サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

新入スタッフ教育に備えて。

2019-03-20 07:03:37 | 日記

本来、人が人を一方的に育てることなどあり得ません。「自分が彼を育てた」といった考え方は不遜です。どんなに自分が上位であっても、一方的に育てるという人間の関係はあり得ないものです。

人と人との関係は、「育て育てられ、教え教えられる」という相関関係に立つものです。
先輩の自分が、後輩に教えることを通じて、後輩からも教えられているという相関関係があるからこそ、後輩に対しての「情が湧き」、成果を挙げた時には一緒に祝杯をあげることにもなる訳です。

吉田松陰は「弟子に学ぶ」と言っていますが、この精神姿勢こそが指導する側が肝に銘じることです。こうした相関関係は親と子の関係にもあります。

ここで一点つけ加えたいことは、人材育成の心構えは「引き上げる」ではなく、「押し上げる」という指導の精神であることです。「教える目的」は、これらの知識や技術を「身体に浸み込ませること」にあります。
但し、それらの効果性は、学ぶ側の「自主性」によって高まります。従って、教えることの中心は、『動機づけ』にあります。教えることの最終目標を、「出来るようになること」にあるとすれば、学ぶ側が、「出来るようになったか否か」、これが教えたことの評価です。

教える側が上手な課題を設定すれば、学ぶ側は課題がない時よりも生き生きとしてきます。
したがって、「上手な課題」・「使命感を与える」ということがポイントになります。

新人教育に備えて

2019-03-19 11:43:50 | 日記

いよいよ来月は新人教育の季節です。万端、準備を整えましょう。
人材育成は新人育成から始まりますが、先ず指導者が心得ることがあります。それは、「教育とは愛の発信である」との心構えです。

したがって、採用が決定した段階で、前もって、服務規程・給与規定・考課基準表と併せて、新人研修資料を本人に郵送することになります。

この行動こそが、「教育の心」の表現です。本人が前もって準備できる環境を整備するのはサロンの義務です。ヘアビジネスを志す新人は、「技術の訓練や、専門知識の習得」といった学びを要します。
その「教える」という風土は、理容業・美容業にとって当然のこととして定着しています。
しかし、「指導のシステム」には今一つ工夫しなければと、考えさせられる場面を数多く見てきました。
よく見かけるのは、経営者や店長が指導している風景ですが、私が推進するのは「順送り指導」です。つまり、一年先輩が指導を担当します。

この方法を執る理由は「教えるという立場」になれば、否応なしに自分自身が勉強しなければならないからです。
明日に続きます。


新入スタッフ教育に備えて。

2019-03-18 07:23:16 | 日記

いよいよ来月は新人教育の季節です。万端、準備を整えましょう。
人材育成は新人育成から始まりますが、先ず指導者が心得ることがあります。それは、「教育とは愛の発信である」との心構えです。

したがって、採用が決定した段階で、前もって、服務規程・給与規定・考課基準表と併せて、新人研修資料を本人に郵送することになります。

この行動こそが、「教育の心」の表現です。本人が前もって準備できる環境を整備するのはサロンの義務です。ヘアビジネスを志す新人は、「技術の訓練や、専門知識の習得」といった学びを要します。

その「教える」という風土は、理容業・美容業にとって当然のこととして定着しています。
しかし、「指導のシステム」には今一つ工夫しなければと、考えさせられる場面を数多く見てきました。

よく見かけるのは、経営者や店長が指導している風景ですが、私が推進するのは「順送り指導」です。

つまり、一年先輩が指導を担当します。この方法を執る理由は「教えるという立場」になれば、否応なしに自分自身が勉強しなければならないからです。
明日に続きます。

精神姿勢の確立が経営の支柱。

2019-03-17 07:20:09 | 日記
 
  
 経営者としての、
●仕事に対する考え方。
●顧客に対する心構え。
●従業員に対する使命感。
  
 これらに対しての考えを確立することが、経営体発展の土台です。
「カゴに乗る人、担ぐ人。そのまた、草鞋を作る人」。
 この意味するところを、しっかりと認識することから、発展性のある経営戦略の展開が
可能となります。

●「カゴに乗る人」=お客様に満足して頂くには、
●「担ぐ人」   =従業員が、楽しく喜んで担げる環境であること。
●「草鞋を作る人」=その環境を整備するのが経営者の仕事です。


 即ち「顧客満足の実現」の大前提として「従業員満足の実現」があります。
経営トップが「全従業員が家族の一員である」という「人間観」を持って、全従業者に接することが「経営発展の根幹」となります。
 

経営理念の確立!

2019-03-16 08:11:34 | 日記
 
 多くの人が、職場の改善を図ろうとする場合、目に見える部分(商品・技術・サービス・
店舗など)から手掛けようとします。しかし、大切な事は「経営者の経営に取組む心構えの確立」にあります。

 即ち、経営トップの人生観・社会観・事業観であり、それらを統合する労働観です。
この労働観こそが全従業員の納得性を呼び、人を動かす根幹となります。

経営理念とは、経営者の生きざまの表現であり経営観です。つまり、「職場は、共に働く従業員の幸せの実現の場であり、顧客の満足実現を得て社会への貢献を果たすこと」の明確な表明です。

  「人は有限・企業は無限」と言われる中で、経営体繁栄への志を継承し、革新・伝承の流れに従って、どう新時代へ対応して行くか、流環境の変化に対応して行くかは、経営理念に集約されます。

創業の原点に立ち返り、創業の理念と、仕事の精神は何であるか。経営体存続の意義を問いただし、「職場は全従業員の幸せ実現の場である」との精神を基にして、生き甲斐・働き甲斐のある革新的な職場づくりに向かって、総力を結集して行かなければ、職場の求心力は高まらないと言えます。