冷艶素香

現ES21がいろんな人達から愛されていたり、割れ顎の堅物侍を巡って、藤と金の人外魔境神未満ズが火花を散らしたりしてます。

嫦娥奔月 (前編)

2006年10月06日 | 阿含×瀬那
「阿含さん、元気かな……?」

普段は月宮に籠って薬作りに専念している瀬那だが、毎年の中秋には必ず外
に出て、地上を眺める。陰暦八月十五日の夜、地上から見える満月が普段より
も殊更に明るく、美しく輝くのは、そこに住まう唯一の住人が、地上に残してきた
かつての夫と心を通い合わせられる嬉しさに、顔を綻ばせる日だからである。

「さよならです、阿含さん……どうかいつまでもお元気で……」
「おいっっっ、待てよ……待てっつってんだろっ……!」

あれほど焦った顔の阿含を見たのは初めてだった。
瀬那は思い出し、クスリと小さく笑う。
決して良い夫ではなかった。その強弓をもった蛮勇は※三界の隅々にまで余す
所無く轟き、また本人の自信も大層なもので、「横暴」という言葉を具象化したよ
うな男だった。大酒飲みで女癖も悪く、気に入らないことは何でも暴力で解決し、
あちこちで諍いを起こしては血の臭いを体中にこびりつかせて──
だがそれでも最後には必ず、いつも、自分のもとに帰ってきてくれた。

「おー、ちびすけー、今帰ったぞー」
「ちびすけって、僕には瀬那っていうちゃんとした名前があるんですからそう呼ん
で下さいって何度言ったら……ってうわっ、お酒くさっっっ!」

阿含は不思議なことに、どれほど飲んでも酔ったとしても、酒に溺れて自分を見
失うことは無かった。むしろ飲んでいる時の方が、普段よりも機嫌がよいくらいで、
介抱しようとする瀬那をそのまま抱き上げて胡坐をかいた上に座らせ、楽しそう
にその日の武勇伝(?)を瀬那に語って聞かせたりした。話が一段落ついた後の、
強姦まがいの乱暴な愛撫にはいつまで経っても慣れなかったが、大きな子ども
のように振る舞う時の阿含が、瀬那は決して嫌いではなく、眠る夫の逞しい二の
腕と胸板の檻の中からそっと手を伸ばし、蛇のように奇怪な髪の一房を弄くるの
も、実は密かな楽しみだった。
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そんな彼も、※玉帝から、阿含に嫁げとの命令を受けた当初は、やはり卒倒する
ほど驚いた。

当時、天空には10個の太陽が沈むこともなく輝き続け、大地は干上がるどころか
所々焼け焦げるという異常事態にあった。あわや地上とそこに住まう者たちが消
滅寸前というその時──

「チッ、面倒くせえったらありゃしねえ……しかもこのクソ暑さ……おい、テメーら
誰の許しで勝手してやがる、あ゛ぁ?マジうぜぇ……」

と、9個の太陽を続けざまに射落とした英雄こそ、阿含であった。もっとも、彼自身
には、地上を救おうなどといった気高い志はこれっぽっちも無く、癪ではあるがこの
世で唯一、自分が敵わぬであろうと認める玉帝に静かな、しかし決して有無を言
わせぬ口調で太陽の征伐を命じられたが故の、しぶしぶながらの行動であった。
意に染まぬ命令に従わねばならない屈辱と、汗の止まらぬ不快な暑苦しさで、阿
含の不機嫌はまさに絶頂にあった。躊躇うことなく10個の太陽すべてを射殺しよ
うとしていたのを、阿含の双子の兄にして玉帝の首席秘書官たる文曲星・雲水は、
それこそ命懸けで説得したという──この世に一つも太陽が無くなってしまえば、
それはそれでまた大問題だった。

そんな阿含に無償奉仕などさせて、機嫌を損ねたままでおくのは将来に禍根を
残すことにもなろうと、この世の森羅万象を統べる、長い白髭の飄々とした老爺
は、太陽征伐の褒美として阿含に、※西王母まもりの持つ不老長寿の妙薬──
彼女の果樹園でしか育たない上、結実は三千年に一度という貴重な桃の実を
惜しげもなく使って錬成された貴重薬であり、神仙がこれを口にすれば長い寿命
は更に延びる上に※功夫向上、地上の者が口にすればたちまち仙人になれると
言われている──を与え、また彼女が特に可愛がって目をかけており、男子禁制
※瑶池でも特例として側仕えを務めさせている※仙童・瀬那を阿含に娶わせる
ことにした。

