経営トップは、しっかりと従業員の心を掌握すること。ここが強固な組織づくりの「核」です。その結果、スタッフから「このリーダーについていけば大丈夫」と慕われることになります。
つまり、「リーダーとしてスタッフの心をしっかりと理解せよ」ということで、従業員一人ひとりの「近い目標・将来目標」を知ることは当然のことであり、併せて「日々の仕事が楽しく喜んで働ける職場環境であること」が大切です。
そうでなければサロンの繁栄はあり得ません。なぜならば顧客の満足を実現させるのは、顧客接点に立つ従業員であるからです。
「顧客満足実現の前提条件として、従業員満足の実現がある」ということを、経営トップは肝に銘じて対応しなければなりません。
中国の兵法書（三略・上略）に、「主将の法は、務めて英雄の心をとる」とありますが、これをサロン経営に置き換えて解釈すれば、以下のようになります。
「サロン経営者は従業員の欲求を把握し、功績のある人に対しては公平に報酬を与え、自分の意思を全員に徹底させれば必ず繁栄する」という意味になります。