さて、お待たせいたしました。
いよいよ本題、グランクラスです。
これも色々あるので数回に分けていきます。
で、本編に行く前にちょっと注意事項が。
このグランクラス、皆さんご存じの通り、飛行機のファーストクラスを目指して作られた、グリーン車より格上のクラス。
元々は先頭車の定員が少ないことを逆手に取り、18席しかないことで隅々まで行き届いたサービスを提供するプレミアムな空間を・・・ということで作られました。
で、昨今の鉄道ブームにより、デビュー前からマスコミで派手に取り上げられたため、注目度はどんどん上がるし。
入手が困難なのは今でもそうです。
で、実際に乗ってみた感想は・・・
うん、評判通りのゆったりできる大人の空間でした。
ここで「大人の空間」としたのには、ちょっとしたわけが。
このグランクラス、企画前の調査等で、「静かにゆったり過ごしたい」という人が多いことからがそもそものスタート。
もうおわかりですね。
申し訳ないですが、はっきり言っちゃいます。
子供連れで乗るのには向いてません!
まぁ、「アルコールも飲み放題」という時点で子供向けではないことは明白ですがね。
何よりも静粛性を要求される雰囲気です。
実際とても静かです。よって「静かにゆったり過ごしたい」という当初の目的には最適な空間ですし、この静粛性が他とは違う、高級感というか、非日常を醸し出してると言っていいのかもしれません。
こういう「特別な空間」って提供する側(JRとか航空会社とかホテルとか)だけでなく、お客の方もその場にふさわしい行動、振る舞いをすることで、初めてその付加価値を享受できるものだと思うのです。
スタッフとお客双方の努力があって初めてグランクラスのプレミアム感が成り立っているというか。
なので「その場にふさわしい振る舞い」は老若男女関係なく求められてると言えます。
子供も例外ではありません。
ヨーロッパの列車とか、特にオリエント急行なんてドレスコードがあったりとか英語を話せるのが必須だったりとか、上に書いたことは海外でも常識のようですし。
なんでこんなめんどくさいことを書くかというと、実際子供連れで乗ってきてるのを見て、親御さんが苦労してるのを見たからです。
お子さん2人と乗ってこられたお母さん、なかなか取れない切符が取れて3人とも嬉しそうでした。
そしてお母さんはお子さんに「ここは特別な席だから絶対に静かにしてなきゃダメなの!」ときちんと最初に言い聞かせてました。
でもやっぱり子供達は電動シートとか、アテンダントさんを呼ぶボタンをいたずらしちゃったりだとか、すぐに声が大きくなったりとかしちゃうんですよね。
しかも子供の声ってよく通るし。空間狭いは、防音性が上がってるので外の音より話し声の方が目立っちゃうし、でお母さんは大変。(いたずらはアテンダントさんにやんわりと注意されてました)
でもお母さんは逐一ちゃんと「静かに!」と注意していたので周りのお客も大目に見ていたようです。
私も「お母さん、せっかくのグランクラスなのに楽しめないよね・・・(汗)」と気の毒になっちゃうくらいでした。
途中で降りて行かれましたが「今度から飛行機にする!」と言い渡して(子供達は当然「えー!なんでー!」とブーイングですが)降りていくお母さんの後ろ姿は疲れ切っていました・・・。
でもじゃぁ、子供なんだからしょうがないじゃない!ということにはならないと思います。
このお母さんのやってることは至極正しいし、常識だと思います。
最近は子供を注意しない親も増えてきてるし、他人が注意したら逆ギレする親もいるし。
で、そんな親子と乗り合わせた他の客にしてみれば「静かに過ごしたいから俺たちだって高い料金払ってるんだぞ!俺たちの料金返せ!」と言う気持ちになるでしょう。
じゃぁ、ホントに親子で乗っちゃダメなのか?
いいえ、静かにできてれば全然かまわないと思います。
なので、じっと静かに長時間(3~4時間以上)我慢できるよう、訓練すればいいと思います。
そもそも公共の場所での大騒ぎはマナー違反ですから普通車だろうとうるさくならないよう、声の大きさなどは注意するのが常識というもの。(テーブルをバタバタさせたり、手足のバタバタ、椅子に立って後ろの客を覗くのもマナー違反だよ)
ましてや「静かさ」をウリにする空間なら、なおさらです。
なので、普段の電車やバスに乗るときから慣らしていき、次に在来線の特急などの普通車、次はグリーン車というように難易度を上げていき、ちゃんとできているかどうか、クエスト方式で練習すれば良いんじゃないでしょうか?グランクラスが文字通り「G級」な訳ですね。
最初に「グランクラスに乗るぞ!」という目標を親子で掲げてやれば、子供も納得するのではないでしょうか?