仙薬はともかく、龍陽(男色)の趣味がある訳でもない阿含に瀬那をとは、一体
どのような思召しなのかと誰もが訝しんだが、天意は果たして量り難かった。

瀬那の第一の保護者を自任する西王母まもりは、その臈たけた美しい顔を険しく
引き攣らせ、すべての仙女たちを統轄する仙界最高位の女性に相応しい、威厳と
気品に満ちた普段の物腰をかなぐり捨てて、可愛い瀬那を阿含のような者には
やれぬと、玉帝に食ってかかった。しかし既に天命は下された後とあって、※綸言
は取り消せよう筈もなく、意気消沈して瑶池の大斗闕(宮殿)に戻ってきたまもり
を、逆に瀬那が慰める始末だった。

「大丈夫だよ、まもり姉ちゃん。こう見えても僕だって一応、男な訳だし……嫁に
っていうのは多分、下僕じゃあんまりにも外聞が悪いからっていう、陛下のご配慮
だよ、きっと」
姉とも慕う優しい仙女をこれ以上悲しませまいと努める瀬那に、まもりは潤んでも
なお美しい、慈愛の籠った眼差しを向けた。
「瀬那……あぁ、不甲斐ない私を許して……!」
泣き崩れるまもりの背をさする内、自分自身の驚愕や恐怖よりも、まもりを如何に
して落ち着かせるかということの方に気を取られるようになってしまい、しまいには
熱意すらもってまもりを説得し、自ら積極的に嫁入り支度(?)を整えていた、当時
の自分の、興奮とも言えるような奇妙な心情を思い出し、瀬那は再び苦笑した。
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太陽征伐のために地上に下りて以来、天界のように格式に縛られることなく、
かの世界よりも遥かに単純で自由な人界の生活を気に入ってしまった阿含は、
なかなか天界に戻ろうとはせず、人間たちが彼のために、感謝の念を込めて
建ててくれた邸で気ままに暮らしていた。

「ふーん……お前がジジィの言ってた奴か」
「はい、あの……瀬那といいます。どうぞ宜しく……」
深々とお辞儀をする瀬那に対し、阿含はあまり興味の無い様子だった。自分に
は興味を示さずともこれにならと、貴重な仙薬を見せても、一瞥をくれただけで、
「とりあえず蔵にでもしまっとけ」と言われたきりだった。

(とんでもなく怖い人って聞いてたけど……)
「んじゃ行くぞ」
「え、え、え……はい???」
しかし、瀬那の「夫」となった、目の前にいる屈強な男は、新妻(?)の困惑など
まったく意に介さず、どんどん歩き出した。瀬那も慌てて彼の後を追う。程無くし
て辿り着いた広大な森で、阿含が瀬那に命じたのは、猟犬の代わりを務めるこ
とだった。

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

読んで字の如く、矢継ぎ早に死の矢が放たれる。瑶池の清浄な環境に慣れて
いた瀬那にとって、血の臭いや動物達の悲鳴は決して心地良いものではなかっ
たが、これも「旦那様」のご命令と我慢して、その俊足を活かして獲物を探し、阿
含が射落としてゆくそれらを片っ端から拾い集めてゆく。表情こそ墨鏡(サングラ
ス)の効果でぼかされていたが、阿含も初めて目にする瀬那の脚力には内心、
舌を巻いていた。

「こりゃいい」

満足そうに笑うと、彼はいつもよりペースを上げて獲物を狩り始めた。阿含に射落
とされた九つの太陽たちの原形であり、今では彼の忠実な奴隷となっている、金
色に輝く羽根を持つ三本足の烏、金烏(きんう)たちの飛翔速度も相当なもので、
彼らを伴った鷹狩り形式の狩りもそれなりに楽しめたが、瀬那の速さは地を這うも
のであるにもかかわらず、金烏たち以上のものであり、楽しくない筈が無かった。
加えて、神々の中でも優れて鋭敏な五感を持つ彼は、どれほど遠くからでも生き
物の恐怖感や断末魔の悲鳴、そして血の臭いを感じ取ることが出来る。射殺され
た獲物の傍で震え、怯える瀬那の気配は、殺した獲物のそれ以上に、阿含の嗜
虐欲を心地良く刺激し、その体内の血を沸騰させた。
                        ・
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(あの何かと真面目ぶった小うるせぇ西王母のお気に入りだっつう話だったから、
どうせつまんねぇ奴が来んだろとか思ってたけど、こりゃ当分の暇潰しにはなるな。
足もそこそこに速ぇし、使えるパシリが一匹増えたってとこか。それにウドの大木
みてえにやたらでかくて目障りな竜王一族や、あのちびすけと幼馴染とかいう、白
髪の小生意気な※風伯のガキの嫉妬に歪みまくった顔、いつも仏頂面でお堅い
※托塔天王の殺人眼光、頭ん中半分以上イカレてる赤目の※二郎真君が、デコ
のも含めて三つ目全部、白目んとこまで充血させたキモ顔と狂ったみたいに掻き
鳴らしてる琵琶の騒音は精神的公害だが……。そーいや雲水まで渋い顔してた
のは意外だったな。クズどものあんな顔見れただけでも、ちびすけが俺んとこ来た
甲斐があるってもんだぜ。それに……)

阿含は堪え切れないと言わんばかりにクククと忍び笑いを洩らした。

(何つっても一番愉快だったのは、昔から気にくわねえあの金毛白面九尾のカス
狐の、煮えたぎったみてぇなアホ面だ!)

