さんらいずの徒歩鉄備忘録

過去の鉄道写真を中心に撮影時の出来事、旅行記、その他いろいろなメモ書きです

山陰「無くなる前に撮りましょう」ツアー!(その2)

2006-07-31 22:35:07 | 鉄道写真 中国・四国
続き。
名所「餘部鉄橋」です。
もう時間もあまり残されていないのでもう一回行けるかなぁ・・・。


餘部駅の名ポイント。このときはまだあんまり整備されて無くて、虫がすごかった・・・。これを一枚撮ってさっさと出てきましたよ。
「出雲」が無くなった以上、この「はまかぜ」が餘部鉄橋を渡る唯一の定期特急です。しかもそこそこ長いし。
ただこの色、私あんまり好きじゃないんですよね。地味すぎて背景にとけ込みやすく感じるので。


駅からは坂道を下りていきます。その途中から。28mmくらいで見上げてみる。


今度は17mmくらいで。空に向かって橋が延びていくようなイメージだったのですが・・・。
いかがでしょうか?

やっぱり高いなぁ。よく造ったモンだ。

続く。

山陰「無くなる前に撮りましょう」ツアー!(その1)

2006-07-29 21:24:22 | 鉄道写真 中国・四国
3年前になりますか。山陰の方に無くなりそうなものを撮りに出かけたのは。
今回はキハ181系「いなば」です。


国鉄カラーの3両編成。
ヘッドマークは因幡の白ウサギが描かれています。

智頭急行の「スーパーはくと」が振り子でかっ飛んでいくのとは対照的に特急ながらもゴロゴロとエンジン音を響かせてトコトコ走っていくキハ181系は武骨なデザインながら可愛らしいというか懐かしさも手伝って愛着があります。
3両で短いからかもしれませんね。
どちらも因幡の白ウサギが名前の由来なのですがこうも違うとは(笑)。

もちろんパワーはありますし、長い編成になれば力強さがいきなり出てきて撮っていてもすごく迫力がありますが。
たぶん中間車の屋根上のラジエターが厳ついからでしょうか。

まぁ、JRもこの格差はやばいと思ったかキハ187系で「スーパーいなば」に変えてしまいましたが。でも2両になっちゃって短すぎて撮りにくいなぁ。
やっぱり特急は長い方が貫禄が出ますよね。

おまけ。


城崎にて。
って小説ではありません。ホントに城崎駅で撮りました。
今は城崎温泉駅に名前が変わっているようですが。
北近畿タンゴ鉄道「タンゴディスカバリー」です。
次の日に餘部鉄橋で撮影して豊岡に向かう途中でした。
ジョイフルトレイン「セイシェル」を使った臨時列車に乗るためです。
残念ながら天橋立まで行く暇は取れず・・・。
餘部鉄橋の方が期限が迫っているから優先なのです。また出直しましょう。

次回に続く。



能登鉄道最後の夏(その3)

2006-07-28 22:33:25 | 鉄道写真 北陸
次の日も始発で金沢を出発。前日にご一緒させていただいたメンバーと会ってどこにしようか考えたあげく結局同じとこに。
時間の都合から下りのみの撮影。でないと帰れなくなってしまう。


「能登路」を待っていたら臨時でお座敷列車が。どうやら「能登路」関連の団体さんのようです。能登鉄道の車両で撮れてラッキー!!
このお座敷車両、5万円払えば1人からでも貸し切れる(!)という能登鉄道の生き残り策ともいえる美味しい列車なのです。
ちなみに私は職場の人が何人かで貸し切って乗るというので夜勤明けで能登に直行して穴水まで乗せてもらいました。(笑)


(その1)で載せたものと並列で撮ったものです。広角気味に。
ホントに空が青くて最高の撮影日和でした。
この風景がもう見られないなんて・・・。(T0T)

能登鉄道最後の夏(その2)

2006-07-25 16:45:13 | 鉄道写真 北陸
やっと来た蛸島方面の列車に乗り、珠洲へ。
ここはちゃんと車庫があって「能登路」が折り返しの間展示されていました。
かつてここで目にした切り離し作業を今でも覚えています。
蛸島行きの列車に乗っていたときのこと。
2両編成で到着後、運転士がいきなり後ろの車両へ。駅員と二人で連結器と幌をはずした後、後ろの車両に乗って車庫まで回送。
その後、車庫からトコトコ歩いてきて(!)やっと運転席に座って蛸島に向けて発車。
この風景を見て涙ぐましい経営努力だなぁと感心してしまいました。
ビデオカメラ持ってたらなぁ。


