安田要害山やすだようがいさん 281.2m
3/1 晴れ 安来市伯太町安田関 出発地:長台寺駐車場 約61m
春になったような好天気。青空が少し薄い色をしているので大山がくっきりとはならないが、鳥取県境に跨る要害山に昨年に続いて今年も出かけた。寺の駐車場には6台ほどの車。雪がちょっと残っている本堂の裏手から登山道に入る。春の山歩きという感じのポカポカ陽気。先日まで降り続いた雪がウソのよう。11時ごろなのに下山してくるグループに出会った。早く下山して、次はどこに行くのだろう。登山道は乾いていて楽に歩ける。
山頂には5人ほどが休憩。今日は30分で到着した。平地の雪は解けてしまっているが、大山はたっぷりの雪景色。要害山の山頂の一部には少しだけ残雪が残っている。はるか上空には飛行機雲が何度か現れる。珍しく1時間ほど休憩して、坊床を通らずに登山道を引き返したが、登りでは結構汗をかいた。今日見かけた登山者は10名くらい。白鳥ロードの田んぼでは100羽余りの白鳥を見た。もうすぐ北帰行の旅が待っている。
2/25 晴れ
毎日の雪かきも終わったような青空。火曜日の“出雲かんべの里〟は休みだけど、快晴に誘われてミニ登山に出掛けた。今朝は雪解けで濡れた道がツルツルの状態。これが放射冷却のせいなのかと考えながら気をつけて歩く。雪もやや硬い。尾根コースの道を登りだすと陽の当たる所は雪が解けているが、場所によっては30㎝近い積雪がある。風もなく、晴れて気持ちの良い山歩き。雪の大山も何とか眺めることができる。動物の足跡があるが、野ウサギの足跡は無し。棲んではいないようだ。奥に向かって靴跡が続き、その跡を追って奥へと進む。靴跡は更に空山に向かっていたが、私は蝮池に下る。堰の所でトウトウ谷コースから上がって来た靴跡が現れる。堤の先の急斜面をスキー用のストックを使って登りきり、下ると市道空山線に着く。柿畑は一面の雪の原、遠く星上山や大山が良く見える広い眺め。“からす天狗”に寄って道を下り、蝮谷池の堤を通って“てんぐの森広場”に出る。今日はおチビさんたちの姿は見かけなかった。雪景色も今シーズンの見納めと思い、じっくり眺めて帰った。
奥の高い山は星上山 縦走出来る稜線は広瀬の京羅木山へと続く
尾根コース 積雪多し
蝮池堤の地蔵さんと戒名の彫られた石碑 後に見える雪の急斜面を登る
からす天狗の牛像と大山
てんぐの家
20年もベルリン・フィルの団員であるサラ・ウィリス(1969?-)はアメリカ生まれでイギリスの国籍をも持つ人気抜群の女性ホルン奏者。タイトル名のBANDAは英語のBAND(楽団)のこと。キューバ音楽に魅せられてモーツアルトの曲を組み合わせたCDを幾つも録音している。このCDでもキューバの人なら良くご存知の曲に加えて、モーツアルトの〈ロマンサ〉(ホルン協奏曲第3番 第2楽章より)と、〈ハバネラ〉(歌劇『カルメン』より)を、キューバ音楽のリズムに合わせたアレンジで披露。演奏はキューバの6人の奏者とサラのホルン。有名なヒット曲からクラシックの曲まで、まるでストリート・ミュージシャンの演奏を聴いているようで、暑い国なのに、クール感とリラックス感があり、ジャズっぽさも感じられる。曲によっては歌声も入る。ふと、ブラジルのボサノヴァを思い出した。後半になるとラテン・リズムに乗って爽快。ラストの〈マンボ・インフルエンシアード〉は各プレーヤーのアドリブも入ってノリがいい。私の知っているキューバ曲は〈ラ・コンパルサ〉くらいか? キューバの公用語はスペイン語だが、アメリカに近いので英語も話す。日本でアマチュア・ホルン奏者のためのクリニックが開かれたことがあり、美人で人懐っこくて、アドバイスも上手く、人気絶大のサラである。アルファ・レーベル。
ナクソス '24/2録音 '24/8発売 10曲 54:31 2,711円 (輸入盤 国内通販)
サラ・ウィリス(ホルン)
キューバの仲間(ヴァイオリン、ピアノ、ベース、パーカッション、サクソフォン などの楽器奏者)
余分な話ですが....
