「地方から、国を変えよう会」

中央集権を打破し、地域主権を確立しよう!!

税金で贈答品を送るなんてどうかしてるよ!!

2013年02月27日 | 日記

極上牛も…国会議員に10年以上中元・歳暮贈る市佐賀県伊万里市は、市交際費を使って塚部芳和市長名で、地元選出などの国会議員に対し、中元や歳暮を贈っている。10年以上前から続いており、昨年12月も5人の衆・参院議員への歳暮費用として、約4万円が充てられた。公費の使途をチェックする活動に取り組むNPO法人「市民オンブズマン連絡会議・佐賀」(佐賀市)は、「税金を使った慣例的な贈与は自粛すべきだ」と批判している。伊万里市秘書課によると、昨年12月の歳暮で対象とした国会議員は、衆院が自民党の保利耕輔氏(佐賀3区)、民主党の原口一博氏(比例九州)、参院が自民党の福岡資麿氏(佐賀選挙区)、民主党に離党届を出した川崎稔氏(同)のほか、自民党の金子原二郎氏(長崎選挙区)で、歳暮品は、いずれも伊万里牛の「極上スライス500グラムセット」(7350円)。このほか、国会議員秘書2人に伊万里牛の「モモスライス475グラムセット」(3675円)が贈られ、大学名誉教授ら2人にも届けられている。支出は9人分で送料を含めて計6万1300円だった。昨年8月の中元でも、同じ5人の衆・参院議員ら計10人に対し、伊万里ナシを計6万7330円分贈った。同市の交際費は、市長ら特別職が市を代表し、市政運営で必要と認められる交際のために要する経費で、運用方針は内部で規定。中元や歳暮は「贈呈品」として、市長らへの訪問者に対する記念品や企業・外国訪問の際の土産などと、同じ様に扱っている。塚部市長が就任した2002年度は年間約200万円だったが、以降は減少し、11年度は約80万円だった。中元や歳暮の贈呈についても、就任当初に比べて対象者を減らした。11、12年度は、国会議員を含めて10人ほどに贈り、費用は年間で13万円程度という。塚部市長は「社会通念上の儀礼的なもので、市の交際上、必要と判断して支出している」と主張する。現在、県内の全10市のうち、伊万里市以外では、鳥栖市が市長交際費で中元や歳暮を贈っている。同市は昨年12月、9万2500円分(25件)の山芋など特産品を市外の対象者に贈ったが、国会議員は含まれていないという。中元や歳暮を贈っていない市の担当職員からは「市長は政治家であり、交際費からの支出はふさわしくない」といった声も聞かれる。市民オンブズマン連絡会議・佐賀は02年、伊万里市に対し、市交際費から中元や歳暮への支出をやめるように求める文書を提出した経緯がある。同連絡会議の味志陽子事務局長は「中元や歳暮は儀礼的なもので、贈らなくても、市政に関する情報交換や政策要望は国会議員とできる」と指摘している。(小川哲雄)(2013年2月27日15時33分 読売新聞)