充電日記     

オフな話で一息を。

CD-P650-R/S賛へ

2019年09月28日 | Weblog
TEACのCD-P650-R/S。いやびっくりジャスト20000円といっていい低廉な機種だけど、不思議や不思議、アナログに近い音を出す。

・最近のオーディオ機器はいかに自然な原音再生をおこなうかがキーになってるみたい。デジタルっぽいのじゃなく、自然な、あえていえばレコードのような音の再生が好まれているよう。

・私も、専用機としてオンキヨーのC-777というのを持っている。5万円台だったかな。そこそこ評判はよかったんである。購入当初は。ヘッドホン端子があるので、単体でも聞けるなあと思っていたんだが、どうにも変な音。いや、聞けない音というんじゃないが、妙にハイ上がりというか、角張った出し方になってしまう。人によってはそれが、さわやかさとか、歯切れ良さに感じられるかもしれない。が、聞き疲れるのだ。言ってみれば、キンキンするというのに近い(もちろん「近い」のであってほんとにキンキンするわけではないけれど、ニュアンスとして)。それがいやで、CDを聞かなくなった。

・ところが、CD-P650-R/Sはどうだ。デジタルっぽさが少ない。たどえばですね、ちょっと前の液晶テレビとプラズマテレビの違い。液晶テレビは見栄えをおもんぱかってエッジを出すような調整がしてある(としか思えない)。細部をわざとはっきり演出するような味付けになってる。自宅では日立のプラズマテレビを愛用しているせいか、出張先のホテルの液晶テレビだと「和久田さんて、こんなにホクロあったっけ?」などと思うことがある。そんな差があるように思う。

・そういえば、オーディオがデジタル化される以前、アンプやスピーカーの良さの形容として「粒立ちがよい」というのがあった。それをデジタルで再現しようとしたため、かえって仇になってるのかもしれない。ともあれ、自然に音が出る感覚なら、またCDを聞きたく思うんだ。




・注意が1つ。CD-P650-R/SのほかにCD-P650/Bというのがある。銀色に対して黒色の筐体。品番も似てるけど、中身はまったく別らしいので、メルカリとかヤフオクで購入するときは要注意。しかも、この2種の差、ほぼどこにも書いてない。筐体の裏側のタグも、おそらく同じように「CD-P650」としか書いてない。マニュアルもそうだし、おそらく筐体前面のロゴもそうだろう。唯一、ダンボール外箱の縦小口部分(側面のうち、短い辺)に違いがあるだけのよう。「CD-P650」と印刷した右横に「R/S」との張り紙(!)があるだけだ。


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