サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・三分間経営講座

2018-07-31 09:52:15 | 日記

時間単価を高めよう。
皆さん方のサロンで最も時間単価の高いメニューは何ですか。逆に、最も低いメニューは何ですか。ちょっと考えてみませんか。
先ず、その時間単価の差の理由を確認してください。


少しでも時間単価の高い仕事の領域を伸ばし、時間単価の低い仕事を省く工夫をすることです。
しかし、大切なことは「客志向」です。
この「客志向」はサロン側の経営姿勢によって変えられるものです。ここのところを考えましょう。

最初の切り口として、「清潔・清楚・質素」の「職分に徹した身だしなみ」です。
そこにサロンの価値を高めるポイントがあります。この認識は非常に大切です。

昨日、テレビで割烹着の美容サロンが放映されていましたが、流行っています。なぜでしょうか? ちょっと考えれば分ることです。「商人道」を実践しているサロンです。職業に相応しい身なりで接客をしています。ここが肝心なところです。

時間単価の高いメニューをお客様に認めて頂くには、それだけ難易度も高くなりますが、先ずは「身に着けるモノ」によって職業意識を高め、素敵な人生を勝ち取って下さい。

時間単価の高い仕事が継続すれば、同じ時間を仕事に費やしても大きな成果の違いが生じることになります。
先ず「清潔・清楚・質素」の身だしなみを整えましょう。 
明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-30 07:24:34 | 日記


経営支出
経営支出には、投資、消費、浪費といった3つの性格があります。
お金を使う時には、その意味をよく考えることが肝要です。
また、経営上の支出は大まかに言えば、投資、消費、浪費の3つに分類されます。
★投資とは、払った金額以上の価値が得られること、
★消費とは、払った金額と同等の価値が得られること、
★浪費とは、払った金額以下の価値しか得られないこと。

投資には、将来何らかの形で見返りが期待できるという性格があります。
お金は消費することに大半を使ってしまえば、そのお金は二度と戻ってこないが、
投資を継続していれば大きなリターンが得られます。
 
お金は物事を行う上で実に便利な道具です。しかし、お金は消費することではなく、
投資として使うことに意識を集中させましょう。最も価値のある投資は、自分や部下の自己研鑽に対する投資です。
明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-28 07:07:12 | 日記


「独自固有の長所を持つ。」
独自固有の長所とは、他店がマネの出来ない長所のことです。それは次のような形に表れます。
1,新規客が増える。
2,紹介客が増える。
3,人の出入りが増える。
 これが繁盛店になる前ぶれです。
では、貴方のサロンの「独自固有」と言える「コト」や「モノ」には何がありますか? 次の事柄について考察しましょう。
◆自店のユニホームは競合店より職分を追及していますか?
◆自店の作業シューズは競合店より職分を追及していますか?
◆寒い日の来客に対して、どのような前準備を整えていますか?
◆暑い日の来客に対して、どのような前準備を整えていますか?
◆雨の日の来客に対して、どのような前準備を整えていますか?
◆毛髪や肌に関する専門家として、どのような対応をしてますか?
◆フアターフォローとして、どのようにたいおうしていますか?
   これらのことに対して、競合店より優れていると確認できれば、それは「独自固有の長所」と言えます。
明日に続きます。

連載・三分間経営講座

2018-07-27 07:14:04 | 日記
連載・三分間経営講座
5:25の法則
 「5:25の法則」とは、顧客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善されるという法則です。ともに顧客を資産と考え、顧客の生涯価値によるマーケティング・マネジメントの基盤となっています。つまり、生涯顧客化の重要性が理解できます。

美容業は典型的なリピートビジネスです。既存客を簡単に逃していては繁栄は望めません。それだけ既存客がもたらす利益は重要です。
既存客には新規顧客獲得の時のように、広告などのさまざまなプロモーションや特別キャンペーンなどを積極的に打たなくても、一定の売上を期待できます。

既存客は「親密な接遇」に徹していれば、繰り返し来店して頂ける有難い存在です。またSNSや口コミなどでサロンを紹介し、新規顧客を連れてきてくれる営業マン的な働きをしてくれる人もいます。
こんな素晴らしい既存客が沢山いるにもかかわらず、この状態に胡坐をかいては痛い目を見ます。如何に自店のサービス力に自信があったとしても、いつ離反されてしまうか分からないのがサービス業です。

  売上の維持を長期的な視野に立って行うのであれば、最優先すべきは新規顧客獲得ではなく既存顧客のケアです。
1.失客防止
2.新規顧客獲得
  優先順位的には新規客獲得は下位にして、失客防止を優先にします。 全体の利益を考えれば既存客を絶対に逃さないことが絶対条件です。

失客防止の遂行には四つのポイントがあります。先ずは「商品力」を高めることです。技術は勿論のことながら、清潔で衛生的な対応、及び「心くばりのある接遇」がサロンの価値を高める要素です。
明日に続きます。


連載・三分間経営講座

2018-07-26 07:37:47 | 日記
1:5の法則
1:5の法則とは、新規顧客獲得に要するコストは、既存顧客に要するコストの五倍かかるという法則です。
この法則から言えることは、既存の顧客に対しての「親密対応」が如何に重要であるかが分かります。

ここでは、どうして新規顧客を獲得する際に多くのコストを要するのか?
既存客を継続していくことの大切さについて解説していきます。

新規客は、私たちのサロンのことを全く知らない人がほとんどなのです。
従って、新規客を自店に来店して頂くための「経費・労力・時間」を使うことでコストが掛かってしまうことになります。

しかし、既存客を大切にすることのメリットは、これらのコストが要りません。
必要なことは「丁寧なサービスの提供とアフターフォローの徹底」だけです。
特に最近の傾向として、SNSの普及に見られるように情報の拡散媒体が驚異的に発達しています。

これは「何を意味するのか?・・・・」 
「良い噂も悪い噂も凄い勢いで拡散する」ということです。
ここに「既存客の満足度を高めることの重要性」があるわけです。
明日に続きます。