのご冥福を
心からお祈り申し上げます。合掌。





1 コメント

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Unknown (OSUTORA)
2016-12-29 23:04:09
こんにちは
本当に惜しい人を亡くしましたね。
根津産は当たり役でしたね。
劇場公開されたパチンコ映画は当作品が初めてじゃないでしょうか?
当時はパチンコ系のVシネマが結構販売されていて
レンタルしてはよく見ていました。
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