シーティングシステム研究会

良いシーティングを普及させる目的で年に5回の研究会を開催、また基礎コースを開いています。

【0921B001】 座を考える -車いすといす- のご紹介

2009-06-16 | Weblog
直接に研究会の案内ではありませんが、以下の講座を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています。
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/0921B001/
【0921B001】 座を考える -車いすといす-


実施日 2009/07/13 ~ 2009/08/03 曜日 月
時間 18:30~20:00 定員 30名
キャンパス 飯田橋キャンパス 教室
受講料
7,300円 単位 1 単位

講座の説明
人は立位歩行を獲得して手を自由に使えるようになりましたが、自由な肩甲骨の動きを獲得し、左右対称的な下肢の骨格となり、腰椎は前彎して腰仙部に大きな負担がかかるようになりました。そのため休息が必要になり、人は座位をとります。座位は、下半身を休息させながら、作業や食事も可能な姿勢ですが、骨盤は後傾し、脊柱は後彎して立位に比べると上半身の負担は大きくなります。歩けない人は車いす座位をとり続けざるを得ません。これに伴い下半身は単純に体重を座面(シート)と背もたれ(バックサポート)や床を通じて体重を伝達する役割となってしまい、左右の非対称、脊柱や骨盤の変形など問題が起こってきます。これを解消するため。シーティングという座位姿勢調整を行います。身体運動の専門、工業デザインの専門家からのシーティング講座です。

*2・3回目は、いすや車いすの実物を使ってご説明します。

講座スケジュール
回 実施日 講座内容 担当講師
1 2009/07/13(月) 歩行で発達した骨格・様々ないすと座<大津> 大津 慶子
2 2009/07/27(月) 車いすとデザイン<光野> 光野 有次
3 2009/08/03(月) 車いすの適合とクッション<大津> 大津 慶子

対象者
一般向け、専門家向け(作業療法士、理学療法士、看護、介護、ケアマネジャーなど)

講師
大津 慶子(おおつ けいこ)

【プロフィール】
本学准教授、理学療法士。
本学健康福祉学部理学療法学科准教授、理学療法士、姿勢と生活環境をテーマに研究。シーティングシステム研究会を日本医療科学大学木之瀬教授と主宰。
光野 有次(みつの ゆうじ)

【プロフィール】
工業デザイナー、パンティーラジャパン株式会社 代表取締役。
障害児・者のための道具つくり、でく工房を友人たちと創立。1983年長崎県のs重症心身障害児施設みさかえの園むつみの家「機器開発室」勤務。1985年スエーデンにて福祉用具と社会福祉システムの調査研究、その後無限工房を開設、2003年より現職。

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