車庫にて「のと恋路」と仲良く。いろんなグッズも売られていました。

さて、帰りの「能登路」を撮影するために場所を探すもののアイデアが思い浮かばず、結局朝と同じ波並駅の裏手の階段を上ったところで撮影。朝と同じような構図ではつまらないと思い、300mmF2.8にテレコンを付けて600mmで撮影。で、以下のようになりました。電線が邪魔でちょっと苦しい構図。しかも木の陰がかかるのでピンポイント。


17時くらいに撮影が終わっても本数が少ないので帰るまでが一苦労。
結局ホテルに帰り着いたのが21時過ぎ。効率悪すぎ。でもこれ以上どうしようもない。次の日もまた始発で行かなきゃ間に合わない。

続く。

能登鉄道最後の夏(その1)

2006-07-24 00:14:08 | 鉄道写真 北陸
SLやまぐち号の騒動の後、いったん家に戻って次の日に北陸へ。
リバイバル能登路号の撮影に能登鉄道に行きました。
今回も泊まりがけですがやまぐち号の二の舞はごめんだと思い、金沢駅前に宿を取りました。(高かった・・・)半島内に泊まると天候が急変したときに取り残されると思ったので。(帰れなくなっちゃう)
仕事しながらだと強行スケジュールにならざるを得ないので少々天候が悪くても決行するのが人情というもの。だから用心はいくらしてもやり過ぎはありませんね。

幸い天気はピーカン!!
本で見た風景を探してポイントを巡る。
で、見つけました。が、民家の軒先をかすめるような所。
その家のおばあちゃんが出てきて
「このあいだも大勢来てたよ。ツタがだいぶ伸びてたから刈っといたよ。」

ありがとうございますー!!!!!

まったくもって能登の人は親切な方が多くて助かります。
以前来たときも牡蛎のみそ汁の炊き出しでおにぎりとともにタダでごちそうになったし、私にとって能登は良い思い出しかありません。


1枚目。実はこの写真、次の日に撮ったもの。こっちの方が天候がより良かったのでこちらを。構図は両日とも同じです。
今となると国鉄カラーは良くできていると感心します。
特にこういったローカルな風景によく調和しますね。
派手すぎず、かといって風景に埋没することなく適度に存在を主張する。
この絶妙な配色、誰が考えたんだろう。


上の撮影後、撮影地で一緒になった方々と波並駅で蛸島方面への列車を待つ。
2~3時間に1本しか列車がないので大変。
来た列車は反対方向なので乗れない。雲の表情が良いなと思って1枚。
陰っているのでピンときた方、そうです。この後猛烈なスコールでした。雷まで鳴るし。陰るの、もうちょっと待ってくれれば良かったのに。(ToT)

続きます。

SLやまぐち号重連

2006-07-17 22:01:00 | 鉄道写真 中国・四国
SLが続きますが・・・

今度は西日本。SLやまぐち号、重連運転に行きました。
ホントはSLやまぐち号25周年記念号を撮るつもりだったのですが台風接近ということで泣く泣く宿をキャンセル。(ToT)
実家から様子を見つつ撮影に通うことにしました。

で、この年は重連運転が7月中しか設定されてなかったこともあり、7月30日(ホントぎりぎり)に行ってきました。
C57 1号機はトップナンバー故にいつダウンしてもおかしくないと思うので重連はさっさと撮ってしまおうと思ったのです。


有名ポイント「徳佐のカーブ」です。逆光気味のポイントですが編成がすっきり撮れるので人気があります。せっかくの重連なので正面がちの構図は避けてなるべくサイドもいれて、わかるようにしました。
朝1で乗りこんだおかげで割と良い場所を確保できたと思います。
ちゃんと煙も吐いてくれました。が、ちょっと風向きが悪くて客車にかかってしまいましたが・・・こればかりは運なので仕方ないですね。
自分では良い方だと気に入っているのですが・・・。


折り返しを津和野の町並みと共に俯瞰。
ここも有名ですね。津和野の街中をあちこちポイントを探しましたがどこも混んでる混んでる(汗)
で、結局ここに。
ただ道路脇で歩道といえるほどのものもないし、通行量多いし、でちょっと無理矢理な感じでしたが何とか撮影。
これもまた煙が客車にかかってしまった。
うーむ。うまくいかねーなー。

後日SL「25周年記念号」運転日。
予定通りに台風は来たものの夕方のYahooニュースを見たら運転決行(!!)
になってた・・・
ぢぎじょーっ!!!!!(T□T)