そうやって公共のマナーを教えるきっかけになればいいと思います。
そうやってるうちにE5系も本数が増えて切符も取りやすくなるかも・・・。
とにかく、「親の膝上に載せれば子供分はタダだし」という安易な考えで乗ろうとすると(まぁ、今はそんなくらいじゃ到底乗れないくらいきっぷがとれないですが)痛い目に遭うと思うし、周りにも迷惑をかけかねません。
大人が酒に酔ったりしてうるさければさっさと車掌が強制退去させるという手段も執りやすいでしょうが、子供に対してはなかなかね。
だからこそ親御さんの責任が問われるわけですし。
あ、そういった意味ではおばちゃん達のグループがワイワイガヤガヤしゃべりまくっているのも非常にみっともない!(まぁもっと言えばおばちゃんに限らずだけど)
だいたいこういう人たちって「楽しいからつい・・・」なんて言い訳してちっとも直そうとしないし。
他のお客にしてみれば「どうでも良いことを大音量で強制的に聞かされる身にもなって欲しいもんやわ!俺たちの料金返せ!出て行け!」といいたくもなりますよ。
こういうのが子供にとって悪い見本なんだよね。
楽しくても周りにも配慮するのが大人だし、マナーというもの。
それができてないと恥ずかしいという羞恥心をもっと持って貰いたいものです。
幸い今回私が乗った限りではそんなみっともない大人は全くいなかったわけですが。
これからもそうであり続けることを祈るばかりです。
ま、長々と厳しいことを書いてしまいましたが、せっかくのグランクラスだもの。
みんなが快適にその非日常感を満喫できるように、そしてグランクラスの価値がずっと続いてくれるよう、乗る側の我々も協力しようではありませんか。
それが結局我々お客の利益になるのですから。
では、ホントにお待たせいたしました。
次回から車内の案内にいきたいと思います。
つづく
いよいよ本題、グランクラスです。
これも色々あるので数回に分けていきます。
で、本編に行く前にちょっと注意事項が。
このグランクラス、皆さんご存じの通り、飛行機のファーストクラスを目指して作られた、グリーン車より格上のクラス。
元々は先頭車の定員が少ないことを逆手に取り、18席しかないことで隅々まで行き届いたサービスを提供するプレミアムな空間を・・・ということで作られました。
で、昨今の鉄道ブームにより、デビュー前からマスコミで派手に取り上げられたため、注目度はどんどん上がるし。
入手が困難なのは今でもそうです。
で、実際に乗ってみた感想は・・・
うん、評判通りのゆったりできる大人の空間でした。
ここで「大人の空間」としたのには、ちょっとしたわけが。
このグランクラス、企画前の調査等で、「静かにゆったり過ごしたい」という人が多いことからがそもそものスタート。
もうおわかりですね。
申し訳ないですが、はっきり言っちゃいます。
子供連れで乗るのには向いてません!