ゴキゴキと首を鳴らし、両腕を伸ばしながら大きな欠伸を一つ。

(ああ、そういや何でかよく分かんねぇけど、ちびが来てからすげぇ気分よく眠れ
るようにもなったな)
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その日も、瀬那は早朝から大忙しだった。したたかに痛む腰をさすりながら(女に
いささか食傷気味だった阿含には、初々しい少年の瀬那が新鮮に映るらしい)、
あまり音を立てないように昨夜の残滓を湯殿で洗い流した後は、阿含の酒の熟成
具合の確認から始まり、金烏達への餌やり、弓矢や革靴の手入れ、阿含の着替
えを用意して朝餉の支度と、彼はそれこそ独楽鼠のようにクルクルと働いていた。
と、その時、微かに感じた、覚えのある波動。

「え……蛭魔さん?」
振り返った時には既に、禍々しい笑顔を浮かべた妖麗な白い顔が、瀬那の目線
に合わされていた。
「よう、糞チビ」

蛭魔は千年を越す修行を経て、その凶悪性さえ無ければ、※昇仙も夢ではない
と目される、強大な妖力を持つ狐の※妖孼(ようげつ)である。ある時、人界にし
か生えぬ薬草の採取に瀬那がまもりからお使いを頼まれ、訪れた森が偶然、運
が悪かったというべきか、その日、蛭魔に制圧された直後だった。

冷酷無慈悲と悪名高い妖狐を前にして、震えおののくばかりの瀬那だったが──
瀬那は仙術の会得には殆ど才能を示さなかったため、両足の※仙人骨故の俊
足を除いては、人間と殆ど変わらぬ非力さだった──、意外にも蛭魔は微かに
両目を眇めただけで、瀬那の目的を知った後には何故か、親切にも彼が探し求
める薬草の在処を教えてくれ、そしてすぐに姿を消した。

以来、瀬那がお使いや観光目的で人界に下りる度、蛭魔は彼の前にふらりと姿
を現しては、何くれとなく世話を焼いてくれたのだった。彼の乱暴な言動に、初め
はいつもビクビクとしていた瀬那も、次第にそのぶっきらぼうな優しさに「蛭魔さん、
蛭魔さん」と懐くようになり、互いが互いに抱く気持ちの種類が異なるのだけが蛭
魔にとっては不満の種であったが、それでも二人の関係はなかなかに良好なも
のだった。

瀬那と蛭魔の交友を知ったまもりは初めこそ、「とんでもないことだわ!」と、その
柳眉と普段は柔らかな線を描く眦を急角度につり上げたが、瀬那が人界に降りる
時、「天に阿含、地に蛭魔」とまで言われる、地上を代表する邪悪の化身が同行
すると、瀬那が危険に遭遇する確率が限りなくゼロに近くなり、遭ったとしても速
攻で蛭魔がその危険を「排除」してくれることに気付くと、しぶしぶながらも彼ら二
人の交友を黙認するようになった。何といってもまもりは多忙を極める身であり、
一日のすべてを瀬那に付きっ切りという訳にはゆかなかったからである。

阿含に嫁いでからの瀬那は何かと忙しく、蛭魔ともとんとご無沙汰だった。何故
今になって突然……?若干、疑問に思わないでもなかったが、久々に蛭魔に会え
た喜びはあまりにも大きく、瀬那の本来、その非力さ故に人一倍鋭い筈の危機回
避能力を鈍らせた。

「お久し振りです、蛭魔さん!いつこちらに?この辺りに何かご用でも?前もって
連絡してくれれば……」
「俺が来たいと思ったから来たんだ、テメーがあれこれ気を回す必要はねぇ。とこ
ろで瀬那……」
「はい?」

瀬那は今更ながら気付いた。いつもは自分を「糞チビ」としか呼ばない蛭魔が、
今日は自分を「瀬那」と呼んでいることに。違和感を覚えた時にはもう遅く、瀬
那は妖しく輝く蛭魔の、最大限の妖力が込められた両瞳に真正面から囚われ
ていた。その多くが美貌をもって知られる妖狐族、それも蛭魔ほどの大妖狐に、
誘惑の意志を含んだ眼差しで見つめられたらどうなるか──