洋菓子に「サラバンダ」というのがあり、ちょっとウェハースに似た長方形の菓子で、市内の某スーパーでも国内産の物が売られている。小麦を使った甘い煎餅で、クリームをサンドしたもの。3拍子のスペインの優雅な踊りSARABANDE(フランス語)からきているそうだ。
静まり返った大庭の里山 1/24
今年は雪が積もらず、春になったような温かさ。今朝も青空とはゆかないが、春霞のような空の〝かんべの里〟を歩いてきた。普段から、かんべの里山の奥を歩く人は見かけないが、今日も誰も居らず、枯葉の散る尾根コースからあやめ池を回って〝てんぐの森広場〟に着くと園児たちがちらほら。冬用の寝袋を持ってテントに入る二歳児、ままごと遊びを始めた女の子も。鍋の中を見たら、地面に落ちている茶色い杉などの葉っぱが水に浮いている。「味噌汁?」と聞いたら首をひねっていた。違った料理を作っているらしい。ここの施設は開設して30年になる。木で作られた遊びの施設も腐ってきだして板が抜けた所もある。園児が遊ぶにはちょっと危ない。やはり今は冬、焚火にあたるとホッとする。虹の写真は、この山の奥で先日撮影したものである。急いで展望台まで行った時には消えかけていた。
阪神・淡路大震災を思う
震災から30年経ち、17日夜の寝床でラジオにスイッチを入れたら特別番組が始まっていたので、当時の事を思い出した。震災の日、二人の妹が関西に住んでいるので電話したけれど不通、連絡が取れない。1週間後(今日頃)、大阪行きの定期便が再開されるというので切符を買いに行き、深夜の最終便で大阪に向かった。暗い朝、新神戸駅近くの公園でテントを張っている人、阪神高速の倒壊現場をバスから見ながら梅田駅に着く。阪急宝塚線は不通ということで阪急西ノ宮駅に向かったが、大阪と神戸との大きな落差、西へ向かうにつれて青いシートの屋根が目につくようになる。北に向かう宝塚線は二つ目の駅まで。1時間ほど線路に沿って道路を北に歩いて宝塚へ。木造の借家は一見無事のように見えたが、中は住めなくなっていた。上の妹が住む尼崎に向かい、家族も建物も無事であることを確認して夜行便でとんぼ返り。何も支援せず松江に帰るのが情けなかった。その後、山陰でも地震があったが、今は築46年の我が家の事を考えると、地震のたびにヒヤリとする。
りんごん山りんごんさん (143m?)~十膳山じゅうぜんやま 193.5m
1/19 晴れ 出雲市野郷町・美野町、松江市大野町 出発地:野郷町 りんごん山登山口駐車場 約116m
昨日も今日も良い天気に恵まれ、青空が招くので、今日こそはと十膳山に出かけた。島根半島を東西に延びる湖北広域農道を西へ、出雲市との境界を過ぎると右手に「十膳山入口」を示す道標があり、右折して道標に従って奥に入る。「りんごん山」と「十膳山」の別れ道に出るが、左に曲がると野郷町の「りんごん山登山口」と駐車場。今日の登山は所要時間が短いのでここに車を置いて登山に出発。しっかりとした山道を登ること5分で地元の人が言う「りんごん山(龍王山)」に着く。水の神様である龍王明神(龍宮神)を祀る小さな建物の裏手に祠、龍王権現社がある。地理院地図には標高は載っていない。出雲地方だけかもしれないが、龍宮のことを「りんごん」と古く呼んでいたらしい。
下山して十膳山に向かって歩く。陽も差して、のどかな風景を見ながら、途中から未舗装になった広めの道を10分歩けば山頂。大野町と美野町に跨る山で、東には宍道湖、大山や本宮山、西には出雲平野と三瓶山、近くに大船山が見える。戦国期に地頭大野氏の十膳山城があった山で、『出雲国風土記』には「都勢野山つせぬやま、樹林はやしなし。嶺の中に沢あり」と書かれている。今はカラオケ設備のあるビニールハウスが建ち、直ぐ後ろに三角点がある。よくぞ雨風に耐えているものとハウスの中をのぞいて見ると、敷かれた青いシートの上にスコップが転がっていた。今日は登山者どころか地元の人の姿も見えず、景色を眺めただけで帰宅。山腹の集落に見事な枝垂れ桜が1本、山頂にも桜の木があり、4月になったら再び行ってみようと思っている。