皆さんこんにちは!
三月が始まりましたね!
大半の受験生はもう進学先、就職先を決めて、あとは卒業式や卒業後の準備をする月でしょうか。
そんな月に故事成語の勉強をするのも・・・と思っている方、勉強はいつやっても無駄にはならないのでいいのです!
とりあえず今回も故事成語紹介行ってみましょう!
今回紹介するのは「朝三暮四(ちょうさんぼし)」。
意味は「目先の違いにとらわれて、結果が同じであることに気付かないこと」、「上手いこと言って、人をだますこと」。
ちなみに中国では、考えがころころ変わり定まらないという意味でも、この言葉を使うそうです。
中国の春秋時代、宋(そう)の国に狙公(そこう)という猿好きの老人がおりました。
ある日、飼っている猿の数が増え、生活が苦しくなってしまったため、猿の餌であるトチの実(どんぐり)を減らそうと考えました。
彼は猿たちに「これからはトチの実を朝に三つ、夕方に四つやる」と言いましたが、猿たちは少ない、と怒り出しました。
そこで、「じゃあ、朝に四つ、夕方を三つやろう」と言い直したところ、猿たちは喜んで承知したそうです。
このことから、結果は同じなのに表面的な利害にとらわれることや、そのようにしてだますことを「朝三暮四」と言うようになったそうです。
悪徳なセールスなんかは、こういう手口を使っているんでしょうね。
今回の四コマみたいに、損をすると一発で分かるようなものではなく、さも得をしているような言い回しをして。
皆さんも何が自分の特になっているのかを見極め、言いくるめられないように注意してくださいね!
それでは今回はここまで!ではでは!