住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

故人を偲んで

2009-06-12 | 追善

 昨日はちょっと怪我をしてしまい、その個所を冷やしておかなければ本日は大変なことになるとのことで、冷やし続けた結果、幸いにも特に問題はなく朝を迎えることができました。

 昨年6月のあの出来事がありましたので・・・

 さて、本日は2軒(浜田家・藤解家)の追善供養を勤めました。 

 お勤めを終えて次の供養まで少し時間がありましたので茶話をいたしました。

 世情の話や妻の偉大さ?等、話題は尽きませんでした。

 浜田家の皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。

 

 供養を終えての藤解家の皆様の集合写真です。

 施主の藤解詮雄さんがお持ちになっていらっしゃるのは本日年回を勤めたご母堂裁縫の教授所を開設していらっしゃった当時のものを本日の仏縁に因み、広島から持参されたものです。

 なぜ?と思われる方もいらっしゃると思いますので少し説明をさせていただきます。

 戦時中御用船の船長をされていたご主人が徴用中に戦死された後、故人は裁縫の勉強をされ、その職をもって子どもさんを育てられた証がこの看板です。

 当時は現在のような社会保障制度もなく、大変なご苦労があったと拝察いたします。

 こうした年回の場で改めて母の恩愛に報恩感謝の念を捧げ、故人を偲ぶうえでこの看板は施主をはじめ親族の皆様にはとても意味のあるものと推察いたします。

 施主の藤解詮雄さんは故坂村真民先生とも深いご縁があり、このご縁を通じて大崎上島町内に3基の詩碑建立の助縁をされています。

 お話しでは全国に坂村先生の詩碑が約800余り建立されていますが、同じ町内に3ヶ所もある町はないとのことでした。

 藤解さんには本日立派な掛け軸を寺に寄贈いただきました。この場を借りて衷心より厚くお礼を申し上げますとともに、藤解家の皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じます。感謝尽々

 

 下記のポスターは8月2日、広島市内のアステールプラザで上演されます平和創作劇のご案内です。

 本日追善供養にお参りされました故人の姉妹の方から頂戴いたしました。

 なお、この劇の構成・演出は娘さんがされているとのことです。

 チケット取り扱い並びに各種問合せは下記にお願いいたします。

 〒730-0853 

 広島市中区八丁堀7-11 広島YMCA国際コミュニティセンター内

 I PRAY 講演実行委員会 ℡&Ffax 082-227-2884

 Mail matsuura@hymca.jp

 会の無事円成をお祈り申し上げます。合掌

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