「プチット・マドレーヌ」は越えたので許してほしい

読んだ本の感想を主に書きますが、日記のようでもある。

年末の餅つきをする

2023年12月28日 | 日記
 今年は本当に暖かい12月だ。今日は餅つきの日だが、ふつうこの時期実家の村は雪が降っているくらいで、息も白くなって、もち米を外で蒸すのもつらいくらいなのだ。暖かくて寒さを感じない。

 我が家の奥戸さんはずいぶん前に壊してしまい、簡易奥戸さんによってもち米を蒸した。




 臼と杵を用意する。


 今年の搗き手は僕しかおらず、疲れた。餅って単に搗けばいいだけではなく、蒸したおこわを臼に入れて、僕の田舎の方言では「こづき」と言って、飯の状態のもち米をある程度こねてペースト状にしてから、見慣れた餅つきの状態にするわけだけど、その「こづき」が大変なのだ。


 おろし餅とあんこ餅にした。


 これほど寒くない餅つきは初めてかもしれない。雪が積もる中での餅つきも珍しくないのだが。

 それはそうと、帰省して山のほうに行った。その山の集落には去年家が全焼して真っ黒こげの焼け跡になった家があって、どうなったんだろうと思って今年見ると、そこには家が新築されていたのだが、しかしその新築した家の横に大きな穴が掘ってあって、そこから勢いよく炎と煙が上がっていた。最初全貌が見えなかったので、「おい、また火事と違うんか?」と近づいていくと、去年火事になって燃え残った家の一部をそこに放り込んで燃やしているのだ。新築の横で去年の焼けた自分の家の燃え残りを燃やしている風景に、何とも言えない人間の「存在」のどうしようなさと、まあそういうもんだよなという気分に襲われて笑ってしまった。

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