One day's topics&One night's heroism

40代ブロガーの日常+アルファです。アクセス数よりも長寿を目指していきます。

北の地より想いは馳せて

2015-02-25 19:16:21 | Enjoy
2015年2月11日の午後、私は夜勤を明けて眠りについていた。

その日はあっけなく一日が過ぎてしまったような感じであった。晩ご飯後には妻が私の誕生日用のケーキを買ってきて一緒に食べた。

翌日の2月12日。

私たちの結婚記念日であった。結婚より4回目の記念日を迎えられたことに感謝する。
結婚4年目は花実婚式なので花束を贈るそうなのですが私は贈っていません。
ちなみに5年目は木婚式なので観葉植物などを贈り、6年目は鉄婚式なので鉄製品の調理器具などを贈るそうです。

その日は夕方より三重県のなばなの里へ行き、イルミネーションを堪能しました。
やっぱりすごいですよ。最大級と言うだけのことはあってお客さんの数も多いこと多いこと・・・。
それでもナガシマカードを持っている本人は無料では入れるという嬉しい特典があります。
イルミネーションの後はサイゼリヤでステーキを食べて帰りました。

そして2月14日。
世間ではバレンタインデーですので、チョコレートの受け渡しが盛ん。
私は夜勤の入りであった。
夜勤上番前に申し送りを確認していると携帯電話が鳴った。
父から「お婆ちゃんが亡くなった。」と一言。
仕事はしなくてはいけないわ、このような訃報は突然以外の何物でもない。
急遽、業務調整を行ってもらい、翌日の夜勤明けから忌引きの休暇を使うことになった。

親が気を利かせて飛行機の切符を取ってくれたのだが、就業時間内のため行けないと返事すると
変更した切符が母より手渡しで職場に送られてきた。

2月15日
業務終了後、飛行機の時間に合わせて電車に乗る。夜勤明けで仮眠ができなかったのがきつかった。
現地で必要なものなどは妻がそろえておいてくれたので助かった。
搭乗手続きをすると、「現地が悪天候で着陸できない場合、ここに戻ってくるか、羽田空港への着陸の条件付き飛行となります。」
とのこと。当日は低気圧が北海道上空で猛威をふるっていたような天候であった。
それでも、行かないことには始まらないと「はい」と返事する。
当初のフライトが天候のため予定変更で1時間遅くなる。
1時間空港で時間をつぶすがさらに到着機が遅れているためさらに40分遅れる。
16時発の予定が19時になってしまった。

19時に離陸した。
なかなかできなかった仮眠がやっとこの飛行機の中でとれた。
セントレア発-新千歳着
航路はまず東海から北陸へ向かう。富山の上空で方向変換をして千歳に向かう。
青森上空で何分か旋回をしているのがわかった。
しかし、眠気のためそんなことはどうでも良かった。
時々、エアポケットで飛行機がエンジン全開で飛行しているのがわかる。
旋回のため時間がかかり、到着時間も遅れてしまう。

快速電車に乗り札幌へ。
現地に着いたときにはすでに23時を回っていた。
仏様に手を合わせて拝む。すでに体はひんやりと冷たい。
祖母は90歳という長い人生を終えた。高等女学校を卒業後、小学校の教員として教鞭を執っていたとのことであった。
祖母は近くのデイサービスに通っており、その日は朝から体調が悪く食事を食べなかったという。
おやつを食べた後くらいに床に倒れ込み、看護師がAED再生を試みるが効果がなく救急搬送され搬送先の病院で死亡確認されたと聞かされた。
リビングにある祖母の写真や川柳が心に刻まれる。
この日が友引であったため翌日が通夜になる。
親族、姻族ではあるが私の知らない人が何人か訪れる。

以前にあった祖父の葬儀より13年の年月が経っていた。
従兄弟は結婚や離婚をしていたり子供がいたりと苦労の跡がわかる。
葬儀会館でいろいろな親族と話す。皆さんほとんど高齢者。
なかなか会えない人たちなので後悔しないようになるべくたくさん話したつもりだ。
祖母の命日は祖父の命日と一日違い、私にとって2月はイベントが盛りだくさんの月でもあるのだ。

出棺の時はやはり切ない。
骨を拾うときは言葉にならない。
私は故人の骨はなるべくそのまま残しておきたいと思うのだが、「もっと力一杯砕いてください」という火葬場の職員の言葉は心なく聞こえてしまう。
葬儀自体は大きな問題もなく無事終えることができた。
しかし、文章からは読み取れなかったと思うが、私の妻は付き添っていないのだ。
このことが、妻の心に火をつけてしまった。

施主の叔父が「わざわざ吹雪の中、来てもらってさらに眠らず、疲れてもらうことはない。」という言葉を伝えるが
「私は妻として認めてもらっていない。」「体裁よりお金を取った。」など愚痴が絶えない。
忙しかったとはいえ、祖母の葬儀は家族葬で行うとか肝心なことが伝わっていなかった。
私の家庭は親族との折り合いがどうもうまくいかない。
おかげで、嫁の親にもいい評判は得ていないのである。
これから、どうすればいいのだろうと考えてはいるのだが暗中模索に近い状態でわからない。

話は変わり、札幌市街地。
13年前と違って大きな地下道ができた。
札幌駅から南に向かって約3キロの長い地下道。繁華街のすすきのまで続いている。
地下鉄も平行で走っているが道産子はよく歩くらしく、確かに真冬であるのに人通りは多かった。
地下街のところどころに出入り口、道案内表示やテナント店などが並んでいる。
これを名古屋にたとえると名古屋駅から栄駅の地下街ができたというのに等しい。距離まで似ている。
実際に名古屋もやってほしいものだ。
名駅~栄駅の地下道を作りそして、サカエチカと直結させるような取り組みを。
歩行者の安全も確保できるし、地下鉄の混雑緩和につながるかもしれない。
そして、名古屋駅周辺の発展にもリニアの駅と併せて考えていくのがベストであろう。

慌ただしい2月を抜けると、今度は3月。
妻の不妊治療がステップアップを迎えます。
今のパートを辞めなければ体外受精は難しいとの判断です。
家計が厳しくなるし、また落ち着かない日々が続きそうです。





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