数日来、強風の日が続いていましたが、久しぶりに穏やかな1日でした。
本日の午後、笹田家の皆様が来山されました。
昨年、法事を勤めた際にご主人が描かれたとても素適な絵を拝見し、出来れば境内の百年サクラを描いていただきたいとのお願いをしましたところ、本日、奥様、ご子息と一緒に来山いただきました。感謝尽々
完成は少し先になると思いますが、楽しみにしています。
笹田家の皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。
笹田家の皆様がお帰りになった後、濱中家の追善供養を勤めました。
本日は私が福祉関係の仕事に従事していた際に大変お世話になりましたご夫婦のご供養を勤めました。
お二人がご存命の当時、いろいろなご相談をさせていただきました際に、常に「愛語」をもって、ご教示並びに励ましをいただきましたことは生涯忘れるものではありません。
ここで「愛語」というのは、愛情をもった優しい言葉、或いは人を導くのい親愛のこもった慈悲心の心をもって相手の心を和らげる優しい言葉をいいます。
道元禅師は「愛語よく廻天の力あることを学すべきなり。」とお示しになっています。
この一文は「正法眼蔵菩提薩捶四摂法」にあり、日常読誦いたします「修証義」の第四章「発願利生」の一節にもある言葉です。
「その人のことを心から思う言葉は天をも動かすことができる。」との意味です。
当時、ご夫妻からの言葉は正に「愛語」でした。
濱中家の皆様にはいろいろと心配りをいただき、この場を借りて衷心より厚くお礼を申し上げますとともに、皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。合掌