まぁ、「アルコールも飲み放題」という時点で子供向けではないことは明白ですがね。
何よりも静粛性を要求される雰囲気です。
実際とても静かです。よって「静かにゆったり過ごしたい」という当初の目的には最適な空間ですし、この静粛性が他とは違う、高級感というか、非日常を醸し出してると言っていいのかもしれません。
こういう「特別な空間」って提供する側(JRとか航空会社とかホテルとか)だけでなく、お客の方もその場にふさわしい行動、振る舞いをすることで、初めてその付加価値を享受できるものだと思うのです。
スタッフとお客双方の努力があって初めてグランクラスのプレミアム感が成り立っているというか。
なので「その場にふさわしい振る舞い」は老若男女関係なく求められてると言えます。
子供も例外ではありません。
ヨーロッパの列車とか、特にオリエント急行なんてドレスコードがあったりとか英語を話せるのが必須だったりとか、上に書いたことは海外でも常識のようですし。
なんでこんなめんどくさいことを書くかというと、実際子供連れで乗ってきてるのを見て、親御さんが苦労してるのを見たからです。
お子さん2人と乗ってこられたお母さん、なかなか取れない切符が取れて3人とも嬉しそうでした。
そしてお母さんはお子さんに「ここは特別な席だから絶対に静かにしてなきゃダメなの!」ときちんと最初に言い聞かせてました。
でもやっぱり子供達は電動シートとか、アテンダントさんを呼ぶボタンをいたずらしちゃったりだとか、すぐに声が大きくなったりとかしちゃうんですよね。
しかも子供の声ってよく通るし。空間狭いは、防音性が上がってるので外の音より話し声の方が目立っちゃうし、でお母さんは大変。(いたずらはアテンダントさんにやんわりと注意されてました)
でもお母さんは逐一ちゃんと「静かに!」と注意していたので周りのお客も大目に見ていたようです。
私も「お母さん、せっかくのグランクラスなのに楽しめないよね・・・(汗)」と気の毒になっちゃうくらいでした。
途中で降りて行かれましたが「今度から飛行機にする!」と言い渡して(子供達は当然「えー!なんでー!」とブーイングですが)降りていくお母さんの後ろ姿は疲れ切っていました・・・。
でもじゃぁ、子供なんだからしょうがないじゃない!ということにはならないと思います。
このお母さんのやってることは至極正しいし、常識だと思います。
最近は子供を注意しない親も増えてきてるし、他人が注意したら逆ギレする親もいるし。
で、そんな親子と乗り合わせた他の客にしてみれば「静かに過ごしたいから俺たちだって高い料金払ってるんだぞ!俺たちの料金返せ!」と言う気持ちになるでしょう。
じゃぁ、ホントに親子で乗っちゃダメなのか?
いいえ、静かにできてれば全然かまわないと思います。
なので、じっと静かに長時間(3~4時間以上)我慢できるよう、訓練すればいいと思います。
そもそも公共の場所での大騒ぎはマナー違反ですから普通車だろうとうるさくならないよう、声の大きさなどは注意するのが常識というもの。(テーブルをバタバタさせたり、手足のバタバタ、椅子に立って後ろの客を覗くのもマナー違反だよ)
ましてや「静かさ」をウリにする空間なら、なおさらです。
なので、普段の電車やバスに乗るときから慣らしていき、次に在来線の特急などの普通車、次はグリーン車というように難易度を上げていき、ちゃんとできているかどうか、クエスト方式で練習すれば良いんじゃないでしょうか?グランクラスが文字通り「G級」な訳ですね。
最初に「グランクラスに乗るぞ!」という目標を親子で掲げてやれば、子供も納得するのではないでしょうか?
そうやって公共のマナーを教えるきっかけになればいいと思います。
そうやってるうちにE5系も本数が増えて切符も取りやすくなるかも・・・。
とにかく、「親の膝上に載せれば子供分はタダだし」という安易な考えで乗ろうとすると(まぁ、今はそんなくらいじゃ到底乗れないくらいきっぷがとれないですが)痛い目に遭うと思うし、周りにも迷惑をかけかねません。
大人が酒に酔ったりしてうるさければさっさと車掌が強制退去させるという手段も執りやすいでしょうが、子供に対してはなかなかね。
だからこそ親御さんの責任が問われるわけですし。
あ、そういった意味ではおばちゃん達のグループがワイワイガヤガヤしゃべりまくっているのも非常にみっともない!(まぁもっと言えばおばちゃんに限らずだけど)
だいたいこういう人たちって「楽しいからつい・・・」なんて言い訳してちっとも直そうとしないし。
他のお客にしてみれば「どうでも良いことを大音量で強制的に聞かされる身にもなって欲しいもんやわ!俺たちの料金返せ!出て行け!」といいたくもなりますよ。
こういうのが子供にとって悪い見本なんだよね。
楽しくても周りにも配慮するのが大人だし、マナーというもの。
それができてないと恥ずかしいという羞恥心をもっと持って貰いたいものです。
幸い今回私が乗った限りではそんなみっともない大人は全くいなかったわけですが。
これからもそうであり続けることを祈るばかりです。
ま、長々と厳しいことを書いてしまいましたが、せっかくのグランクラスだもの。
みんなが快適にその非日常感を満喫できるように、そしてグランクラスの価値がずっと続いてくれるよう、乗る側の我々も協力しようではありませんか。
それが結局我々お客の利益になるのですから。
では、ホントにお待たせいたしました。
次回から車内の案内にいきたいと思います。
つづく
帰りはグリーン車で帰ってきました。