伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

花巻新渡戸記念館

2009-08-08 11:33:30 | 青柳隆志先生

 

新渡戸稲造(盛岡生まれ)の祖父は、代々続いた花巻の城士の家柄で、その屋敷跡に隣接して、花巻新渡戸記念館が建てられています。しかし、注目すべきは、その屋根の下に大きな「月星紋」が!そうです。新渡戸家は桓武平氏の末裔にして「千葉氏」の子孫だったのです。いわゆる奥州千葉氏です。遠く花巻に来て、千葉氏のゆかりに巡り会うとは思いませんでした。


花巻市歴史民俗資料館

2009-08-08 11:11:12 | 青柳隆志先生

 

宮澤賢治記念館」も「花巻市博物館」も花巻市の運営ですが、市内(もとは大田村山口)にはさらに、「花巻市歴史民俗資料館」もあります。平成19年度から花巻市博物館の分館となりました。近くには、花巻空襲に遭った高村光太郎が戦後移り住んだ高村山荘・高村記念館もあります。

花巻人形や、民具の収蔵庫をそのまま展示しているスペースはとても見応えがあります。

 


アケボノゾウ

2009-08-08 10:54:22 | 青柳隆志先生

 

同博物館の目玉の一つは、建設工事中に発見されたアケボノゾウの足跡化石の展示です。この化石を保存展示するために、設計を変更し、階下部分にそのまま配置してあります。白い花のように開いているのは、アケボノゾウが泥の層に踏み込んだ結果です。


花巻市博物館

2009-08-08 10:44:06 | 青柳隆志先生

 

村上くんがお世話になっている花巻市博物館は、平成16年の開館で、まだ真新しい感じです。花巻の歴史を中心とした展示構成で、展示品は複製が多いですが、テーマ性がしっかりしていて見応えがあります。企画展示室は広々としていました。


嘉司屋とやぶ屋

2009-08-08 09:39:27 | 青柳隆志先生

 

その生家から1ブロックのところ、東町の「嘉司屋」(わんこそば大会発祥の店)は賢治行きつけのお店で、「柏南蛮」が好みだったとか。

また、花巻農学校の教師時代に通ったという吹張町の「やぶ屋」では、天ぷらそばにサイダーという組み合わせだったそうです。賢治はやぶ屋のことを、「BUSH(藪)」と呼んでいたようです。

どちらも、薬味として唐辛子ではなくモミジオロシがついてきました。