国文学研究資料館の国文学文献資料調査はもう20年以上になるでしょうか。最近は宮内庁書陵部と前田尊経閣文庫を担当しています。書誌カードを取るのが目的なので、文献一つ一つにじっくり当たることは難しいのですが、普段なかなか見られない貴重な文献を目にすることができる愉しみもあります。今回は尊経閣の『淡海公淡海居士不同事』という文献(貴重書)が目を引きました。淡海公は藤原不比等、淡海居士は文人淡海三船のことですからもとより別人なのですが、南北朝~室町時代と覚しい格調ある文字で両者の閲歴を記してあり、そのたたずまいは心躍るものがあります。淡海三船については後藤昭雄先生の発見によりその生涯がさらに明らかになったところで、かたがた興味深いものがありました。
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