左沢線のSL その3

2006-07-14 23:07:10 | 鉄道写真 東北
次の日、時間の都合から朝の下りしか撮影できなかったし、ヘッドマークも無いので横がちの絵を・・・せっかくなら月山を入れて撮ろうと朝一番で行ってみました。
晴れてはいるものの山には雲が。なかなか取れない・・・。
SL通過直前になってだいぶ見えてきたものの完全には取れず。
おまけに直前になって背景に車が入ってきた。しかも銀色で目立っちゃうし。
まいっちゃうなぁ。でも混雑するところは往々にして起こるハプニングなのでデジタルの力を借りることにしましょう。(要は修正するってこと)
このブログの絵にはトリミングしてあるのでほとんど写ってませんがSLのすぐ前に車があったのです。でもデジタルの技術が発達したおかげで救済することが可能に。
良い時代になったモンです。


1台目。今回も構図を変えて並列撮影。チャンスは1回だけですから。


2台目。トップライト気味なのでSLがつぶれぎみに。露出をオーバーにすると山が白く飛んでしまうので限界と思います。
ハーフNDフィルターを持っていれば両立できたかもしれませんがこのときはまだ持ってなかったので・・・。


SLが通過した後、山がさらに見えてきたので(ちっ!)もったいないからと各駅停車を撮影。ここのキハは専用塗色です。


同じく2台目。2両しかないので背景の建物が隠れきれなかった・・・。

この2日間も今日と同じくすげー暑かったんだよなぁ。

左沢線のSLその2

2006-07-13 18:54:03 | 鉄道写真 東北
前の記事の撮影後、隣で撮影していた地元の方に教えていただいたポイントです。
平坦なところばかりの左沢線において左沢駅の直前あたりが唯一と言って良いほどの山越え(といってもそんなに急ではないですが)です。
その山の上には城跡の公園のような所があってそこから左沢市街が俯瞰できます。
さっきはあんなに晴れてたのにここに来るともう曇りに。
でも違った写真が撮りたくてサンニッパを抱えて登りました。
つ、疲れた・・・orz  &汗だく。
でも眺めは良いです。


街が一望できます。右下が左沢駅。32年ぶりのSLとういことで地元も盛り上がっていました。


SL発車時。動き出す直前です。結局このときが一番煙を吐いてくれました。
駅をアップで狙うには300mm以上が必要です。
これはテレコンを付けてたと思うので420mmか600mmです。(曖昧ですいません)


2枚目。これが正方向だったら良かったんだけど・・・。
この位置でこれしか煙が出ていないのでどれだけ平坦かおわかりになると思います。
もうちょっとサービスしてくれれば・・・。

左沢線のSL

2006-07-10 23:14:34 | 鉄道写真 東北
次も一昨年。左沢線に32年ぶりにSLが復活したときの写真です。
しかしながらこの路線、平坦なところがほとんどで煙が期待できない上、転車台が無いので正方向は下り列車のみ。
しかも順光で撮影できる箇所は1カ所のみというSL撮影泣かせな路線です。
当然みんなそこに集まってくるわけですから朝1番に行かなければ良い場所は望めません。よって寒河江に宿を取り、通いました。
1日目は新幹線と併走したのですが仕事で間に合わず、2日目と4日目はヘッドマークがないということから2日目の夕方に現地入り。撮影は3日目の朝から。


田んぼのあぜ道から。2台並列で撮影しました。これは1台目。ちょっと列車が真ん中に来てしまいました。もう少し列車を下に持ってきていたつもりだったのですが・・・。


2台目。こちらは田んぼの緑を多く取り入れてみました。
やっぱり煙は出ませんでした。(涙)

列車が来るまで5時間くらい待っていましたが、どんどん人が増えてくるので内心不安でした。いきなり変なとこに立ちはしないか、とか。時間ぎりぎりになってから来る人も結構いたので(きっと他の撮影地と掛け持ち?)列車が来る10分前からはすごく時間が長く感じましたし、胃がキリキリしてました。(泣)

でも珍しく天気が良かったし、心配も希有に終わったのでラッキーでした。
続く。 

釜石線SL試運転

2006-07-08 22:59:25 | 鉄道写真 東北
一昨年、釜石線のSL銀河ドリーム号の試運転があるというので行ってきたときのものです。
本運転の時は混雑するし、天気予報も悪かったので少しでもましな試運転の時に行こうと思ったわけです。
しかしやっぱり曇ってしかも夕方なので光量がだんだん落ちてくる。
岩手二日町~綾織だったと思いますがここは平坦なので絶気状態です。
いや、ほんのちょっとだけ期待しました・・・煙・・・。
答えはこの写真。


やっぱり試運転じゃやってくれないか。ヘッドマークも無し。
ここは左の木がポイントです。
またフィルムの枠が少し写ってますね(汗)
ぎりぎりでトリミングしてるからかな・・・スキャン画面では大丈夫だったんだけどな・・・。


