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40代ブロガーの日常+アルファです。アクセス数よりも長寿を目指していきます。

JR羽越本線脱線事故

2005-12-28 17:30:36 | ふぁいんどあうと
また、大きな脱線事故がありましたね。
少し遅くなってしまいましたが書きたいと思います。
485系特急いなほ14号6両編成、映像の電車が走っていました。
いなほ14号の運行予定(時刻表)は
(すべて発車時刻)
秋田    16:34
羽後本荘 17:06
仁賀保   17:18
象潟    17:27
遊佐    17:48
酒田    18:00
余目    18:09
鶴岡    18:20
あつみ温泉18:39
府屋    18:51
村上    19:20
となっていて、ダイヤ消化には平均100キロ程度の速度は必要です。
この区間の営業最高速度は120キロだったそうです。
大雪でポイントの凍結のため68分の遅れがあって酒田駅を19:08に発車
そして、19:14頃に砂越(さごし)ー北余目(きたあまるめ)間の第2最上川橋梁付近で脱線しました。

筆者の推測ではこのあたりではないかと思います。
山形地方気象台によると、当時の天気は雨、雪は28センチ積もっており、西南西の風21,6メートルだったそうです。
何よりも不幸中の幸いだったことは橋梁の上で脱線が起こらなかったことだと思います。橋梁の上であればもっと多くの死傷者が出ていたでしょう。
同じ風でも橋梁の上というのはとても強い風が吹くので私鉄などでも徐行を強いているところがあります。
風速25メートル以上で徐行(おそらく25キロ以下)、30メートル以上で停止という規定があったそうですが突風にあおられてしまったようです。
この列車は1両あたり40~49トンのタイプで長さ、高さなどは調べておらず、はっきりとわかりませんが、仮に、高さ3メートル、長さ10メートルだとし、21,6メートルの風が吹いたとすると、風は電車を1両あたり1399,68キロ
の力で押したことになります。もちろん、これは1両あたりの話ですからすべての車両に風が真正面に当たったとするのであれば8398,08キロの力で押されるわけですね。電車の車輪は意外と狭いもので、1メートル40センチ程ですから考えてみるとあの電車の大きさに対しては狭いと思っても不思議ではありません。

JR東日本の酒田運転区?はもっと安全性に配慮をおいて規定を見直す必要があるかもしれません。
また、事故で亡くなった方々にはご冥福をお祈り申し上げます。


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2 Comments

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速度? (U-2)
2005-12-29 00:20:39
はじめまして。分かりやすい記事、読ませていただき、感謝申し上げます。

今回の「事故」風のせいに終わらせようとしているようにも思えます。

あの程度の気象条件は、現地ではそう珍しいことでもないと思います。いったい、列車は何キロで走行していたのでしょうか。解明が待たれます。
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コメントどうもありがとうございます (seek-enjoy)
2005-12-29 05:31:19
風も原因の一つだとは思いますが、果たして1両あたりの重さが40トン以上の車両に約1,4トンの横の衝撃が来ただけで脱線してしまうケースがあるのかということが気になります。

電車に1,5トントラックが突っ込んでいったら果たして脱線するでしょうか?

もっとも、運転士を攻めるわけではありませんが・・・

なお、当時の気象条件は現地では珍しくなく、ベテラン特急運転士でも風を警戒し、90~100キロ程度で走るという一説もありました。事故当時は100キロ程度で走行していたという記事を見た記憶があります。

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