こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

震災後、それぞれの職場で

2011-03-15 | 東北地方太平洋沖地震(~2011.4)
妹の職場でいろいろあったようです。

地震直後に、職場は休みなのに全員来いと言われ、スタッフと経営陣でもめたり…。



私の職場は、業務自体は土日休みだったのに、行って片付けをしていた人がいたことに驚きました。

取締役でもない普通の一人暮らしの女性社員も会社に行ったようです。

私と同じ状況の人ですね。

地震直後、解散するときに「ではまた月曜日に」と言って別れたので、土日に行くことなんて微塵も考えませんでした。

避難所生活も体験し、そんな余裕はありませんでした。

ただ、土日に会社に行かなかったからといって批判されるのはまっぴらごめんです。

社会人としての責任逃れだとは思いません。

総合的に判断した結果です。

社内の状況は金曜日に既にわかっていたし、サービス業ではないのでこの状況ですぐにやらなければならないことはないと思いました。

宮城県は被害が大きい地域のひとつなので、無理に会社に行く方が危険だと思いました。

道中で何かあったり、作業中に建物が倒壊して下敷きになると危険だと思ったのです。

会社のある一帯は地盤が弱いといわれています。

道路は隆起や陥没だらけでした。

今、また緊急地震速報が入りましたね。

石原都知事キライ

2011-03-15 | 東北地方太平洋沖地震(~2011.4)
また揺れたので目が覚めてしまいました。

携帯でニュースを読んでいたら、石原都知事の発言に唖然としました。

「天罰」なんて、何という言い方…!


想像力が激烈に乏しいのですね。

自分の身内が被災しても同じことが言えますか?

もうすぐ都知事は辞めるから何を言われてもいいってか?

東京にいる私の友人知人は、とても心配してくれて励ましのメールや電話をくれました。

同じ東京にいるのにこうも違うとは…。

あの男が大嫌いになりました。

いつか自分の身に返ってきますよ。

私が批判しなくても、必ずや報いを受けるでしょう。

ろくな死に方しないかもね。

震災後初出勤、3月14日

2011-03-15 | 東北地方太平洋沖地震(~2011.4)
今日は、思うままに綴ります。

乱文失礼。


いつでも逃げ出せるよう、防災リュックを持ち出社。
無駄な水を使わないように眼鏡にすっぴん。
花粉症の薬が2日飲めなかったので、目がかゆくコンタクトは辛すぎるせいもあった。
服装はジャージにパーカーにスニーカー。
会社は9時からだが30分程遅れて到着。
地下鉄は動いているが、自転車のタイヤの空気を入れたかったので、自転車屋を探しながら行ったら思ったより遅くなってしまった。
ほとんどの社員が出勤していた。
来ていないのは、連絡がとれていない僅かな人と身内が行方不明の人くらいか。
めちゃくちゃだった社内はあらかた片付いていた。
土日に会社に来た人がやってくれたらしい。
私は自分のことで精一杯だったのに、よくそんな余裕があるなぁと思った(批判やイヤミではない。ただ驚いただけ)。
出社直後にとった電話で、お見舞いのことばもない相手に少し驚く。
床を掃除したり書類を棚に戻したりして午前中が終わってしまった。
私はお昼ご飯としておにぎりを持って行ったが、何も持ってきていない人がいたので、なんだか申し訳なくて隠れて食べた。
自動車で近くを回ってみると、開いている店には長蛇の列。
3時間待ちは当たり前のようだ。
とある店で運良くペットボトル入りの野菜ジュースとスポーツドリンク、ソイジョイ3本のセットを並ばずに500円で買えた。
お昼を食べなかった女性の同僚に1本あげた。
彼女には朝ペットボトル入りのミルクティーをもらった。
午後。
ほとんど仕事が手につかず、背後には地震で倒れた重い書類入りの棚があるので恐くて椅子に座っていられなかった。
連絡がつかなかった直属の上司から電話があり、ほっとする。
災害時など、追い詰められたときほど人間性が見えてくる。
それに、人には2タイプあると思う。
がむしゃらに仕事をして紛らわす人と、そうでない人。
私は圧倒的に後者。
会社が心配でないことはなかったが、それより自分の身が大事。
会社のことは経営陣に任せればよい。
会社は私のものではない。
実家の福島県郡山市には帰れないので、一人でこの状況を乗り切ると決めたから、何より自分の身を守ることを優先する。
一日で二人の前者の人間に一回ずつ明らかな八つ当たりをされたが、歩み寄らなければならないので、すぐ謝ったり逃げたりした。
仕事後、会社の寮のお風呂を借りた。
被災して初めてのシャワー。
お湯の温かさが身に染みた。
自分の部屋は電気と水は復旧しており、米もある。
仕事をしていると昼間動けないので、新たな食糧調達や生活用品は買えないが、なんとか凌げると思う。
トイレットペーパーは昨日買えた。
福島県と宮城県の友人知人はほとんど無事が確認できた。
別の地域から電話やメールで励ましてくれている大切な人たちには感謝している。
自分の生活もあるのに長文メールや電話に付き合ってくれている。
こうしている間も余震が続いている。
昨夜より多いし、変な揺れ方なので心臓が縮み上がる。
今夜は昨日ほどにはよく眠れそうもない。