SEIKO’s photo gallery from ALEXANDRIA 

エジプトの第二の都市、アレクサンドリアで暮らしながら中東の写真を撮っています。

7月のタハリール広場 ~2

2011-07-04 14:15:34 | 写真



「タハリール広場のテントが燃えている」


昨日(7月3日)夕方、ホテルでツイッターの画面を見ていて、私は驚きました。
この日の昼間、このタハリール広場を通って、昼ご飯を買いに行ったばかりだったからです。

タハリール広場の中心部にデモの人たちはテントを張っていました。
この2日ほどテントの数は増えてきていましたが、不穏は気配は全くなく交通量の多い、普段通りの雑然とした広場でした。
それが一転して、テントのデモの人たちと火をつけた人たちとの間で投石まで起こる騒ぎとなりました。

エジプトで「バルタギー」と呼ばれる一種のやくざのような人々がテントに火をつけたと言う人もいます。
元ムバラク派だった人々が、騒乱を起こすためにやらせているという人もいます。
警察の捜査が十分されているわけではないので、本当のところは分かりません。

今日(7月4日)、タハリール広場に行ってきました。

昨日までテントのあった広場の中央にはロープが張られ、テントは一つ残るだけでほとんどすべて撤去されていました。

ところがやっぱり粘り強いエジプト人です。
今度はタハリール広場の端の「モガンマア」とよばれる合同庁舎の前に場所を移してたくさんのテントを張っていました。
下の写真中央の立派な建物です。

「モガンマア」は役人の怠慢が表れる象徴的な場所として、エジプトのコメディ映画「テロリズムとケバブ」(※ケバブはエジプトの串に刺した焼き肉)の舞台としても有名なところです。




この新しいテントの周りにもたくさんの見物人がどんどん集まってきています。

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2 コメント

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壁画 (爺婆)
2011-07-05 04:55:49
写真感謝です。壁画にビックリです。パレスチナの壁にも同じような絵がありました。オリーブは命の木ですが、イスラエルに倒され焼かれた木を見ると胸が痛みました。エジプトの人は粘り強いそうですね、東北の人達と似ています。エジプトも東北も「負けないで」とエールを送ります。取材には十分注意してください。では、元気で(エジプトでは何と言いますか)
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「お元気で」 (SEIKO)
2011-07-06 01:51:22
エジプトでは「お元気で」は、ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが「フルサ・サイーダ」。あなたの幸運を祈ります、という意味です。
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