殺人てなんだろう…

82歳夫に執行猶予＝老老介護の妻殺害で―神戸地裁支部
時事通信 10月6日 21時55分


この判決。

裁判と言う、人が人を裁く事が必要だと言える判例ではないかと思います。


地域住民170人以上の刑を軽くしてほしいと言う嘆願書まで出ているこの判例。



長年連れ添った妻を殺害しなければならかった状態に追い込まれてしまった被告。



命の重さ、殺人の軽さ重さ。

と言葉では言い表せない事例です。



決して人を殺めてしまうことを正当化することはありませんが、過失の度合いによって量刑が変わるのは仕方がないことだと思います。


今回の場合は被害者と加害者がイコールになる案件です。
その亡くなった女性の子供たちも被害者とはなりますが…


この先、妻を殺めてしまったと言う事を背負いながら、生きてく辛さの方が刑務所に入るより辛いのかもしれません。


私自身がいつ犯罪の加害者、被害者になるかわかりません。


その時に法律や裁判の判決が私にとって、良いものと感じるのが悪いものに感じるのかわかりませんが、災害と一緒で犯罪に巻き込まれないリスク管理をしてことの大切さを感じました。


自分の親の介護についても真剣に考える良い機会になりました。



被害者の女性の方のご冥福をお祈りするとともに、被告の1日も早い正常な社会復帰と心身の安らぎを切に願います。