「糞西王母の仙薬持って来い。テメーは俺と昇仙すんだ」
霞のかかった意識の下で、瀬那は僅かに首を傾げる。

「でも、阿含さん……が……」

一言だけ呟きを残し、瀬那の意識だけが闇に沈んだ。
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「ちび、おいちびすけ、どこ行きやがった!?」
いつもなら自分の逆鱗に触れない、適当な頃合を見計らって起こしに来る筈の
瀬那が、今朝に限っていつまで経っても来ないことを訝しく思い、阿含は不機嫌
そうに邸内を、柄にも無く急いた足取りで探し回る。最後に辿り着いた蔵の中か
ら、瀬那が婚資として持ってきた仙薬が消えており、代わりに床に数本落ちてい
た、陽光に燦然と輝く黄金の毛髪を見た時、阿含の中の何かが音を立てて切れ
た。

「俺のものを断りも無く勝手にかっぱらってくたぁ……上等じゃねーか……」
瞋恚の焔が阿含の身を取り巻き、壁に打ちつけた拳は一撃でそこに大きな穴を
穿った。
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一方、こちらは蛭魔。首尾よく瀬那と仙薬の両方を手に入れ、千里を飛翔した
先にある、強力な結界を施した己のねぐらへ戻ったまではよかったが、仙薬の
入った瓢箪に、まもりの強力な封印が施してあったのはとんだ誤算だった。恐
らくは、阿含にそう簡単に薬を飲ませてなるものかという、まもりのささやかな
意趣返しであろう。瀬那に聞けば開け方はすぐにでも分かるだろうが、誘惑の
術を解いて彼を正気に戻せば、厄介なことになる。蛭魔がチッと舌打ちをした
ところで、急に辺りの空気がピリピリしだし、木の葉が次々と地面に落ちていっ
た。

「まさかこうも簡単に俺の結界破るとはな……あんの糞ドレッド……」
蛭魔は忌々しそうに顔を顰めた。頭脳戦でならともかく、力技ではさすがの蛭
魔も阿含には叶わない。得意の術を使っても、神々の中でも抜きん出て強大
な阿含の肉体及び精神に、果たしてどれほどの影響が及ぼせるだろう。

蛭魔がギリ……と薄い唇を噛んだその時──

ヒュン!

地上に於いてはあり得ない速さの何かが、蛭魔の滑らかな頬を掠めた。
チリリとした微かな痛みを伴い、白磁の頬に鮮紅が、一筋の線を描く。

「お次はどこがイイ?どこでもお望み次第だぜぇ?」
酷薄な笑みをたたえた口元に、歌うように楽しげな声。だが、墨鏡の奥に
隠された双眸の中では、間違いなく溶岩が湧き立っていることだろう。

「ふん、てめーが糞チビみてぇなのに執着するとは意外だったな」
阿含をわざと挑発する蛭魔。少しでも長く時間を稼がなければらない。阿
含が本気を出せばおしまいなのだ。

「俺のもんを俺以外の奴に勝手に持ってかれんのがムカツクだけだ。オラ、
とっととちび返せや」
「嫌だね」
「あ゛?」
「糞チビを返そうが返すまいがオメーが俺を見逃すわきゃねえ。犬死はごめ
んだ」
「なるほど、ちげえねえ」
阿含は声を立ててゲラゲラと笑った。

「っつー訳で」
「おう」
阿含が再び矢を弓につがえた。蛭魔は瀬那を片手に抱き、空いた方の手の
ひらに妖力を込める。

「「始めっか」」
                                     
                                    (後編へ続く)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※注釈
三界…天界、仙界、人界。転じてこの世、全世界を指す。
玉帝…道教などに代表される中国の神仙思想に於いて、天界の最高
         神とされる。玉皇上帝(玉皇大帝)。
西王母…やはり中国の神仙思想、古代神話に登場する有名な女神。
           中国西方の崑崙山に住み、すべての仙女を統轄する役目を
           負う。玉帝の妻という説も有り。
功夫…仙術の腕前、神通力の程度など。
瑶池…西王母の宮殿が建つ(或いはその傍にある)、玉のように美し
         い湖。
仙童…仙人・仙女に使える子ども。
綸言…君主が臣下に対して言う言葉。権威重きものであるが故に撤
         回することは難しく、“綸言汗の如し”で有名。
風伯…風の神。
托塔天王…仏教でいう毘沙門天。甲冑を身にまとい、両手にそれぞれ
              宝塔と矛(または宝棒)を持つ。道教では軍神と捉えられて
              いる事が多い。
二郎神君…玉帝の甥。三叉の矛を持ち、鷹と犬を供にした、額に第三
              の眼を持つ美しい青年の姿で想像されることが多い。
昇仙…仙界に於いて正式に仙人として認知されること。
妖孼…現代日本語、現代中国語では不吉の兆し、魔物、悪党などを
         意味するが、ここでは仙人になる一歩手前の、人外の存在を
         指す。原形が動植物、鉱物、気体など。
仙人骨…凡人には無い、仙人になれるかどうかを決める骨。
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