先般ケニアにいらっしゃる金本康生さんよりエチオピア料理の紹介メールが届きましたので御紹介いたします。
ナイロビにはエチオピア料理を食べさせる食堂があり、時々出かけます。
エチオピア料理は主食のインジェラとその上にのせる副食のワット(肉や野菜のオカズ)から構成されています。
エチオピア料理に欠かせないインジェラはテフというイネ科の実を粉にして水に溶いて発酵させ薄くクレープ状に焼いたものです。
酸味があり少し癖があるせいか、こちらにいる日本人でも、好きな人と嫌いな人が半々に分かれるようです。
私は大好きで、しばらく食べないでいると無性に食べたくなります。
おそらくインジェラには鉄分やミネラルが大量に含まれていて、体のそれらが欠乏してくると、自然に体が要求するのだと思います。
これまでインジェラ作りの現場を見たことがありませんでしたが、今回の旅行で幸運にも見ることができました。
各地で食べたエチオピア料理を併せて紹介します。
1)アクスムの食堂で見学したインジェラ作り
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店主の説明によると、テフを水に溶かし、時々手で混ぜながら2,3日寝かせます。
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発酵が進んでくると泡が出て、溶液が白色から灰色に変化します。
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それをカマドで焼きます。鍋に広げ蓋をして4、5分するとインジェラの出来上がりです。
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インジェラは開店前にまとめて作ります。200枚以上焼くため、大変な重労働だそうです。
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仕上げは客の注文にお応じて、作り置きしている肉や野菜などのオカズをのせて完成。
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食べ方ですが、これがいたって簡単、インジェラを手で一口大の大きさに切り、トッピングの野菜や肉をはさんで口に入れます。
多人数で食べる時も皿一枚あればすむので、実に合理的な食事方法です。
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最近では、自宅でインジェラを作らず、出来合いを買いに来る客もいるそうで、
この話を裏付けるかのように、道で出会った女の子はお使いでインジェラを買っての帰りでした。
NO.2へ続きます。