今日は妙に忙しい一日でした。
11日も忙しくて、そして地震が来たので、身構えていました。
朝以外は特に大きい地震がなくて良かったです。
忘れないうちに震災当日のことを書き記しておきます。
11日は次々と仕事を頼まれ、朝からずっと忙しくしていました。
その日は、当初の予定では有休を取得して旅行している予定でした。
しかし、諸事情により翌週に延期したのです。
忙しく動きながら、
「本当は今日休みだったんだよねー。
休んでいたら、携帯にたくさん電話が掛かってきていたかも。
一週間延ばして良かったなぁ」
などと考えていました。
もうすぐおやつの時間、15時になったらいつものようにお茶(私物)をいれて小休止しよう。
その前に、業務の登録を完了させよう。
PCに向かっていると…
カタカタカタカタ…
同僚の女性と目が合いました。
いつもの揺れと違う。
「やばい!」
声は聞こえませんでしたが、唇がそう動いていました。
私も同じ瞬間に同じことをつぶやいていました。
立ち上がり、ガタガタと揺れが大きくなってきたので、棚を押さえていた手を外し、自分の席を離れました。
あらゆる棚からばさばさと書類やファイルが落ち始め、背後の棚が私の机に倒れ込んできました。
PCも次々に倒れていきました。
不在だった上司の机の下に隠れました。
誰も何も言わず、ひたすら揺れが収まるのを待ちました。
あらゆるものが床に落ち、社内がめちゃめちゃになっていくのがわかりました。
どうすることもできませんでした。
電気が消えたのは、机の下に隠れる前だったでしょうか。
机の下で何人かの親しい人に電話をかけましたが、つながりませんでした。
今までに経験したことのない揺れで、地震というよりは巨大な怪獣による破壊行為のようでした。
恐怖はあまり感じられず、今まさに起きていることが信じられませんでした。
宮城県沖地震が遂に来たと思いました。
大きい揺れが収まったタイミングで会社の外の駐車場に出ました。
空には雪雲がすぐ近くまで迫ってきていました。
しばらくして解散し、吹雪の中歩いてアパートまで帰りました。
方向が同じ二人と途中まで一緒でした。
そして、部屋の中を確認し、荷物をまとめてうろうろしつつ一時避難所に行き着いたのです。
避難所に落ち着くまでもけっこう時間がかかったのですが、割愛します。
ガス一日も早い復旧を待ちながら、今日も生きています。