次の日、定番の橋にて。行って見るとすでにすごい人出。
試運転でこれじゃあ本運転はとんでもないことになってそうな気が・・・
ここはちゃんと煙を出してくれました。

ここは夏などにライトアップされるので日没頃にライトアップされた橋をSLが走ったらいいなぁ。
「銀河鉄道の夜」のイメージそのままだと思うから。

フリーゲージトレインその2

2006-07-07 04:53:21 | 鉄道写真 中国・四国
続きです。
ちょっとマニアックな部分をスナップ。


1号車の妻面のプレート。川崎重工製。


2号車のプレート。GCT01-2とは書いてありませんでした。
近畿車輛製。


3号車のプレート。東急車輌製。試作車なのでそれぞれの車両とも台車の形などに違いがあります。これは車軸の幅を変える機構が違うため。いくつかのタイプを試してデータを取っているようです。(パネルで機構が説明してありました)

1両ごとにメーカーが違うのでミョーに面白かったので撮ってしまいました。(^^;

フリーゲージトレイン

2006-07-06 13:33:58 | 鉄道写真 中国・四国
数年前に四国の高松駅でフリーゲージトレインの一般公開に行ったときの写真です。
前日にサンライズ瀬戸に乗って出発し、当日の朝に四国に乗りこむスケジュール。
四国という遠さもあってか思ったよりも人出は少ないように思えました。
これが大都市圏ならこんなにのんびりとはいかなかったと思います。
おかげでゆっくり眺めることが出来ました。
JR四国側はパンフにフリーゲージの車両が描かれたクリアファイルを付けたり、記念のオレカを売るなどそれなりに力を入れているように感じました。
やはり乗り換え無しになるように期待しているのかもしれませんね。


普段はスケジュールさえつかめない車両が目の前に。やっぱり嬉しいものです。


1号車(上記写真手前側)運転席。小さい脚立を持って行ってたのでホーム上で脚立に乗って撮りました。
それが出来るくらいのんびりしていたということです(笑)。


ちょっとアップで。


モニター部をアップに・・・あんまりわかんない(涙)


3号車(奥側)の運転席。同じなので反対側から見た感じになります。

初の箱根登山鉄道

2006-07-04 16:41:56 | 鉄道写真 関東・甲信越
鳥海山、山寺ともう一カ所、課題のために箱根登山鉄道に行ってきました。
ここも近場なので後回しになりがちで実は今回が初めての撮影です。
行った時期は鳥海山、山寺よりも前の6月1日でしたので紫陽花には早すぎました。なので深緑と列車というテーマになりました。(このせいで山寺に行くことにしたのです)


お馴染みの鉄橋です。半逆光気味の状態を狙ってたので午後3時頃ですね。
やっぱり(?)薄曇りだったので空をカット。列車の速度は遅いので1/250以下でも止まりました。緑を明るくするため露出オーバーぎみを心がけました。
今回はf4くらいでした。(空をカットするのはこのためでもあります)


2枚目。車両が4両の時もあります。川の水面に変な泡が浮いていて汚かったのであんまり川が入れられなかった・・・(涙)


川が汚かったのでいっそ川もカットしたら、と思ってやったのがこの写真。
川を入れることで鉄橋の高さを表現しようとしてたのですが、深緑と車両だけ
のシンプルな絵もいいかも、と思ってます。


ぼちぼち帰ろうかなと思って最後の撮影、珍しく青い車両が。
聞くところでは青いのはこの車両1両だけで普段は車庫の眠ってることが多いんだそうです。ラッキーだったかも。

紫陽花はまた来年ですね。

山寺(列車)

2006-07-03 22:40:19 | 鉄道写真 東北
ようやくスキャンする時間が取れたのでアップ。

五大堂より俯瞰撮影です。
仙山線を含む門前町が一望できる良い場所です。
見えている屋根は開山堂です。


天気があいにく曇り気味だったので空をカット。
半逆光気味なこともあって深緑にうっすらと霞がかかったような感じで高さと梅雨らしいしっとり感(?)が出せたかなと思いますが
いかがでしょうか?(だめでしょーか)


違う構図で撮れないかと思って1枚目の右上の集落とそこへ続く道を強調してみました。
山間の集落を駆け抜ける列車といった感じを出したかったのですが・・・。
画面上部にスキャナの枠が黒く写ってしまってますね。(汗)


開山堂と釈迦堂までを写し込めるか挑戦してみました。
17-35mm(35mm換算)のレンズがあると楽です。
やっぱりというか、実は前の2枚もなんですが、列車の存在感がイマイチ強くないんです。
これは車両がステンレス製なためなのもあると思います。
583系が走れば良いのでしょうけど・・・
秋の紅葉の季節にまた訪れたいなぁと思います。