「人を大切にして」戦国時代最強の軍団を創り上げた武田信玄から、「競争力のあるサロンづくり」が学べます。
武田信玄は、「人は濠・人は石垣・人は城・情は味方・仇は敵」との格言を残していますが、信玄自身は城を持ちませんでした。これは「部下こそが我が城である」という武田信玄の人間観の表れです。
つまり、どんなに強固な城を築いても、内部の人心が乱れていたのでは、強固な組織にはならないということを意味します。「城」というのは様々な形の石が組み合わされていて、少々の地震でもビクともしません。
武田信玄が様々な人材を組み合わせて、最強の軍団を作り上げたのも必然と言えます。
これは人間の信頼関係構築の根本を突いています。「縁」とは今でいう人間関係と言えますが、実はもっと深い意味を持った言葉であり、仏教哲学の神髄と言えるものです。
即ち、『これ有るに縁りて彼有り。これ生ずるによりて彼生ず。これ無きとき彼無し。これ滅するによりて彼滅す』という、お釈迦さまの基本的な悟りに基づくものです。
今風に言えば、「すべての現象は相互に関連し合って成立し存在するものであって、立して恒常的に存在するものは一つもない」という真理です。
つまり、「大は宇宙の全ての天体の在りようから、小は家庭や職場における人間関係に至まで、この法則が適用されないものは何一つとして無い」という教えです。
したがって、「この真理を知り、この法則に則って運営するヘアサロンは、調和と発展が約束される」ということです。